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アベノマスクがすべての基準になる

4月1日といえば、アベノマスク。

2020年4月1日、安倍首相は
「全住所に2枚、布マスクを配る」
と。

ウソでしょ? エイプリルフールだろ、
と思ったがそうじゃなかった。

115億円の保管費を含めて、
540億円といわれるアベノマスクプロジェクトは、
ほんとうはいくらかかったか、まだわかってない。
政府は、黒塗りでのり弁当みたいな情報公開しかしてこなかったからだ。

今年の2月28日に大阪地裁から、
「なんぼかかったかちゃんと説明し〜」
という判決をいただいた。
(国は控訴せず3月15日に確定)

アベノマスクのおかげで、
それまで品不足だったマスクが流通し始めたとか、
オリジナルな布マスクをつくるようになったとか、
一部はそうした効果もあったんだろうが、
行政資料を残さない、か、書き換える体質の政府にしろ、
行政資料を捏造だといいはる気質の政府だから、
ほんとうはどうだったのか、わからず終いになるだろう。

だけどアベノマスク、ほんとうはいくらかかったかわかったら、
異次元のとか倍増とかの政策予算と比較する基準になるだろう。
「アベノマスクに540億円(仮)だったのに、子ども予算はこれだけなのか?」
「アベノマスクに540億円(仮)だったのに、教育予算はこれだけなのか?」
「アベノマスクですら540億円(仮)だったのに、……」

モリカケもサクラも有耶無耶になりそう。
せめて全住所に配った(はずの)アベノマスクは、
ちゃんとはっきりさせて欲しい。