脱「起業ノウハウ」


起業をしてみたいと思ってはいるものの、どこから始めればいいのか分からない。

他の起業家の人のノウハウを読んでなるほどと思うものの、多分そのまままねしてもダメで、自分で考えたやり方じゃないと結局は三日坊主になってしまうのだろう。説得力が有る方法論を読めば読むほど自分が出来ていない気がする。
すごいなと思う人は多分その人の文章力も関係しているのだろう。どんな内容でも書き方によっては賢く響く。

例えば、

「私が実践したのはひとつだけ、毎日同じ時間に起きて、目標としている自分をイメージし、そのために今日はこれだけをすればいい、と自分に思い出させました。他の人とは比較せず、自分のやりたいことをひたすら考えていました。」

とか言われたらなるほどと思うけど、


「起業を決めてから1年間、まずは過去に成功したスタートアップ起業家、クリエイターの方法を暇があればひたすら読んでいました。するとこの人はこうしたけどこの人は違うやり方をしたでも自分ならこうするかもしれないと自然に自分のやり方が見えるようになったんです」 

と言われればそれはそれでなるほどと思える。「やったのはこれだけ」とか「毎日実行」とか言われると自然にすごいと思えてくる。相反した理論も両方正しく聞こえてしまう。ここですごいのは多分ブレないという事実であり、継続したという自負であり、やっている内容はあんまり重要じゃないのかもしれない。

フォレストガンプだって走り続けただけで映画の主人公になったのだ。

自分なりのやり方を見つけるために書き続ける、がとりあえず今の目標。

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