自己療養へのささやかや試み

という、言葉がある小説を読んたことがある。
つまり(僕なりの解釈だが)自分を見つめ直すとか、叶わなかったことをフィクションとして完結させてしまうか。ということではなかろうか?
そして僕もそのささやかな試みとやらをやってみた。
それが短編として書いた「香り」は、まさにそのものです。あの作品は僕の小学生時代、実際にあったことです。なんとも言えず悶々とした思い出です。結局、あの通り誰だったのか分からずに終わりましたが、僕の中では白いシャツに染み付いたカレーのようにこびりついて心の端に見え隠れしていました。
そしてなぜかここ何ヵ月か前からそれが大々的に目の前に現れ出しました。
よって僕はそのときの思い出を、自分のいい形にして綴ることにしました。
この話ほどすらすら書けたものは初めてでした。

とりあえず、僕としてはこの思い出が目の前に(少なくとも今は)現れなくなりました。療養はうまくいったようです。

https://note.mu/murahoshi/n/n70f4e07cbb3a

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