アイデアをボツにする力がついてきた

全くこのnoteの更新をしていないのだけれど、下書きはたくさん書いていて溜まっている。しかしどれも仕上がらないだろう。どれもこれも、ネタを思いついて推敲するうちに「これ面白いのか本当に?」という気になって書きやめてしまうのだ。まあボツと変わらない。要はバカがバカなりにスランプに陥ったというようなところだろうか。

若い頃は、あんまりそういう脳みそがなかったので「まあ内容まとまってないけどいいや!ワーイ」みたいなノリで公開していたが、流石に社会人としてもキャリアを積んで来たし、迂闊な発言はできないしだいぶ慎重になってきたと思う。つまらない大人になってきているような気がするが、直近の下書きを見直すと、出勤途中に便意をもよおしてトイレに駆け込んだら、脳内でビートルズのPlease Please Meが再生され、サビが「肛門、肛門…」に聴こえた、みたいな事が書いてあるので、こんなひどいネタを完成させずに放置する、というのは正しい判断ができているのだと思う。

今日も面白い事を思いついたのだが、とある欠陥が見つかったのでボツネタとして紹介する。

最近、娘(1歳7ヶ月)に絵本を読んでやっているのだが、子供って同じ本をめちゃくちゃリピートさせるからものすごい読み飽きてしまうのが困っている。どうにか自分も楽しめれないか…と思って思いついたのが、「子供がいつものやつだと思って聞いていたらどこか違っていて、唖然とする顔を見る」というテーマの絵本を作る企画だ。企画名は、「え?ほん」。(一応商標も調べたけど登録されてなかった)世のパパママは絵本のエンドレス読み聞かせにはほとほと疲弊しているはずなので、ニーズはあるはずなのである。子供が、いつものやつだというワクワクを持つ必要があるので、名作絵本のパロディが中心になる。

第一弾として、かがくいひろしさんの名著の「だるまちゃん(が)」をパロった「ダルマチア(が)」というものを考案した。ダルマチアとは、アドリア海あたりらへんの地域のことだ。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%81%E3%82%A2

だるま風のキャラが、あのノリで「ダ・ル・マ・チ・ア・が…」


998年、ヴェネツィア共和国の領域下に入った。


みたいな感じでシュールにオチる、という思いつきだった。これは最初めちゃくちゃ興奮して、やべ…ヒットするんじゃね?と思ったのだが、いざパロディのキャラクターを描こうと、本家のだるまちゃんの本を見たら、「だるまちゃん」ではなく「だるまさん」だった事が分かり、自分のクソバカさに愕然とした。「だるまちゃん」と「ダルマチア」の語感が似てる事が面白いのであって、本家が「だるまさん」であるならばそもそもパロディになっていないのであえなくボツにした。企画のテーマとしてはいいはずなのでまだ考える余地はあるだろうか。

このような感じでアウトプットが昔に比べて恐ろしく減っているが、まあこれも成長過程の一つなのかもしれないと思い、のんびりやっていこうと思う。

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