腹式呼吸で健康に。
北塩原村には、月に2回スポーツ吹矢の愛好者が集まる場所がある。
北山吹矢愛好会。
活動場所は、北山地区にある構造改善センター。
14名の会員が在籍し、スポーツ吹矢を楽しんでいる。
平成28年3月に発足。
村民だけではなく、隣の喜多方市からも6名が加入。
健康法としても注目されているスポーツ吹矢。
その魅力とは。
スポーツ吹矢とは
腹式呼吸法を用いる健康法と、日本古来の吹矢を融合させ、ルールを定めてスポーツ性を持たせた競技。
生涯スポーツとして、老若男女誰もが楽しめる。
また、天候等に左右されることなく、1年中楽しむことができるののも魅力のひとつ。
年齢、性別、体力差による格差は少なく、ほぼ対等な競技が可能。
矢の初速は、速い人で時速100km/hを超える。
必要最低限の自発呼吸ができれば競技することが可能であるため、障がい者スポーツとしての普及も広がりつつある。
効能
腹式呼吸を行うことで、自律神経の活性化、免疫力向上等の体調の改善。
普段の生活では使わない肺のデッドスペースまで使うことによる肺機能活性化。
標的を狙うことにより、集中力の向上とストレス解消。
腹筋・背筋のトレーニングにもなり、誤嚥防止の効果もあるのだとか。
いいことづくめである。
礼で始まり礼で終わる
ただやみくもに矢を吹いていいわけではない。
矢を吹く前に、まずは的に向かって一礼。
1回あたりの持ち時間は3分で、その間に5本の矢を吹く。
的の中心に近いほど点数は高く、7点、5点、3点、1点と分かれている。
満点は35点。
全ての矢を吹いたら、再び的に向かって一礼。
身体のほかに、心も整える。
年間表彰
日々の成績は全て記録している。
年1回、忘年会の席上で表彰式をするためである。
これにより、参加率が上がっているのだとか。
休憩TIME
大事な情報交換の時間。
毎回女性陣がお茶菓子を準備してくれるのだそう。
現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、対面を避け、感覚をあけてのお茶飲みとなってしまっている。
今後の展望
現在スポーツ吹矢に取り組む団体は村内で1つである。
今後は村内全域に活動範囲を広げ、交流大会を開催したいとのこと。
以下、代表の渡部さん談。
クラブの目的は、仲良くコミュニケーションを取ること。
いつでも門は開いています。
一緒に楽しみながら健康になりましょう!
まとめ
発足から3年ほどしか経過していないが、着実に会員数を増やしている。
会員数が増えているということは、それだけ「健康な人」が増えているとも言えるだろう。
北山吹矢愛好会。
楽しみながら健康づくりと仲間づくりができるところが、最大の魅力である。
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