乃木坂46 2期生ライブの話
3月28日に行われた2期生ライブのレポ的ななにかです。いまだに余韻がすごい。
"乃木坂らしさ"を誰よりも追求してきた2期生
2期生からは乃木坂らしさへの強いこだわりを感じる。
Platinum FLASHの未央奈のインタビューにあった、乃木坂の飛躍に対し『1期生が喜んでいた事に喜ぶ2期生』の姿。
「努力、感謝、笑顔」を冠したセンター企画。
絢音ちゃんのセンター曲前のコメント、
純奈ちゃんの選曲と涙、
ライブの至る所に、1期生への深いリスペクトと、乃木坂らしさへのこだわりがあった。
乃木坂らしさとは、1期生かと言われると、個人的には少し違う気もする。
翌日の1期生ライブでも改めて感じたが、1期生は乃木坂らしいと言うよりも、乃木坂そのもののように思える。
半分以下に人数が減っても、どれだけ破天荒な企画をしても、彼女たちが乃木坂なんだと。
乃木坂らしさとは、そんな1期生に魅せられ、乃木坂というグループを志望した2期生が、追いかけ続けた結果生まれた概念なんじゃないだろうか。
そのものがそのものである限り、らしさ、という概念は無くて、そうでないものがそれを求める時生まれる概念がらしさ、なんだと思う。
大好きで憧れた乃木坂らしさを、追いかけ守ろうとしている2期生。
2期生は戦士、異論は認めません。
"2期生"だけど、個の物語
2期生はしばしばその絆の深さが取り上げられる。もちろんそれも2期生を2期生たらしめる大きな要素だし、魅力だ。
だけど今回のライブでは、2期生、という括りをかき消すような、個の物語が見える瞬間があった。
れなちがセンター企画で選んだ「君の名は希望」。
学業との両立でうまくメンバーと関われなかったこと、ファンに冷たい言葉を浴びせられたこと、選抜に選ばれていないこと、それでも努力を重ねた結果、沢山の外仕事でグループに大貢献していること。
そして、彼女も彼女なりに2期生を愛していること。
いつの日からか孤独に慣れていたけど
僕が拒否してた この世界は美しい
悲しみの雨 打たれて足下を見た
土のその上に そう確かに僕はいた
彼女自身の物語が歌詞に重なって鮮明に聴こえるような、はじめての感覚だった。
同企画の中で純奈ちゃんが選んだのは「サヨナラの意味」だ。ANN主催の幻の2期生ライブでも語ったその曲への、センターを務めた先輩への思い。
橋本奈々未さんの卒業から数年を経ても、その思いは過去のものではなく、
いっそう鮮明に今もあるのだと、あまりにも綺麗な涙が物語る。
誰かへの一途な思いがこんなにも見ている人間の胸を打つ。
未央奈の卒業と乃木坂2期生の新章
ご存知のとおり、この2期生ライブは堀さんの卒業ライブでもあった。
この日に至るまでのインタビューや、Abemaの特番でも語られたが、堀さんは誰よりも2期生全員、にこだわっていた。
スタッフに「こだわりすぎるのは良くない」と言われても、信念をぶらさず、ずっと同期を信じてきた。
堀さんのその信念が、2期生の絆を揺るぎなくしたんだと思う。
先頭をゆく人にそんなに思われているなんて、そんな心強いことはきっとない。
だけど堀さんの2期生への思いは、同時にその思いに応えられない葛藤も生んでいた。
堀さんへのメンバーの言葉は前向きな物ばかりで無く、「ごめんなさい」「申し訳ない」「悔しい」と思わず漏れてしまったような苦しい言葉が多々あった。絢音ちゃんの寂しさと悔しさに、子供のように泣いていた姿は、ちょっと忘れられない。
(絢音ちゃんがあんな風に泣くなんて…すずほり恐るべし…)
そんな言葉や思いは聞いているこちらも切なく悔しくなるようだったけど、堀さんとの最後のライブが飾らない本音を曝け出せる場であることが救いのようにも感じられたのも事実だ。
2期生の新章が始まる、
そう感じたのは、嫉妬の権利 から 今、話したい誰かがいる と続けて披露された時だった。
未央奈の選抜落ち、2期生選抜0人のシングルという苦い過去をなぞって、
だけどそれを完全に振り切るようなパフォーマンス。
このぞくぞくするような昇華を、この見応えあるライブをたった8人で成し遂げたこと。
未来を感じずにはいられなかった。
堀さんが卒業することで、2期生の露出がさらに減るのではと危惧していた人はきっと多い。
私もそう。
だけど、
ゴルゴンゾーラをゴルゴンゾーラたらしめる、みりあちゃんの独特で心地いい歌声や、
移動の横顔まで絵画のように絵になる蘭世ちゃんは今回のライブでも新発見で、
2期生の可能性も魅力もまだまだ無限大なんだと思えたし、これからが本当に楽しみだ。
乃木坂46の堀未央奈
2期生の堀さんはもちろん最高なんだけど、最後のアナスターシャで、1.3.4期がサプライズ登場した時は、本当に嬉しかった。
ここで泣かなかった人いるの?ってくらい泣いた。
堀さんは2期生のヒーローであるけど、乃木坂の功労者でもあると思っていて。
彼女が後輩に、言葉で、姿で残したものは計り知れない。雑誌のインタビューに、メンバーのモバメやブログに、そして何より登場した先輩や後輩の表情が雄弁に語っていた。
だからこそ、彼女の最後がみんなに見送られるものであったことが嬉しかった。
堀未央奈さん、卒業本当におめでとうございます。
ほんとに、ほんとに、毎秒、残らず最高のライブじゃなかったですか???(圧)
私はこの先もずっと絢音ちゃんと2期生が大好きだと誓った日になりました(重)
2期生よ永遠なれ!!!
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