僕たちはみんなホールデン・コールフィールド
今からちょうど100年前の1919年の1月、
ある一人の男の子が生まれた。
J・D・サリンジャー
彼が書いた唯一の長編小説『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(邦題『ライ麦畑でつかまえて』)は
多くの若者を行動に掻き立てるまでに熱狂させた。
感動させたではなく、行動させたのだ。
ただの一小説なのに、だ。
彼がいなければ僕は文学部には進んでいなかっただろうし、
彼がいなければ多くの若者は学校なんてやめちゃおうなんて思わなかっただろうし、
彼がいなければマーク・チャップマンはジョン