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ひねくれ北欧4か国周遊記⑨ご飯には物申したいけれどムンクはとてもよかった
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9-1.ノーベル平和センター
2023年12月28日木曜日
ノルウェー・オスロ
オスロ市庁舎と、オスロ国立美術館に行ってきました。続いてノーベル平和センターに行きます。こちらもオスロパスで入場料が無料になります。
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平和の象徴と言えば鳩ですが、
クリーム色も平和の象徴な気がします。
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七夕みたいなアイデアですね。
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9-2.オスロストリートフード
午前中だけでオスロ市庁舎、オスロ国立美術館、ノーベル平和センターの3つを回るというハードスケジュールを強行し、いよいよランチです。
オスロパスを使ってトラムに乗り、オスロストリートフードへ行きます。
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私はこの旅で追い求めていたものがありました。
そう、それは……日本食です。
北欧に滞在し始めてまだ1週間も経っていませんが、同じようなハムやサーモンのメニューが続き、飽き始めておりました。
そしてこの一連の記事で、懲りもせずに何度も朝ごはんの写真をアップしていたのは、いかに食事のバリエーションが少ないか、という情報をお伝えするためだったのです。
私がどれほど飽き飽きしていたかは、毎回おんなじような写真を大量に見せられることでおわかりいただけたはずです。
第9話にして、ついに主人公の思惑が明らかになりました。連続ドラマの壮大な伏線の回収です。(ケチったりめんどうくさがったりで朝食付きのホテルを選び続けた報いが訪れただけの話です)
ついにここ、オスロストリートフードで日本食に巡り合うことが出来ました。たくさん他にもお店がありましたが、迷わず突撃します。
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とりあえずおすすめと書いてある、1番上の唐揚げ丼にしました。こういう時はメニューの一番目を選ぶのが無難と思っています。
待つこと10分。登場したのは……
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はい! ウィズ・マヨネーズで現れました!
間違えました! やらかしました!
もう少しよくメニューを吟味すべきでした。寿司が海外へ渡ると、カリフォルニアロールに魔改造されるのと同じ話です。想像力が足りていませんでした。
気になるお味は……
少なくとも日本食ではなかったです……
日本食って和食からカレーやラーメンとかまで、幅広く見えているかもしれないけどべつにそこまで懐が深いわけではないんだよ……チキン南蛮は美味しいけど、あれは完璧な計算の上に成立してるんだよ……と世界中の人に伝えたい気分です。
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9-3.オスロ大聖堂
ウィズ・マヨネーズなランチを済ませ、次はオスロ大聖堂に向かいます。
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天井はとても迫力がありました
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なんだか吸い込まれます
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9-4.ショッピング
オスロ大聖堂の周辺は、銀座っぽいエリアというか、たくさんのブランドショップがあるエリアで、色々お店を覗きながら買い物をしました。
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TOM WOOD(トムウッド)というノルウェー発のアクセサリーショップで、お土産に指輪を購入しました。オシャレショップにイケメン店員さんで緊張しましたが、親切にたくさん試着をさせて頂き、納得のいくものが買えました。
指輪に値段が書いてなくてビビったのですが、あとから調べたところ日本で買うより安くてほっとしました。こういう時は事前にネットで欲しいものを決めてから行くべきでした。
免税手続きは「Pie VAT」というアプリで写真を撮ってアップロードするだけ、というものでとても簡単でした。こんな簡単でいいの?と心配になるレベルの便利さでした。
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9-5.ムンク美術館
トラムに乗って、ムンク美術館に向かいます。
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ムンク美術館は、2021年10月にオープンしたばかりで新しく、また一人のアーティストを取り上げた美術館としては世界最大級とのことです。なんと、13階建てでした。無敵のオスロパスでこちらも入場無料です。
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ムンクづくしの美術館ですが、いちばん有名な『叫び』という絵画については、世の中に5枚あるうちの3枚を所蔵しています。
(残りのうちの1枚はオスロ国立美術館にあり、残りのうちのもう1枚は資産家の方が個人所有しているそうです)
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しかしこちらの3枚は同時に見られるわけではなく、30分に1枚しか見られません。絵の前の扉が30分おきに開いたり閉まったりして、一度に見られるのは1枚だけになっているのです。
どういうことかと言うと、3枚の絵はキャンバスではなく、紙に描かれているため劣化しやすいのだそうです。
このため、光にあたる時間を短くするため、将来たくさんの人々がムンクの作品を楽しめるようにするため、30分交代に扉が閉まり、絵がお休みを挟むようになっているそうです。
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お休みなさい
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おはよう
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30分おきなので、
・最初に入ってまずすぐに1枚目を見る。
・美術館をぐるっと回って、次の0分or30分に2枚目を見る。
・またぐるっと回るか、ショップを見たりカフェに行ったりして、次の0分or30分に3枚目を見る。
という作戦で、1時間ちょっと滞在すれば3枚見られるのではと思い、実際に3枚すべて見ることが出来ました。
ただあとから調べたところ、どの扉が開いてどの『叫び』が見られるかは、ランダムらしいです……つまり、運がよければ1時間ちょっとの滞在で3枚見れますが、そうでない場合もあるようなので、時間にゆとりがない場合は、潔く2枚だけ見て切り上げるという手もあるかもしれません。
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『叫び』以外のムンクの作品ももちろん多数展示されており、どれもとても見ごたえがありました。色彩豊かで部屋に飾りたくなるような絵もあったのですが、印象に残ったのは、漠然と先行きが不安になるような、死や病気をテーマに描かれたものの方でした。
中でも『病める子』という絵がとても心に残っており、ムンクは小さい頃にお母さんとお姉さんが結核で亡くなっているそうなのですが、まさにその時の感情が籠っているかのような作品でした。
午前中はオスロ国立美術館に行き午後はムンク美術館に行くという、1日に美術館2つの無茶なスケジュールでしたが、どちらも行ってよかったと心から思いました。
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9-6.ディナー
トラムに乗って、次はディナーです。Fiskeriet Youngstorget(フィスケリエット・ヤングストーゲット)という、有村架純さんもTV番組で来たことがあるという有名店に行きました。
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(フィスケリエット・ヤングストーゲット)
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白身魚がとてもおいしかったです
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さすがの人気店でアジアの人もたくさんいました。混んでいましたが、1時間だけならいいよと言われてすんなり入れてラッキーでした。2人で1114ノルウェークローナ(1万5千円ほど)でした。北欧価格に慣れてきました……
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9-7.アーケシュフース城
今日はオスロ宿泊なのでまだまだ散策を続けます。ディナーのあとに、アーケシュフース城へ向かいました。
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人通りがなく、暗くて静かで肝試しのようでしたが、勇気を振り絞って進みました。
アーケシュフース城は、アナと雪の女王のモデルにもなったことのあるお城で、作られたのは1300年くらいらしい由緒正しい古城です。それはちょっと中二病的には見ないわけにはいきません。
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しかしすでに入場時間は過ぎています。
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やっぱり誰もいません。
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