【ATPファイナルズ】 勝ち上がり予想
先日、男子テニス年間最終戦であるATPファイナルズの組み合わせが発表されました。
グリーングループ
ジョコビッチ
シナー
チチパス
ルーネ
レッドグループ
アルカラス
メドベデフ
ルブレフ
ズべレフ
という組み合わせ。
各グループで総当たりを行い、それぞれの成績上位2名が準決勝進出というルールですが、まずは準決勝に進出できる確率が非常に低いと思う選手を挙げていきます。
2人います。
チチパスとアルカラスです。
まずチチパスに関しては、今年の彼はテニスが単調すぎるという印象を受けます。「ビッグサーブ+フォアの3球目攻撃」
これ以外にトッププレーヤーとの対戦で通用する武器を持っていない。ドロップショットやバックハンドが格下には通用しているからこそこの大会への出場権を獲得できた節はありますが、それらはATPファイナルで通じるクオリティではありません。
ひたすらバックを狙われて終わる未来が見えます。ラウンドロビンで勝てる可能性があるとすればルーネくらいでしょうが、勝てたとしても1勝2敗でラウンドロビン敗退だと思います。
次、アルカラス
私の予想ではアルカラスがラウンドロビンで勝てる可能性があるのはズべレフくらいだと思っています。しかもそのズべレフ戦も、彼の戦術次第で全然負ける可能性はあります。
というのも、今年アルカラスのプレーを見ていて思ったのは、意外とアルカラスは早いテンポのフォアの打ち合いに弱いということ。どちらかというとアルカラスはナダルのように打つ前に一瞬の間が必要なタイプであり、だからこそクレーや低速ハードのインディアンウェルズといった球足の遅いコートで無双できていたのでしょう。
じゃあなんでウィンブルドン勝てたんだよって話なんですが、実際あの試合でも第4セットでポジションを前に取り始めたジョコビッチの戦術に対応できず3-6で落とすというシーンがありました。あれをきっかけにトッププレーヤーの間でアルカラスの研究が捗ってしまったのではないかと思ってます。
そのような状態で、トリノはやや標高高めのインドアハードコート。フォアに一瞬の間を必要とするアルカラスにとっては現在好調なルブレフのテンポの速さだったり、高速ハード大好物なメドベデフ相手に不利を取ると考えています。
ズべレフ戦の結果が戦術次第だと言いましたが、ズべレフが今シーズンずっとやっているようにベースライン後方に陣取ってくれればアルカラスにもチャンスはあります。しかしズべレフが2018年ファイナル決勝戦の対ジョコビッチのようにポジションを上げればズべレフ優勢と見ています。
さて残る6人ですが、
最終的に準決勝に残る確率が高いのは
ジョコビッチ
シナー
メドベデフ
ルブレフ
と予想しています。
でも決勝カードを予想する前に、誰がグループ何位通過するのかを考えましょうか。
グリーングループ
1:シナー
2:ジョコビッチ
3:ルーネ
4:チチパス
レッドグループ
1:ルブレフ
2:メドベデフ
3:ズべレフ
4:アルカラス
(ぶっちゃけズべレフとアルカラスはどっちも同じくらいベスト4に残る望みが薄いと思っている)
多分ジョコビッチはルーネかシナーに1敗しますね。ってことで2位通過。すると準決勝でレッドグループの1位と対戦することになるんですが、ここで出てくるのがルブレフ。最近のルブレフを見るにラウンドロビンを3勝0敗で突破しても何ら不思議なことは無いでしょう。
それでもジョコビッチとルブレフの対戦はジョコビッチ優勢と予想。
そしてもう一つの準決勝シナー対メドベデフですが、これはシナー優勢と予想。
ということは決勝はシナー対ジョコビッチですか。これもなんだかんだジョコビッチ勝つでしょう
要するにATPファイナルズの面子を強さ順に並べると
1:ジョコビッチ
2:シナー
3:ルブレフ
4:メドベデフ
5:ルーネ
6:アルカラス
7:ズべレフ
8:チチパス
ということになりますね
(書いている間に段々ズべレフの評価が下がっていることには触れないでいただきたい)
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