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手持ちスキル「日本語」で海外のクラウドソーシングサイトでどのくらい稼げるようになるのか?私の働き方実験 #研究報告書

こんにちは。新しい働き方LAB研究員1期生のむらこです。

私は2021年6月より新しい働き方LABの研究生として活動をしてきました。今回この記事では『手持ちスキル「日本語」で海外クラウドソーシングサイトでどのくらい稼げるようになるのか?』という私の研究の半年間の結果をお伝えします。

◆実験の目的と背景

まず実験の目的はスキルセットを変えることなく、そして誰もがスキルだと思っていない母国語である「日本語」をスキルとして、需要のある場所(=海外クラウドソーシング)では仕事を得ることができるのか?一体どのくらい稼ぐことができるのか?を検証することです。

背景は、仕事の少ない地方住まい、長い仕事のブランク、高くないスキル、子育て中、実家が遠いという求職をする上でのデメリットの多く、仕事が見つからなかったことからでした。

そこで、たまたま出会ったウェブエバリューターという仕事。AIの機械学習のためにウェブサイトを評価する仕事でしたが、一番重視されていたのが「ネイティブ」であることでした。

このことから「ネイティブ」「日本語」の需要のある場所がどこかにあるのではないか?と気づき、「海外クラウドソーシング」のプラットフォームで仕事をすることに至りました。

◆検証したいと思っていたこと

検証したいと思っていたことは、自分がスキルだと思っていない「日本語」が実は視点を変えたら強力なスキルになるのではないかということです。

海外で仕事をするには英語力が大切だと全ての人が思っています。でも本当にそうなのでしょうか?私も英語は話せます。でも英語は日本を一歩でたらコミュニケーションツールであって、英語の他に何か強みが必要です。

「日本語」を使う人が少ない所で「日本語」をスキルに仕事を探したらきっと需要があるに違いない。そしてその「需要がある場所」は誰でも利用ができる海外のクライドソーシングで検証をすることにしました。

◆研究活動の概要

①海外クライドソーシングプラットフォームのリサーチ(6月)

まず、海外クライドソーシングのリサーチに一か月使いました。日本語での情報が少なく、逆に英語では情報がありすぎて精査が難しかったです。

一つ一つのプラットフォームの利用方法や利用料、プラットフォームの傾向や利用者数などをリストにまとめ、その中からまず「UPWORK」という世界でも一番利用者の多いフリーランスプラットフォームを利用することに決めました。

②UPWORKでの案件獲得(7月)

7月はUPWORKを利用して実際に案件獲得にむかいました。

UPWORKは海外版のランサーズのようなイメージですが、実際はフリーランスと認められないと利用ができず、そのため経歴書やプロフィールなどをしっかりリサーチして作りこむ必要がありました。

また、日本でもクラウドソーシングのプラットフォームを利用の経験がなく、その中で、料金設定や提案文の作成などを行い全てが情報がほどんどない中での初めての経験でした。

③案件獲得(7月)

案件探しを始めたその月にとんとん拍子で仕事が決まりました。決まった案件は以下の通り。

・日本人顧客向けのカスタマーサポート(中国メーカー)

・バーチャルアシスタント(イタリアの輸入代理店)

・音声タスク(単発)

④業務開始(8月)

ここからは決まった仕事に取り組むこと、そして平行して良い案件探しをしました。

⑤新しい仕事の紹介(9月)

輸入代理店の上司より、知り合いのNPO法人の立ち上げサポートの仕事を紹介される。そして代理店の仕事のタスク量も増量される。

◆結論と根拠・気づき

<結論>

海外クラウドソーシングサイトでは、稼ぐことができる。そして、「日本語」は強みになるスキルである。

10月の私の収入:30万円/月

<根拠>

・以前は私程度のスキルなんて沢山いて仕事に合格をしなかった。

・私の地域は事務職が1000~1200円程度の時給なので、それより収入を得ることが出来た。

・仕事を探し始めてすぐに提案が通った。

・面接時に「英語がそこまで得意ではない」ことは伝えてあるが、みな「日本語」が出来る事を重視した。

<気づき>

日本語の需要は確かにありました。英語力を重視されるケースもあるけれどされないケースもある。大切なのはその場所までいく行動力。

自分に「スキルがない」のではなく、マッチングしないだけ。自分のスキルの需要とマッチングする場所を探すことで仕事は見つかる。

◆研究に関する考察・これから

<考え方・価値観>

実験を通じて、「行動することの大切さ」を実感しました。

ずっと「主婦だし子育てが落ち着いたらね」が口癖でした。

色々なアイディアを妄想しては行動しない。それが何年も何年も続きました。仲のよい友人とも「何かしたいね」が口癖でした。

でも行動することは実はそんな難しい事ではないし、最初は小さく始めたらいい。自分が思ったことやりたいことはできるだけすぐやろう、やってみようと価値観が変わりました。

そして、ありきたりですが世界が広がりました。

<具体的な成果・仕事・働き方への影響>

・実際に仕事を得ることができた。

・収入が上がった

・新しい分野の仕事にも挑戦できた。

・在宅で子供のそばで仕事をすることができた。

・日本の地方に住みながら、海外で働くことができた。

<これから>

・海外クラウドソーシングで仕事ができることが分かったので、もっと色々な仕事に挑戦してみたい。

◆全体振り返り

新しい働き方LABでの活動は、私の人生に大きく影響を与えたと言っても過言ではないくらい、とても貴重な体験でした。

長い事「何かをしてみたい」が口癖になっていましたが、主婦であることから一歩踏み出すのを怖く思っていました。

そんな私の背中を押してくれた新しい働き方LAB。感謝しかありません。

そして、半年間一緒に活動をしてきた研究員の仲間たち。完全オンラインという初めての経験で初めての距離感の仲間たち。

コミュニティーで素晴らしい仲間に囲まれながら活動をすることで、継続と挑戦、そして発見が増えたことは新しい気付きでした。

これからの私の目標は継続と実行。どんな素晴らしいアイディアも継続しなければ形にならない。そしてアイディアは実行しなければ世に出ない。頭の中にあるものは外にだして、そして実行して、そして継続をする。これからの私の長い人生の終わらない目標は新しい働きかたLABから学びました。

私の実験は継続しますが、一旦ここで終わります。ありがとうございました。

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以上が「#私の働き方実験」の最終報告書となります。もし、良かったらTwitterでも随時活動を発信していますので覗いてみてください。

本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の一環として、
私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。

「すごくなくても⾯⽩くなくてもユニークじゃなくても、その人が「やってみたい」ことなのであれば良い。
必ずしも世間一般でいう「新しい働き方」でなくても、その人にとって新しい一歩になるのであれば良い。」

そんな言葉にひかれて始めた実験です。よろしくお願いします。

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