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「だって君はリスク取ってないでしょう?」 (キッズ向け) #RIZIN34

格闘技選手に石を投げているキッズ達へ

 何のリスクも背負わないで、人生で勝負したことのない人間が、リスクを背負って勝負してる人間にごちゃごちゃ言ってんじゃないよ。そんなことだと君たちの人生は、いつまで経っても満足したものにならないよ。そんなSNSなら止めてしまって自分の人生と向き合って何か勝負してみてくれよ。君たちの若くて貴重な時間は、SNSをやるためにあるんじゃない。(むにお)

元・格闘技選手の筆者から、格闘技キッズへの手紙

 キッズ達に伝えたいこと

 むにおでございます。私はこれまで、格闘技ファンが選手に対して石を投げるのは格闘技という競技の中に元来的に〝狂気〟が含まれており精神が未成熟な格闘技ファンほどその作用によりどうしても冷静でいられなくなり〝狂人〟になってしまう、とお話してきました。今回のテーマは、何故自分の人生でリスクを取ったことがない格闘技ファンほど選手に石を投げてしまうのか、そして、そんなキッズの末路についてお話をしようと思います。

 筋の通らない野次

 格闘技ファンと他競技ファンの野次には明確な違いがあります。例えば、「競馬」「競輪」「競艇」「野球」 のファンの野次には好意があります。熱狂的に応援していたのに負けた、そんな時にその選手やチームに向かって野次を飛ばします。あくまで選手のことを応援している野次なので、筋が通っていると思いますし個人的には全然アリな石の投げ方だと思います。

 しかし最近勝ちが続いている朝倉未来選手のファンが連敗した平本蓮選手や萩原京平選手にクソリプを飛ばしたり、逆に絶対王者の堀口恭司ファンが朝倉兄弟を見下すようなことを話したり、嫌いな選手を下げて好きな選手を持ち上げるだけのSNSはただの嫌がらせだなと思います。普通の人なら好きな人を持ち上げる際は、その人のイメージを落とさないように、顔に泥を塗らないように、良い行動に出ることが良識ある人間の普通の姿だと思います。普通のサラリーマンをしていても、それは同じことだと思います。会社の評判を落とさないように、社員は出来る限り評判を落とさない努力をするはずです。

 本音をさらけださない格闘技ファン

 ではなぜ多くの人は格闘技選手に石を投げるのか?

・嫉妬
・妬み
・僻み
・選手が自分の好きな選手を批判したから
・嫌なことがあって気分を晴らしたかった
・無職で他にやれる事が何もない

 どこか思い当たる節はないですか?このようにしょうもない理由で選手に石を投げている自分の本心にどこかで気づいて虚しさを感じていませんか?どうせ石を投げるのであれば、その本音も包み隠さず選手にぶつけてしまえば気が済むのではないか、そんな気すらします。

「私は平本蓮くんの人生が羨ましくて嫉妬しています。同じ歳なのに自分の人生と比べるとかなり差を感じてしまいます。せめて石を投げさせて下さい。試合負けてしまえ」

こんな感じで本音をさらけだせば、選手も見ている側も理解に苦しむことはないでしょう。私が言いたいのは、他人を傷つけて自分の慰めにするなら、せめて自分達のダサイ本音をさらけ出して、恥をかくくらいの事はして欲しいという事です。 「恥と引き換えにして共感を得るくらいのリスクを取れ」ということです。捨て身で周りの関心を集めるなら、そこから新しい何かが生まれることもあるんです。

 その末路

 それではこれを踏まえて、格闘技選手に石を投げる少年の末路についてお話したいと思います。

 先ほどもお話したように、格闘技ファンで選手に石を投げてるような人達は、選手に嫉妬し、人と比べ自分が劣っている、と思っている人ばかりです。格闘技ファンというよりも、こういう人間の末路は決まっていて、友達や恋人や仕事も失くして部屋に引きこもって過ごす寂しい老後を迎えます。そうでなければ刑務所に行くことになります。大袈裟だと思うかもしれませんが、これは現実に起こっていることです。

 ヤクザといったそういう世界で生きてる人達の話ではなく、一般の人の話をしています。一般の人が思っているよりも、意外に簡単に刑務所というものは入ってしまいます。他人と比べたり、人に嫉妬しているような人は、心が不健康なので犯罪に手を染めてしまうハードルはかなり低い人種です。

 当たり前の日常に感謝できず、1日1日を大切にできない人というのは、すでに心の病に陥っています。そういう人が刑務所には何人もいます。 刑務所に入って出てくる人の大半は、日常のありがたさをすごく感じています。それが本来の健康な心を持った人の姿だと思います。

 自分の人生を全うする

 正直なところ、私は格闘技ファンのことなんてどうでもいいと思っていました。 しかしこうして格闘技ファンの事を見ていて気がついたのは、世の中の多くの人は、自分の人生に満足していないということです。

 私はSNSを始める前、世の中の多くの人は他人のことなんて気にせず、自分の人生を全うして生きているものだと思っていました。

 しかし現実はそういう人ばかりではありません。ましてや人生これからだという格闘キッズ、若年世代までもが自分の人生に満足をせず、一瞬の承認欲求を満たす為に、努力をしている選手に石を投げている。この事実に私はとても驚いています。

 格闘技に夢をもらい、格闘技のおかげで満足のいく人生を送れている私としては、せめてこの若年世代の格闘技ファンには気づいて欲しいなという思いがあります。自分に満足できるかできないかは結局、自分の行動が全てです。SNS で他人の足を引っ張っている限り、一生満足した自分になんかには出会えません。もしこのnoteを読んだ人の中に、自分に当てはまる人がいたら今日からでいいです。今すぐ格闘技選手を叩くのを止めて、自分のことを考える時間に使って欲しいと思います。余計なお世話かもしれませんが、目の前で溺れている人がいたら手を差しのべるように、当たり前に今回このnoteを書かせてもらいました。多くの格闘技ファンに届き、同じ格闘技ファンの人生が少しでも良くなる事を願っています。(終)

(読んでくれてありがとう。だけどこれで終わりじゃないんだ。実はまだ続きがある。「だって君はリスク取ってないでしょう?」(成人向け)にこちらに書いたものに加えて新たに解説コラムを追加したからそれも読んでみて欲しい。待ってるよ。)

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引用元:Z李さん(新宿租界)
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