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【海外子育て】初めて聞く言葉は7回経験して初めて認識される

赤ちゃんの脳がいくら吸収力がいいからと言って、初めから何もかもインプットするのではなく、7回違う背景でそれを経験して初めて認識するという研究結果がアメリカの児童発達の情報紙に書いてありました。

特に抽象的な言葉の場合は一つの状況だけでは把握しきれないのは当たり前といえば当たり前。

3歳になった息子は一回聞いただけですぐに覚えてしまうときもありますが、後になって、「えーとあれなんだっけ」と聞いてくる時もあるので、やっぱり記憶に定着するには数回の訓練が必要なんだと思います。

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これは大人の言語習得にも言えると思います。

英語必修単語1000語とかでひたすら英語、日本語と見比べているよりも、英語のクラスで勉強した単語が見た映画に登場したら、興奮して一気に覚えてしまう、とかはよくあることですよね。

子供の外国語学習においては、テレビなどで英語の単語が出てきたらすかさず、これは〇〇ちゃんの持っている本にも出てきたね、とかスパイダーマンはこれを☆☆と言うよ。一緒に言ってみよう!とか、なんらかの形で日常に登場させるといいのかなと思います。

これが体系的に学ぶ、と言うことなのだと思います。

ドイツで通ったドイツ語の学校で使う教科書が単語を覚えるということに重きを置いていなかったなあと思い出します。日常のエピソードとか、どうでもいいことばっかり書いているなーとかなんとなくモヤモヤしたのを思い出します。実際はどうでもいいことばっかりではなく、後々役に立つものなんですが、何単語覚えたと数値化できないのは不安要素を残します。

日本の受験教育でとにかく1500語これは覚えておくべき的なものをいつも示されてきた私にとっては必要な単語を網羅できないというのは恐怖に近いものがあるんですよね。

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そうそう。なんとなくやった感が出ないんですよね。暗記しないと。ま・る・あ・ん・き。暗記ってつらいじゃないですか。あれをやってこそ勉強した!って気がする。

でも実際記憶に残る効率性を考えたら、ニュースを聞いて、新聞を読んで、漫画を読んで、映画を見て、をしていれば結構な量の単語に頻繁に出くわします。長文読解問題をひたすら読むというのも単語丸暗記と同じくらいつらいので、好きな映画のスクリプトを読んでみる、とか好きなYoutuberのチャンネルを理解してみようとするとか、楽しい要素を入れたほうが効率はぐんと上がると思います。

日常で新しい言葉に出会うきっかけ仕掛けてあげる。

なんで私は忘れっぽいんだろうと悩んでいる人にとっては、まだ7回違う状況でこの言葉を経験していないからだわ、と腹をくくって、気長に言葉との出会いを探し続けましょう。

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