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学校にある消火栓のボタンを押すと
学校にある消火栓を見たことがあると思いますが、
消火栓のボタンをいたずらで押してしまい学校の先生に
めちゃくちゃ怒られてしまった。
そんな経験がある人もいるかもしれません。(私はありませんが…)
あの消火栓のボタンを押してはいけない理由をお話しします。
その前に、
(消火栓って何?)
消火活動に必要な水を供給するための設備です。
※正式名称:屋内消化栓設備と言います。
![](https://assets.st-note.com/img/1715226418599-35fqk0Un9J.png)
(使用方法)
1.ボタンを押す
(ボタンを押すとポンプのスイッチが入ってしまい、
水が出せる状態になります。)
![](https://assets.st-note.com/img/1715226465304-L675k6Vtjn.jpg)
2.ホースを延ばす
3.バルブを開く
ボタンを押すと、教室や職員室に知らせる役割があるので、
押された報知器に先生が来るというわけです。
(形は同じなのに消火栓にも種類があるのですか?)
それは、2種類の消火栓があるからです。
1号消火栓
操作が難しく、1人では扱いにくいです。
操作に訓練を受ける必要があるので、
学校ならば、先生たちが行うことになります。
ただ、先生であっても2人で行う必要があります。
しかし良い点もあり、水圧が強いということと、
消火範囲が広いということです。
ホースの長さ:25m
![](https://assets.st-note.com/img/1715226600181-Yh8wR1bATr.jpg)
2号消火栓
1号消火栓よりも簡単に操作ができるようになっています。
1人でも使えるように作られています。
ホースの長さ:15m
![](https://assets.st-note.com/img/1715226610604-HdDgi1aZZb.jpg)
(易操作性の消火栓って何?)
易操作性消火栓にも1号、2号があります。
1号消火栓は難しいと言いましたが、易操作性消火栓であれば、
1人で操作することができます。
※機能は同じです。
(1号消火栓と2号消火栓の見分け方)
中を開けてみると、ホースの収納が違います。
1号消火栓は、ホースがぐるぐるに巻かれています。
(ホースリール方式と言います。)
2号消火栓は、ホースが折り畳まれています。
(ボタンを強く押すとブチって言ったのですが…)
あれは、ボタンが簡単に押せないように、
アクリル製のシートが付いています。
ガラス製ではないので、怪我をすることもありません。
(自動火災報知器のボタンを押したらどうなるの?)
消火栓よりも面倒なことになります。
勿論、火災が起きたのであれば、押すべきですが、
いたずらで押してしまうと、「火災が発生した」ということで、
ベルが鳴り響きます。
そして火災警報器と連動しているので、火災警報器も鳴り響きます。
スプリンクラーと連動するタイプであれば、放水する可能性もありますが、
仮に消火栓のボタンを押しているのであれば、スプリンクラーの水が
消火栓に行くので、スプリンクラーからは放水されないと思います。
大元の火災報知機と自動火災報知設備が連動していれば、
非常時の作動が行われます。
その結果、防火扉が閉まったり、
自動火災報知設備がエレベーターに連動していれば、
エレベーターが避難階に移動し避難を誘導します。
そうなれば、かなりの被害が起きてしまいます。
(ボタンを押したら消防隊は来るの?)
消防署とは繋がっていないので、火が強いのであれば、
消防(119)に連絡をしてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1715226851729-zMJSZmVmLO.png)
(止め方)
強く押すの上にある小窓を開け、黒いスイッチを上下に動かすと止まるものが一般的です。
![](https://assets.st-note.com/img/1715226500251-YZrKsWtpIQ.jpg?width=1200)
(最後に)
今回は、「消火栓」と「自動火災報知器」についてお話ししました。
火災が起きた場合は、必ず押してください。
絶対いたずらでは押さないようにしてください。
本日も読んでいただきありがとうございました。
引用
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