見出し画像

いつの間にかフリートークの委員会

「議会だより編集特別委員会」の2回目。

「議会だより」は釜石市議会の広報誌。
1年生ながら委員長を拝命した(自分で手を挙げてざわつかせた)わたしは、
編集会議だと思っていたら、ちゃんとした委員会なので、
「じゃあ、チェックインからやっちゃいましょうか」
で始められるものではなく、
「出席を確認します。欠席ゼロ、遅刻1、定足数(4)に達しておりますので、本日の会議は成立しました」
という委員長宣言から始めなければいけなかった。

委員会、めんどくさい……。

事務局が用意した台本に沿って議事進行。
「お願いしたい」「いかがか」みたいな調子の原文を、
「お願いします」「いかがでしょうか」にみたいに読み替えたり、
「イベント等」「写真等」の「等」を「など」で読んだりしていると、
「委員の了承を得る」
と、ト書きまで読みそうになってあわあわいってごまかす。

会議は、ページごとの内容の確認と、記事を書く人の割り振り。
議会日程とか委員会名簿とか事務的な記事はすでに事務局が書いていてくれてて、
ラフ刷りまでできてて、あとは記事を入れていくだけ。
出来上がり完成モノのイメージが具体的になっているので、
これはありがたいなあ、と感激した。

堅苦しい雰囲気も、しかし長くは続かない。
委員会だから発言は挙手→指名→発言、となるはずだが、
そんなもん一回もなかった。
あーしたいこーしたい、それはダメだなぜならあーだこーだ、
それは慣例として、いや慣例ってなんだ、
あーだこーだ、できない、やってみましょう、
ここはひとつ慣例にしたがって丸く収めましょう……。

フリートークでいい感じに雑然となりながら、会議は進んでいく。

30日月曜日締切の原稿に対して、25日の定例会閉会直後に、議員全員チャットに異例のリマインドメッセージを委員長として打った。
昨日(27日金曜日)の会議のあとにももう一回打つことを提案しいたら、
「NO」。
理由は
「一昨日リマインドしたばかり」「(慣例として)締切は守りますので」
と。

土日をはさんで月曜日が締め切り。だから金曜日にはぜったいにリマインドをしなければいけない、というわたしの「締切は破られるもの」感覚とは違った。
議会は性善説、というか、お互いを信頼しあっている。すてき。

激論があったので15分オーバーで会議は終了。
ちょこっとした発見もあって、めんどくさいなんてことはまったくなく、
なかなか楽しい編集会議だった。