ピアノ始めました(体験教室申込〜終了までのレポみたいなもの)
きっかけと思い出と不安
きっかけ。
…というほどの何かがあったわけでも無いんだけど、ふとピアノ弾いてみたいな〜と思ったのです。
もしかしたらPPPPPPに影響されたのかもしれない。ファンタくんかわいいね。
とはいえ、ピアノなんてそもそも音符すら読めなくて(かろうじてドはわかる。なぜならなんか横棒入ってるから)、楽器経験は小学校での鍵盤ハーモニカ・リコーダー、音楽発表会?みたいなやつでやった鉄琴木琴くらい。
クラシック? え、わからん…年末によく聞くのは新世界だっけ…?ベートーヴェンって顔こわくない……?
みたいな、そんなあまりにもあまりある音楽バブ(アラサー)がいきなり教室へ行って良いものだろうか…? そもそも大人向けの教室ってあるのか…??
不安に思いまず調べてみると、世の中では私のように大人になってから音楽を習い始める人もそう少なくないようで、私の生活行動範囲圏にはいくつもの大人向けピアノ教室があった。
しかも天下のヤ○ハさんには『はじめてピアノ』なんてレッスンコースまで設置されていた……流石すぎる…。体験教室の申し込みもwebから出来るなんて…(電話苦手ウーマン)
この時点で心はほぼヤ○ハに傾いていた。というか音楽素人からするとヤ○ハってだけで信頼がおけてしまう。
もちろん他にも初心者向け教室を開かれているところは個人や法人問わずいくつかあったんだけど、立地的に一番通いやすくて月謝も良心的なお値段(一回60分の月2回レッスンで7000円ほど/ここは教室によると思う)だったので、というのも理由。
と、いうことで早速体験教室の申し込みを決心。
うだうだ調べているうちに、つい昨日までwebから申し込み可能となっていた直近の体験日が電話からのみ受付となっていたので、受付の方に「エッ?そんな歳で教室来るんですか?」みたいな感じ出されたら泣いちゃうな…と思いつつ意を決してお電話。
しかしそこはさすがのヤ○ハ。
ヤ「お電話ありがとうございます!ヤ○ハ音楽教室です」
私「アッ(裏声)、あの……ピアノの体験教室をっ、申し込みたいんですが……」
ヤ「ありがとうございます。ピアノのご経験はありますか?」
私「全くないです…楽譜すら読めなくて…」
今思えば別にここで楽譜読めないことを白状しなくても良かったんだけど、受付のおねえさんは鼻で笑うこともなく、とはいえ超初心者だからと対応を子供にするように変えることもせず、優しく丁寧に接してくださって本当にありがたかった。
電話申し込み時に聞かれたことは
・音楽経験
・何をみて体験教室を知ったか
・グループレッスンと個人レッスンどちらを希望するか(私はグループレッスンを希望しました)
・連絡先
くらいで、割とあっさりだった。web申込だとまた違うのかもしれない。
(あとピアノのコースはいくつかあるけど、初心者ということを最初にアピールしたおかげか特に何も言わずとも『はじめてピアノ』にしてもらえた)
そんなこんなで受付が完了し、あとは当日行くだけとなった。
余談だが小学生低学年くらいの頃、一度だけ母にピアノを習いたい、と進言したことがあった。なぜなら友人が習っていてかっこよかったから。
しかしむにた少女は非常に飽きっぽかったため、そのことを危惧したのだろう母は習いたいのならある条件をクリアしろ、と言ってきた。その条件とは以下ただ一つ。
『これから3ヶ月、学校から帰ってきて毎日鍵盤ハーモニカで1時間弾き続けられたら良いよ』
私は喜んでその条件を快諾した。そんなこと楽勝だと思っていたのである。
尚、当時母はバリバリのキャリアウーマンであまり家にいなかったし、私が帰宅しても家の中には誰もいないのが常だった。1時間弾き続けられたら、とは言いつつだれもそれを観測しないし、教えてくれる人もいないし、しかも教材といえば音楽の教科書くらいしかない。
結局、鍵盤ハーモニカは2日しか弾かなかった。おわり。
体験教室当日
当日は特になにも持ってこなくて大丈夫ですよ~と受付時に言われたので、本当に何も持たずに教室へ向かう。まじでなにも考えていなかったので、もし入会するなら必要だろう印鑑とかすら持っていなかった。
そんなポンチが足を踏み入れた駅ビルの中にある教室は入り口からしてシックな雰囲気で、気圧されている私の横を楽器を背負った人が事もなげに通りすがっていくものだから「本当にこんなド素人がええんか…?」と更に尻込みしてしまうものの、意を決してえいやっと受付に行って名前を告げると、お姉さんは今日使うという楽譜を差し出しながら「ロビーでお待ちくださいね」と微笑んでくれた。
ロビー(という名の休憩スペースのようだった)には至って普通のパンフ系のものからガラスケースに入った楽器まで展示してあり、しかもその楽器が『初心者モデル』と書かれつつもまあまあいいお値段だったので、音楽ってやっぱ余裕のある人の趣味なんだなあ…と思いました。
悲しくなってきたので受付で渡された楽譜を見てみる。
体験教室用にいくつか譜面を抜粋したものらしい。
正直この時点ではまっっったく何もわからなかったし、やっぱりドしかわからなかったので10秒でスマホをいじり始めてしまった。
そこから数分待っていると受付のお姉さんが来て教室へ連れて行ってくれて講師と引き合わせてくれる。この講師がとってもフレンドリーな方で、楽譜も一切読めないことをお伝えしても「このコースを受ける人みんな最初はそんなものよ~」と笑ってくれたので、少し気が楽になった。
連れていかれた10畳程度の教室にはピアノが5台ほどあり、既に2人ほど他の生徒方がそれぞれピアノを弾いている。『はじめてピアノ』のコースなのに、お二方ともかなり流暢だ。(電子ピアノにヘッドホンを着けて自分の音しか聞こえないようにしているため音は聞こえないが、手さばきが初心者のそれではなかった)
ここで先生よりグループレッスンの進め方を簡単に聞いた。
グループといえどレベルがそれぞれ違うので、一回60分ほどのコマの中で一人当たり15分ほど先生に見てもらいながら弾いて指導をもらい、そのほかの時間は自主練習。最後にみんなで合わせて曲を弾いて終わり、ということらしい。
ヘッドホンをしているとはいえ他の方が指導されているときの音は聞こえてくるし、その逆もまた然りだろう。刺激を受けあうのでサボり癖がつきやすい私にはぴったりのシステムだった。
挨拶もそぞろに、さっそくレッスンを開始するという。ピアノの前に座ったとき、楽になったはずの気がナリを潜めて、はじめて本当の意味で「やばいな」と思った。だって本当にピアノなんて弾いたことがないのだ。やってみたいとは思いつつもそれが出来るとは限らない。出来なさすぎて呆れられたり、時間が押して他の生徒さんに迷惑をかけてしまったらどうしよう、とぐるぐる考えてしまう。
私が怯えていることに気が付いたのか先生はまず譜面に書かれている番号から教えてくれた。左右共に親指が1で…みたいな感じだ。
尚、先生は『ト音とヘ音はわかると思うけど~』と説明をすっ飛ばしたが音楽バブはそれすらわかりませんでした。(家に帰ってからググった)
とりあえず番号に沿って弾いてみようということで、先生がリズムを取ってくれる傍らでぎこちなくも指を動かすと、覚えのある曲がピアノの音で聞こえてきた。
知っているメロディを弾けている!となった瞬間、ぶわっと楽しさがこみあげてきたのを覚えている。不思議なもので、テンポや強弱はガッタガタでも音階さえ合っていれば素人の耳にはそれなりに聞こえてしまうのだ。
そこからはもうひたすらに楽しかった。
左手の使い方も教えてもらい、終わり頃には渡された楽譜(よろこびの歌)くらいであればとりあえず両手で引けるようにはなっていた。
しかし普段動かさない部分を使うせいか、たかが50分程度でも弾いていれば甲が痛くなってしまった。(この話をピアノ経験者の友人にしたところ、グランドピアノなど鍵盤が重いものならいざ知らず電子ピアノでもそうなるなら慣れるしかないね、と言われた。頑張ります)
そうして一時間があっという間に過ぎ、私は受付に戻り「入会します」と告げたのだった。
その後
(気が早いことに)某家電量販店に寄って電子ピアノを見繕ったり、手持ちのipadに入っていた楽器アプリで簡単な譜面を弾いて遊んでいます。
初心者用のエリーゼのためになら何とか弾けました。楽しい……。
レッスン開始は7月。待ち遠しい~~!!!!
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