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お雑煮の話

この記事は、EEIC Advent Calendar 2022 の1日目の記事として書かれました。

こんにちは。むなです。アドカレの季節ということで年末年始も近づいてきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。そろそろおせちやお雑煮に思いを馳せ始める頃だと思います。ということでこの記事では、私が毎年食べている、我が家のお雑煮について書いてみたいと思います。
EEICは忙しいので普段自炊をしないし食生活も荒れているという方も多いでしょうが、年末年始くらいは色々トライしてみるのも良いかもしれません。特にヤマもオチもない話ですが、よろしくお願いします。

きっかけ

去年の年末は冬コミに遊びに行っていたり1月4日から期末試験がある(!?)クレイジーな日程だったこともあり、帰省せず東京で年末年始を過ごしました。
その結果、お雑煮とかおせちとかを食べたいなら完全に自分で調達する必要がありました。地味に大変だったし、せっかく作ったなら記事のネタにしようかという次第です。西のお雑煮ばっかりなので、東のとの違いとか面白かったりしないかなというのもあります。
なお、以下で示す作り方はあくまで参考の流れであり、実際はかなりサボったり適当にやったりしています。

お雑煮①

我が家のお雑煮は三種類あり、三が日で一種類ずつ食べていく感じです。まずは一種類目、父方の家(兵庫)のお雑煮です。

作り方

  1. 昆布で出汁をとる。

  2. 雑煮大根の皮を剥き輪切り、里芋(小芋)の皮を剥き半分に切る。雑煮大根なんて見当たらないので普通の大根で代用。

  3. だし汁の中に雑煮大根、小芋、焼き豆腐、焼かない丸餅を入れて炊く。丸餅を入れるタイミングが早いとドロドロになるので注意。

  4. 白味噌を入れる。

  5. 盛り付けて、花かつおを載せて完成。

お雑煮①

オーソドックスな白味噌のお雑煮です。鰹節の風味がよく白味噌に合っているので、なんなら具なしで鰹節だけでもそれなりにいけそうな雰囲気があります。なお、美味しいからと調子に乗って鰹節を入れすぎると味が濃くなって喉が痛くなってきます。

お雑煮②

二種類目は父方の家(兵庫)のお雑煮の二つ目です。

作り方

  1. 昆布で出汁をとり、酒、醤油、味醂で味付け。

  2. 水菜の根を切りサッと茹でる。

  3. クジラ肉を切り片栗粉をつけサッと湯に通す。クジラ肉なんて見つかるわけがないので鶏せせりで代用(塩を振ってトースターで焼く)するが、それすらなかったため適当な鶏肉で代用。代用の代用とは?

  4. 角餅を焼く(丸餅だけでも余りそうだったので角餅は買わず丸餅で代用)

  5. 出汁、水菜、肉、餅を盛り付けて完成。

お雑煮②

すまし汁タイプのお雑煮で、材料調達難度(主にクジラ肉)がイカれているため正しい形で食べた記憶がほぼない代物。クジラにするとかなり生臭さが強かったはずなので、もうずっと鶏肉でいい気がします。鶏肉だと普通に美味しいので。 

お雑煮③

三種類目は母方の家(徳島)のお雑煮です。

作り方

  1. 昆布と鰹で出汁をとる。

  2. 大根、人参、里芋、マナ(根付き小松菜で代用)を銀杏切り。

  3. だし汁に切った野菜を入れる。

  4. 野菜が柔らかくなったら白味噌を入れる。甘すぎる場合は普通の味噌を少し混ぜる。

  5. 餅を入れて少し煮て完成。

お雑煮③

ザ・お雑煮という感じの白味噌のお雑煮で、私の中ではお雑煮といえばこれです。美味しいのですが、白味噌だけだと実際かなり甘いので食べ終わる頃には塩辛いものが恋しくなっている感じです。おせちの味って割と濃いのでそれの前に食べると考えたらちょうど良さそうです。

大変だった点

・尋常じゃない量の材料になる
近所のスーパーで適当に材料を見繕ったところ、一人分には多い量でしか売っていなかったため材料がダダ余りに。お雑煮が日替わりな都合で、使いまわせない上に量の多い小松菜と水菜が難敵でした。水菜はシーチキンとマヨネーズと混ぜてサラダに、小松菜は適当に肉と炒めて食べました。大量消費できる材料だったのが救いか。

・謎の材料
雑煮大根とかマナとかは「もっとちゃんと探せばあるのかなあ」とか「東京には売ってないだけで地元なら置いてるのかなあ」とか思えたんですが、クジラ肉はマジでどうしようもないです。なんだこれ。伝統の断絶とかいう以前に、後の代に引き継がせる気がなさそうです。

まとめ

そもそも年に一回しか食べないこともあり、こんな機会でもないとなかなかお雑煮の作り方なんて意識することもないので、いい経験にはなりました。去年の自分のように、自分の家のお雑煮を自分で作れないかもって人も割といるんじゃないでしょうか。お雑煮の作り方って、人生において後から回収できない要素の一つな気がするので、聞けるうちに作り方を聞いておいてよかったと思います。

また、それはそれとして、クジラ肉でちゃんと作ろうと思うことはおそらく今後も一生ないと思います。伝統ってこうして消えていくんだなあと実感できそうなのは逆に良い経験なのかもしれませんが、明らかにダルさに見合わないので。さらば伝統。


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