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サブドミおじさん【田中】

こんばんは。田中です。

あと、めっちゃ良くない?

と最近思ったので、この気持ちを共有したい。
いわゆる相対音感(移動ドの音感)の方には「ド ラ♭ ソ ファ ミ」と聞こえるであろうこのフレーズの話です。
ので、「ドラ♭ソファミ」フレーズと呼ぶことにします。絶対音感の民たちも慣れてください。

※サブドミナントマイナー(IVm)とは、キーに対しての相対度数でコードを説明する時コードの呼び方の一つです。Cのキーの曲ならFマイナーのコードが、Gのキーの曲ならCマイナーがサブドミナントマイナーなります。
※といっちょ前に説明したものの、田中は音楽理論を詳しく知りません。知らない人も安心して読んでね。
※楽譜の書き方は自己流だし、この後出てくる耳コピのコード譜面とかも適当です。自分のバンドの曲のコードさえ間違ってるかもしれません。ご承知おきください。

胸騒ぎのシーサイド - ムノーノモーゼス

まずはこれを聴いて、どんなフレーズの話をしてるのか理解してほしい。
問題のフレーズは、2サビ終わり(02:34~)にメロディーの裏側のリードギターのフレーズとして出てきます。

楽譜におこすと、以下の部分です。

この赤枠の中が「ドラ♭ソファミ」

「舞い上がる風」の「がるかぜ」の裏で鳴ってるギターのフレーズですからね。覚えた?この感じ覚えてね??コードの響きの感じも覚えたね?

次いきます。

NEKOMUSUME - AIRCRAFT

関西でよく一緒にライブさせていただいている男女ツインボーカルのバンドで、突き抜ける明るさで音楽ファンからもバンドマンからも愛されまくりなロックバンド、AIRCRAFTのライブ定番曲!
テンポチェンジが印象的なこの曲ですが、サビ(01:06~)に「ドラ♭ソファ ミ」フレーズが使われています。

この「ドラ♭ソファミ」フレーズは、2音目に臨時記号(#とか♭とか♮)とかが付いてくるんですが、臨時記号が付いてくるということはこの音がメロディーの「肝」になってるんですよね。
それを裏声と地声の切り替えの位置に持ってくることで、「て(C♮)」が効いてくる感じがして、好きだ~~!!

どんどんいきます。

タイム・トラベル・プランナー - Nagakumo

「ネオネオアコ」を掲げ人気急上昇中のロックバンド、Nagakumo。こちらも関西でのライブでよくご一緒させていただいております。
名曲が多すぎることでおなじみですが、その中でも初期のタイム・トラベル・プランナーのサビ(00:44~)で「ドラ♭ソファミ」フレーズが登場します。

コードが全然自信ありません。

「ドラ♭ソファミ」フレーズ直前まではハモってて、「計画を」でオクターブユニゾンになるというのがポイントですね。
ていうかNagakumoは結構コーラスが好きです。
Nagakumoはサウンドとかテンション盛り盛りのコード進行や精神性や間違いなく超絶技巧なホウダソウのドラムとか好きなところを上げたらキリがないんですが、ギターのレイジ君がコーラスで声張り上げるところが、なんというか、力(リキ)が入ってて良いんだよなあ…

次でラスト、最後はちょっと変則です。

Sweet Dreams - ムノーノモーゼス

また自分のバンドの曲なのですが、昨年リリースしたミニアルバムから一曲紹介します。
サビのバックでのピアノのフレーズとして「ドラ♭ソファミ」フレーズが演奏されています。ラスサビ(03:00~)が分かりやすいので、ラスサビでご確認ください。

ピアノパートは最高音だけを拾っています。

変則と上述したのは、今回はコードがサブドミナントマイナー(Key=Dの場合のGm)ではないという点です。
使われているEm7♭5は、Gm7の構成音の中からFを半音下げただけなので、かなり近い響きのコードということになると思います。

ここでちょっと制作秘話的な話を、、
この曲のこの箇所での「ドラ♭ソファミ」フレーズは、レコーディング当時にベースを担当していた岡崎がベースで入れようとしていたものでしたが、ベースで弾くとあまりに「効きすぎる」ので、曲とのバランスを考慮した結果採用に至りませんでした。
ただし、代わりにピアノで入れてみたらいい感じで、ピアノのフレーズとして採用されることになりました。
Sweet Dreamsはここ以外にも各パートのフレーズをメンバー相互で意見を出しあいながら作った印象があり、その結果として、繊細で緻密なアンサンブルを完成できたと思っています。
個人的にはこのミニアルバムの中でもかなり気に入っている曲です!


考察:「ドラ♭ソファミ」フレーズとは何か

を書こうと思っていますが、本日はここまで。
後日書き足します。
Musescoreで楽譜作るのめっちゃ大変だった

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