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令和の若者たちのお仕事はどうなの

昨日は昔々のOL日常でしたがそのつづきで

あの頃の「事務の女の子」「会社の女の子」たちは、平日は夕方五時で仕事から上がるのが通常だった。

「良いところ」と称される職場は、「嫁入り前の女の子を遅くまで働かせるようなことはしない」ものだとされていた。

男女雇用機会均等法以前の民間企業のことだ、一般職や総合職の区分けも無かった。賃金の格差は、男性職員か「女の子」かの違いだけだった。

それが当時の「壁」だった。

最近の若者の稼働状況はどうなのか

週四十時間労働となったが、休憩時間は労働時間に算入されないのは当たり前ではあるが、8:30~18:00が勤務時間で午前午後に15分ずつ昼休みは1時間なのだから計算は合うのだが、1時間30分の休憩をきちんと取れる職場はどれくらいあるのだろう。

接客業などでは、待機時間は稼働時間内に組み込むように法律上はなっているが、細切れの待機時間を休憩時間に算入し、それすらもまともに取らせてもらえない。休んでいない休憩時間分が、稼働時間から減らされてはいないのだろうか。それの言い訳に「労働基準法がうるさい、働く場がなくなると君も困るだろう」「全てはお客様のために」だったりしないか。

昨年の塾講師の求人で

一コマ90分1600円からのチラシがあった。この田舎で時給1000円以上の求人は稀だ、アルバイトとしては高給なのだ。

その一コマの授業のために、最低でも10分は早く出勤して授業の準備をしなければならない。そして90分授業をした後、生徒の学習状況の報告書をまとめる。それら一連の作業を含めて一コマなのだ。純粋な時給は800~850円になるだろう。

それでいながら「生徒の皆さんのため」に「プロの塾講師として」の自覚を求められる。

レストランのアルバイトスタッフとして

私の息子も大学生時代にウエーターのアルバイトをしたのだが、マネージャーからシフト変更などの連絡が授業中に頻繁に入るようになった。雇用の際の打ち合わせでは、授業に当たる時間帯は返信は出来ないと明示していた。

先方は急いで返信を欲しがり、「仲間との連携することを考えよ」「仕事をしている以上、職場に迷惑をかけるべきではない」と説教をしてきたという。

いわゆるブラックバイトというものであろう。

学業があるから、空いた時間でアルバイトをするのであって、アルバイトのために学業が疎かになるのは本末転倒ではないだろうか。

雇用主が必要な時間帯に必要な人員を埋め込むため

そのためのコマとしての短時間雇用では無いはずだ。

時間から時間での契約のはずの、フルタイムでの時間を労働に使えない事情があっての、アルバイトやパート職員なのではないだろうか。

美辞麗句を並べ立てて、若者を稼働へと駆り立ててはいけない。

雇用主と労働者は対等な関係で、雇用契約で結ばれているのだ。

私も一経営者であり雇用主として、そうで、あらねばならないと考えている。

【今日も途中ですが、明日へと続くのです】


#働くを自由に #雇用すること #雇用されること #ブラックバイト #顧客第一主義 #年寄りのひとり言


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