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オファーを辞退して思うこと〜キャリアコンサルタントが1年間就活してみた⑨

前回からの続き。
読んでない人は先にそちらからどうぞ!

今回はオファーをいただいたものの
私としては失敗のカテゴリーに入る
苦めの経験です。


オファーをいただく

経営者の話をひたすらに聴く、
ということにシフトすると
最終面接では緊張せず
むしろ楽しみになりました。

そして結果、たまたま同業種の
2社からのオファーをいただくことになります。

大きな会社さんではなく
社長のリーダーシップが強く
レガシーな文化が残る業界。

売上は好調なので
仕組みを整えたらもっと伸びるだろうな
やりがいがあるだろうな

そんなことを考えながら
最終選考まで進みました。

面接での好印象

私が企業さんをいいなと思った点、
大きくふたつありました。

ひとつめは代表の方のお話を
じっくり聴かせていただけたことで
自分が入社した後のイメージが明確に描けたこと。

創業者であり、代表である社長さんは
創業のきっかけや今のお困りごとのお話を
オープンに話してくださる方でした。

たまたま同じ業界の2社だったので
レガシーさが強く残る業界の課題や
ニッチな領域での成長の可能性を感じたり。

お金まわりの部分を効率化できたら
社長さんはすごく楽になるし、
業績もめちゃ伸びるだろうな、
と思えました。

そしてふたつめ。

「子育て中」ということをネガティブにとらえられなかった

これはかなり珍しい体験として心に残ります。

たいていの面接では
「子どもがいながら仕事を遂行するリスクを
どう担保できるか」
という視点で質問されることが多くありました。
(そこが就活でもっとも違和感を感じるところでもあった)

まあ、考えてみれば当たり前で
小さな子どもがいるということは
ディスアドバンテージと捉えられ
複数の候補者がいた場合は、
優先順位が下げられるのです。
(子ども関連のビジネスをしている企業は別ね)

そして経営側は
「その課題はあくまでそれは本人が解決すべきこと」
として捉えられている、
ということなんですね。

子連れ就活で感じるこの世知辛さよ。

しかし今回受けていた
2社の社長さんは私と同世代で
ご家族もいらっしゃったのだろうと思います。
(あまり深く考えていなかっただけかもだけど)

子連れ就活の壁は厚いけど
こういう経営者の方もいるんだなと
面接後は清々しい気持ちで
入社意欲が傾きます。

そしてオファーをいただくのですが…

肝心のテレワークができなかった(え!

そもそもなんでそんなところ受けちゃったの?
とお思いですよね。
(私もそう思う)

実はそのとき、なぜか
テレワークできなくても
時間の融通がきけば大丈夫、
と思ってしまっていたんですね。
(だからあれほど軸が大事と言ってたでしょ)

オファーをいただいてから夫と相談し
時間の融通はきいてもらえそうではあったものの
「やっぱり無理でした」という結果になります。

なぜテレワークの優先順位を下げてしまったか。

そろそろ決着させたいという焦りがあったり
子育てに理解のある経営者さんに魅力を感じたり

それゆえ交渉でテレワークも可能になるだろう
という甘い考えが湧いたり

そんなのがあったのかな。

いくら経営者の話を聴けても
自分の軸が揺らいだらあかんでしょ。。。

という皆さんのツッコミが耳に届くようです。

辞退して得る学び

今思うのは
辞退はできれば避けたい。
相手がすごく時間をつかってくださることに対して
申し訳無さすぎるので。

特に経営者の方となると、
その時間の価値はいかばかりか。

おそらくそれは企業側もいっしょで
応募者に最後の最後で不採用を連絡するときは
同じ感情を抱いているのだろうと思います。

だからやはり大事なのは
一次面接で応募者も企業を徹底的にスクリーニングする。
違和感を感じたらそれ以上進まない。
それがお互いのためなのです。


今日は自分の失敗話で
いつも以上にオチがない…
次回最終話、なるか!?

キャリコンが軸ぶらしちゃだめじゃん!!
と叱咤激励してくださる方は
♡でどうぞ…

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