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【ライブレポ】スクールアイドルミュージカル 椿滝桜女学院高等学校スクールアイドル部『後夜祭アルバム!』リリースイベント【スクミュ】

2024年8月29(木)、学校で部活動としてアイドルに励む女の子たちの成長を描く「ラブライブ!」シリーズの完全新作ミュージカル「スクールアイドルミュージカル」のライブイベントが行われた。

東京・池袋のサンシャインシティ「噴水広場」で行われたこのイベントは、同月21(水)に発売されたミュージカルとしての2枚目のアルバム『椿滝桜女学院高等学校スクールアイドル部 後夜祭アルバム!』の発売を記念したもので、ステージには、椿ルリカ役 堀内まり菜、皇ユズハ役 浅井七海、天草ヒカル役 小山璃奈、若槻ミスズ役 西葉瑞希(順不同、敬称略)の4名が登壇。歌にダンス、そしてトークで場内を大いに盛り上げた。
またイベントの観覧はフリーであったため、平日のしかも昼過ぎからの大雨があったもかかわらず、多くの観客が地下1階から最上階まで押し寄せた。

噴水広場の巨大スクリーンに流れる、アルバム視聴映像。
4階までギャラリーで埋まっていた。

⚠️本レポートでは、そのイベントの様子を綴っていく。
また、ミュージカル本編や「後夜祭」、キャラクターについても触れるため、ネタバレを避けたい方は注意されたい。

幕開け

巨大スクリーン流れていたアルバムの視聴動画の再生が止まり、「大変長らくお待たせいたしました。」というスタッフのアナウンスによって、会場は大きな拍手と声援に包まれる。
下手側から登場した4人はステージ右手から小山、堀内、浅井、西葉の順に位置につく。

「それでは早速一曲目、聴いてください!」
堀内の曲振りから披露されたのは『未完成ドリーム!』。

同曲の作曲はラブライブ!シリーズではお馴染みの畑 亜貴氏で、美しいピアノのイントロが印象的である。キャッチーな王道ポップスながらも、ライバル校同士での合唱というのが、シリーズ通して新しいことが始まるのだという期待と高揚感で包んでくれる一曲だ。
「スクールアイドルミュージカル」テーマソングということもあり、1曲目ながらも観客のコールも仕上がっていた。


「みなさん、こんばんはー!!」
観客からの返事を合図に、堀内がシリーズについての説明を始める。
「『スクールアイドルミュージカル』は、『ラブライブ!』シリーズ初の完全オリジナルの新作ミュージカルで、この作品のために書き下ろされた新曲とともに10人の少女たちと叶える青春学園ドラマとなっています!」

続けて、今回のイベントのメインである『後夜祭アルバム!』について、2024年1月に上演された「文化祭&後夜祭スペシャル公演」で披露された楽曲が収録されていることを紹介。

作品の紹介を進める堀内に、
「 あれだよね…自己紹介しよっか!」と西葉。
「あ!そうでした!失礼しました~(笑)」と返す堀内。
一段と気合が入っているミスズ部長とお茶目なルリカさながらのやり取りに、おもわず会場も笑いに包まれた。

自己紹介が終わると衣装の話に。
2024年1月公演で着用したものと同じステージ衣装で、アルバムのジャケットにも同じ衣装を着たキャラクターが描かれている。

衣装のお気に入りポイントとして、それぞれ
小山:椿咲花、滝桜をイメージした緑とピンクが使われているところ
西葉&
浅井:浅井と西葉の二人には髪飾りとしてのミニハット
堀内:メンバカラーのお花があしらわれているところ
 を挙げていた。


MCが終わると2曲目に。
退場する堀内と小山、ステージ中央に移動したのは西葉と浅井。
この二人を目の前にした観客からは声援があがる。
「それでは聴いてください、『主役になれない主役』。」

同曲は皇ユズハ、若槻ミスズによるデュエット曲。
2人にはそれぞれ椿ルリカ、滝沢アンズという仲間でありライバルがおり、タイトルの通り主役に成りきることができない主役というNo.2の立場からの心情を描いた楽曲だ。
1月の追加公演から導入された「Wキャスト制度」によって当時には実現しなかった初演キャストの組み合わせに会場は感動の渦に包まれた。


2人とバトンタッチし、ステージに現れたのは堀内と小山。
3曲目は後夜祭はじまりの曲、『今すぐはじめよ!』
タイトルから連想できるように、「Let's do it!(やってみよう!)」というポップでアクティブな歌詞が印象的で、歌唱メンバーの、椿ルリカ、来栖トア、天草ヒカル、三笠マーヤの4名にぴったりの楽曲である。


曲が終わると、4人が揃って登場。
「初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれないんですけど、本当に皆さん一体となって盛り上がってくださってうごく嬉しかったです!」と会場全体に感謝の気持ちを伝える堀内。
また、後夜祭アルバムについて「他にもいろんなメンバーの組み合わせだったり、バラエティ豊かな楽曲が収録されています!」とアルバムの魅力もしっかり伝えると、いよいよ最後の曲へ。


「みなさんに心を込めてお届けしたいと思います。『夢はドコカラ』!!」
同曲はアルバムの最後に収録されており、今回のライブのトリにもってこいのフィナーレを感じさせるナンバーである。それと同時に、まるで「椿滝桜」としての新たな始まりを紡いでくれているような希望に満ちあふれた一曲である。
1曲目『未完成ドリーム』と同じく「夢」について綴られたこの楽曲は、1月の公演から7ヶ月間待ち続けたファンたちと、これから椿滝桜に出会う人たちに夢のようなひとときをみせ、万雷の喝采のなか終演を迎えた。


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今回発売されたアルバムは現時点ではサブスク配信の予定がなく、通販サイト「A-on STORE」でのみ購入することができる。ぜひ入手して後夜祭の感動を何度でも楽しんでほしい。

また、スクールアイドルミュージカルは次回公演が決定している。詳細は未定だが、こちらも併せてチェックしたい。


最後にスクールアイドルミュージカルのさらなる発展と、2025年公演成功の願いを込めて、ステージで花咲く乙女たちにこの曲を贈りたい。

歌い 踊り 舞台が跳ねて
君に とどけ
今宵高鳴る その名・・・・・・

『花咲く乙女』帝国歌劇団
作詞:広井王子
作曲:田中公平

その名・・・・・・「椿滝桜女学院高等学校 スクールアイドル部」

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