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パートナーがカジュアルに嘘をつきます。 #お悩み相談No.25

1. 質問内容

■お悩み
恋愛・夫婦関係・パートナーシップ

■ご相談・ご質問内容
パートナーがカジュアルに嘘をつきます。2人で話し合いを重ねた結果、自己愛性パーソナリティー障害に合致する特徴が多いので、専門の病院に行って適切な治療を受けようというところで合意しました。

それからまだ2週間ほどしか経過してませんが、まだまだカジュアルに嘘をつく習性は治らず、その度に傷つく自分がいます。

パートナーも治療は前向きに考えてくれているようなのですが、治療期間の私の心の持ちようなどを教えて頂けるとありがたいです。

■性別
女性

■年代
35-39才

■ご感想
いつも楽しく拝見してます。
自分が質問するのは初めてですが、どうしても解決したい問題だったので、勇気を出して質問してみました。
どうぞよろしくお願いします。


2. 回答

こんにちは。むねをです。

嘘にフォーマルもカジュアルもありません。嘘は嘘です。

じゃあ嘘はなんのたのためにつくのか?ほとんどの場合、”嘘”は、自己保身のためにつくものだと思います。

彼氏さんは、脆い自己愛が傷つくのが怖くて、”嘘”という自己保身を頻繁に身に纏うようになってしまったのかもしれませんが、人は自己保身のためにしている行動を、なんらか理由をつけて自己正当化してしまうものです。

だから、彼氏さんの中では”嘘”をつくことに対する感覚が他人よりもカジュアルというのはその通りなのかもしれません。

特に、心が怯えているからこそ自己保身しているわけですから、怯えている人が自分の弱さや間違いを認めることは、一朝一夕には出来ることではないですよね。

ただ、ドレスコードがある場所にパジャマで来る人に、「人それぞれだよね」といって肯定してあげる優しさと、「あなたのそれは、ズレてるよ。」といってあげる優しさがあるとしたら、彼氏さんに今必要そうなのは後者なのだと思います。

他人の間違いを指摘するって労力のいることで、さらに、ただ指摘するのではなく、「あなたのことを受け入れているよ」と相手に伝えながら間違いを指摘するというのは、片手間にはできないことだと思います。多忙だったり自分のことで不安がいっぱいの人にはそれがなかなかできません。

幼い頃に、そうやって本気で向き合ってくれる大人が周りにいなかった場合、自分の間違いに気づくことすらもできないばかりか、もっと大事なこととしては、「間違ったとしても、私はここにいていいのだ」と、失敗や過ちをしても自分の存在そのものには傷がつかないという体感を得る機会を持てなかった可能性があります。

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