12/15 ZOOM人狼会反省録 後編

中編(第2戦・第3戦)の続きです。

https://note.com/murabito_kibou/n/nb966c578331d


4戦目 まる狼少年
7人村 狼狂占狼少年村2狸

狼少年:村陣営だが占い結果は人狼と出る
狸:ゲーム終了時生存で単独勝利。噛まれても死なないが占われると呪殺される。人狼と相互に確認することができる

初手「はいはいはいはいはい!狼少年です!!!」と力技で確定させに行くプレイングも考えたが、とりあえず穏やかに会議を始める。

初日に占い2名がCO。
今回のルールでは初日から占いの権利があり、占い先が同一に。結果もいきなりパンダとなる。
これによってパンダの方は狼でありうるが狸ではないことが確認され、吊りは見送ることに。

続けて、占い誤爆を防ぎグレーを狭めるべく狼少年を先に出すことに。
じんわりと手を挙げ、まるが狼少年をCO。対抗がなく確定となる。

村人より「狼少年が唯一の白確だ、進行指示をもらっては?」と意見が上がる。
言われてみればその通りなのである。
しかし全く心の準備がなかった狼少年、パニック。
グレーから指定しようとするも声は小さく、果てはGMをプレイヤーと誤認するなどゆるゆる白確プレーを発揮。
(自分がグレーなら間違いなく吊られてました)
はっきりと発言・吊りの対象者を明言できないまま投票時間となる。

投票は自由投票。とりあえず皆の投票傾向を見ながら心を落ち着かせる。
寡黙気味のグレーの話を引き出すべく自身の票を後に回し、2名の票数を合わせて決選投票を希望する。

グレー2名の弁明、1人目のグレーは対抗のTシャツの柄に呼応し「自分はO型である」と主張。
2人目のグレーもそれに便乗、自身のTシャツにある通り「自分はB型である」と主張。
まさかの弁明でも全く情報が出ない事態に陥る(笑)

その後の投票は会議時間から疑念の多かった2人目のグレーが怪しいとされ、そのまま吊られる。

2日目、残り5人。初日に白目の高かったグレーの死体が発見される。
初日白を打った占いは、自身のO型を主張するグレーに白を出す。
初日黒を打った占いは、狸を溶かしたと主張。

しかし後者の占いにその黒出し先から、死体が1つしかないことについて指摘が入る。
占いで狸を溶かしたことが真実だとすれば、噛みが被らない限り死体は2つ発見されるはずなのだ。
「狼は狸が分かってて噛んだのか?」厳しい指摘に占いは動揺する。

一方、初日白を打った占い目線では対抗占い以外全員の白が確定。
対抗黒先と一緒に占い吊りを強く主張する。

その時、場を引っ張るべき白確であるまるの頭はショートしていた。
初日に狸ケアの対抗相互占いが推奨されていたはずだが、どちらもその意見に従っていない。よって占いの内訳は真狼も真狸も、真狂も可能性がある。
起こり得る可能性も、両占いの目線も追いきれていなかった。
(狐や狸が入ると可能性のある組み合わせが増えるので、盤面整理の難易度が爆上がりします・・・推理のレベルの向上が必要ですね)

そんなまるが唯一思ったことは「狼は狸をわざわざ噛まない、それはごもっともだ」である。
よって初日白を打った占いを真決め打ちすると宣言。
その主張に従い票を合わせ、初日黒を打った占いを吊り上げる。

生き残った占いが真ならこれで終わるはずだが・・・それでも、夜は終わらなかった。

翌朝、白確まるは死体となる。残り3人。
生き残った占いは狂人CO。人狼にっこり。
残された村人は嘆き、尊厳を守るべく自ら画面を消して自死を選ぶ。

まるも画面の前で絶望した。人狼は狸をわざと噛んでいたというのか。

しかし、まだ戦いは終わっていなかった。

投票時間。占いは人狼に票を投じる。驚く人狼。
村人に「諦めるな!勝てるぞ!」と声がかかる。
そして自死した村人、まさかの復活。
(なんというドラマみたいな展開・・・・!?熱い、熱すぎる)

生き残った占いは真。初日に黒をぶち抜いていた。結果を騙っていたのである。
最後まで狂人を騙り抜いた真占いの超ファインプレーで狼は吊られ、村人の逆転大勝利となった。


7人村とは思えないドラマチックな展開。
まさか最終日に諦めの自死からの大復活を見るとは(笑)

真占いさんが初手狼をぶち抜き、それを確定させることなく結果騙りを行ったことに強いチャレンジ精神を感じます。
もし狼を確定して放置する進行になれば、真占いは狸を討てないまま噛まれていたでしょう。

騙りも安定をとらない進行もカッコいいですが、それをきちんと結果に出来るのはレギュ知識や予測力・状況に沿った適切な動きが地盤としてあってこそ。
今回の参加者さんの思考の深さ・プレイングの幅広さには、試合を重ねる度に驚かされてばかりです。


5戦目 まる占い
10人村 狼2狂占霊狩村4

初手(あまりにも霊能率が高い)霊能が1人COし、確定。
占いCOはタイミングの探り合いが続いたが、自身が疑われたことを皮切りに騙り占いが動き、即行でその対抗まで登場。
真占いまるは恐る恐る3人目にCOし、占い3COの状況となる。
(決して3CO目を狙っていた訳ではなく、勢いある2人のCOにただ呆然としていました)

占いロラで村は同意。2番目で出た占いがその動きから狂人だと判断され、最初の吊り先となる。

2日目、まるは村人に白を打ち、対抗占いはグレーに黒を打つ。
霊媒は初日吊り先の白を申告。
それによって、対抗占い目線では「まると黒打ち先の2狼」が確定。
まる目線では対抗の黒打ち先を白とすると「対抗占い狼+グレー2人の中から1狼」という状況になった。

占いロラは続行、生き残りたいまるは自身目線の黒位置を確定させてほしいと訴えて対抗吊りを主張。
村の冷静な推理からもその主張は呑まれ、対抗の占い騙り狼が吊り上げられる。

その夜、次こそ黒だ!と自信を持って決めた占い先がまさかの白(謝罪案件)
翌朝の噛みは確定していた霊媒が優先される。

占い結果を申告し、まる目線の盤面は「自分(真占い)、白を出した村人×3、グレー1、対抗占いの黒先1」となる。
実に分かりやすくグレー吊りを主張したかった・・・ところだったが、グレーは「まるは真だと思う、対抗黒先がLW」と強いパッションを発揮。
さらに占いの真偽がつかない素村目線では、まると対抗黒先の2狼で翌日RPPが発生することが警戒される。
対抗黒先を先に吊っても良いのではないか?と村人に説得され、まるは翌日に待ち受ける自分VSグレーの信用バトルを恐れながらもその提案を承諾。

村の意見が一致して対抗黒先が吊られ、恐れていた信用バトルは訪れることがなくそのまま村人勝利となる。
占いを騙った狼は攻めの「身内黒出し」を試みていたのだった。


この試合も村人の皆さんの説得に助けられました!!圧倒的感謝
自分の目線では対抗黒先の人を吊ろうとは思えませんでした(笑)
自分が真占いで自分の結果が正しいと分かっているとなかなか素村目線の考え(=村の起こし得る判断)に思考が行き届かないので、村人からしっかりとした意思表示があるとそれだけで助けられると感じます。
意思表示、立場と意見の共有、とっても大事。どの立場でもそれが出来るようになりたい。

3日目に残ったグレーの方のパッションも凄かったです。
私目線黒濃厚のお相手、情報を持っているとつい思考をロックしがちですが、動きや発言をしっかり見てそれ次第では精査を見直すことも大切だと考えさせられました。

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