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じりつ支援を通して笑顔と活気を拡げたい

 人生は100年時代と言われており、私はほぼ折り返し地点にいます。一方、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間を指す健康寿命は、男性では2019年時点で72.68歳(厚生労働省)であることから、私が全力で夢を追えるのはあと20年位と考えています。
 しばしば人は、人生は永遠に続くかのように錯覚し、時間の価値を低く見積もることがあります。しかし、人生には必ず終わりがあり、個人差はあれど、残された時間を統計的に試算することができます。
 残された20年で私がかなえたい夢とは何か。本noteでは、敢えてそれを明文化し、共感する仲間と繋がる契機になればと考えています。

 私がかなえたい夢は、「障がい者が経済的に自立できる仕組みを構築することと、医療従事者が自律するための教育を体系化すること」です。
 そして、障がい者が経済的に自立できる仕組みを持続可能とするために、医療従事者が自律するための教育がそのための経営資源を生み出すという循環の仕組みを構築したいと考えています。

 私は、リハビリテーション専門職の一つである作業療法士として、これまで高齢者施設や病院、在宅療養中の対象者に対して自立支援をしてきました。そこで感じたのは、自立支援は日常生活や役割の自立だけではなく、経済的な自立がなければ本当の意味で自立することができないということです。
 作業療法士は、対象者が有している機能や能力を活かすことを得意としています。そして私は、経営大学院で経営学を学びました。「作業療法士×経営学」の知識と経験を活かし、対象者が経済的に自立する仕組みを構築したいのです。

 現在私が在籍している部門は、経営戦略部です。ここでの私の関心は、部署長の育成と組織マネジメントの強化です。
 医療従事者の動機づけの多くはプレイヤーとして対象者と接することであり、マネジャーとしての昇任や昇進を躊躇する人が多いのが実状です。一方、病院の組織構造は、医療提供体制の効率化に伴い、部署やチームの細分化が進んでいます。これにより、組織内のセクショナリズムはより複雑化しました。また、病院における部署長の育成と組織マネジメントの課題は、全国共通の課題です。
 経営大学院での私の研究テーマは、組織マネジメントとリーダーシップでした。また、以前の私は、120名規模のリハ部門のマネジャーを務めていました。最近では、組織マネジメントとリーダーシップに係る知識と経験を講演する機会が増えました。講演の機会は、医療従事者の自律を支援する教育の体系化のイメージを具体化してくれました。このイメージを、自社に限らず全国で具現化したいのです。

 以上が、かなえたい夢の概要です。
 限られた20年でどこまでできるかはわかりません。ただ、20年を過ぎても、これらを持続的に成長させる必要があります。したがって、このかなえたい夢は、少なくとも20年以内には形にしたい。そして、これを引き継ぐ後進も育てたいと考えています。

#かなえたい夢

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