意図をもった質問を〜保護者対応〜

赤ちゃんの抱っこで腱鞘炎になり、接骨院に通っています。
一番答えづらく、よくされる質問は「どうですか?」
そんなにすぐ変化があるわけではないですが、どうですかと聞かれると「よくなってきました」と言わなければいけない気がしてきます。(私だけかな?)
私も保護者面談で「お家での様子はどうですか?」とよく言っていました。反省。思い返せば保護者の方も答えづらそうだったな…💦

逆に答えやすいのは、「最近は痛みますか?何をしているときに痛いですか?」という質問。この質問をしてくれる方はまず手首や腕を触ってから質問します。答えると「やっぱりそうですよね。ここが固くなっているので。こういうストレッチをするといいですよ」とアドバイスもくれます。まず触って予測をしてから質問をするので意図があるのですよね。

前者は一辺倒に腱鞘炎にはこの対応、後者はこの人の腱鞘炎は何が原因かな、と探りながら予想を立てそれを補うために質問をしてくれていると感じます。

保護者といろいろ話をして情報を集めておくと良いと思って何気ない世間話をすることがありましたが、漠然と集める情報より意図をもって集める情報のほうが役に立つし、相手も答えやすいと気がつきました。
例えば、日常生活で想定される危険にどう対応するか考えた上で家ではどのように対応しているのかという意図が明確な質問。

思い返せば、ベテランの先生が面談で一気に保護者の心を掴んでいたとき、このような質問をしていました。
ここまで想定してくれているという安心感も湧きますよね。
保護者の気持ちに寄り添うとは、このような具体的行動を行うことなのかもしれません。

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