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「スペシャル」よりも「ユニーク」でありたい

KKのOCに「市民枠」で参加した。
KK=かまこく=釜石市国際外語大学校
OC=Open Campus=学校説明会
「市民枠」=クチコミでかまこくの良さを広げて欲しい人。または「推し」

教室でのプレゼンテーションのあと、
貸し切りバスに乗って鵜住居へ。
根浜のオートキャンプ場とビーチ、うのスタ(釜石鵜住居復興スタジアム)、いのちをつなぐ未来館、魚河岸テラス、を回った。
オープンキャンパス、というより、オープンフィールド・ミュージアム(OFM)そのものだ。

校長の竹内新也さんの話がよかった。
「オープンキャンパス、っていうのが好きじゃない」
そもそも和製英語である、ということはこの際置いておいて、
「釜石市国際外語大学校のキャンパスは、365日、地域のみなさんにオープンになっている」
だから、特別にわざわざ「オープンキャンパス」なんていわなくていい、と。
「それに、キャンパスは釜石の街全体でもある」
このふたつはわかりやすいフレーズではあるが、
よくよく考えると哲学的でもある。
「無」や「ゼロ」の思想につながる。

「そもそも、スペシャル、というのも好きじゃない」
教室でのプレゼンで、どなたかが「今日はスペシャル企画としてww」といったのかもしれない。あいにく聞き逃していた。
「スペシャルランチとかスペシャルディナーとか、ろくなもんじゃない」
たいそうな偏見ではあるが、同意する。
ファーストフードなどの「季節限定」「期間限定」メニューに、美味しいものがあったためしはない。定番の、たとえば「牛丼、並」が一番うまい。

「スペシャルではなく、ユニークでありたい」
と。

「キャンパスは、釜石の街全体」
とはすなわち、オープンフィールド・カレッジ(OFC)構想に通じる。
街全体が学びの場。
市民みんな、一人ひとりが学び合う街。
それがオープンフィールド・カレッジだ。

KKのOCははからずも、OFMでありOFCを具現したユニークなものであった。
(教職員学生参加者読者、誰もそんなこと思ってないだろうけど)

魚河岸テラスのスペシャルジェラート。……スペシャル?あかん!
姉妹都市のフランスのディーニュ・レ・バン市名物アンモナイトをかたどったチョコ。スペシャルジェラートにちょこんと入っている