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安田記念

参考レース

マイルチャンピオンシップ

マイルCSからは勝ったナミュールと2着ソウルラッシュ、4着エルトンバローズ、8着セリフォス、9着レッドモンレーヴが出走予定。
トラックバイアスはフラット。
ペースがそこそこ流れて能力上位のセリフォスとシュネルマイスターが能力を発揮できなかったレースであったが、牡馬相手に差し切ったナミュールは強かった。
ソウルラッシュは内目で脚を溜めて内を突いての2着で、フラットだったため、内外であまり差は無いが距離ロスだったり後ろから差されたことを考えるとナミュールの方が良かった。
エルトンバローズは中団の外目から粘ったと見れば良い内容だった。また、この馬は好位のインで上手く競馬をするのが得意なタイプなので内前有利の展開や馬場に恵まれれば逆転も。
セリフォスは先行してペースが流れた影響で潰れてしまった。持っている能力はこんなものではないので巻き返しには注意。
レッドモンレーヴは直線でナミュールに弾かれる不利があったものの、それがなかったとしても上位には来てなかったかなという感じ。

ダービー卿チャレンジトロフィー

ダービー卿チャレンジトロフィーからは勝ったパラレルヴィジョンが出走予定。
トラックバイアスはフラット。
ダービー卿CTはエエヤンが離し逃げをして、後ろはかなりのスローペースで絶好位の2番手につけての勝利であまり価値としては高くない。
メンバーとしても強いメンバーがいなかったのでここでは流石に厳しいと見るべき。

大阪杯

大阪杯からは4着ステラヴェローチェ、5着ジオグリフ、9着カテドラルが出走予定。
トラックバイアスはややイン有利。
ステラヴェローチェは直線入口で進路変更をしたことと、入った先で前の馬が斜行して一度減速したように見えた。極端な内前決着であったことと、このロスを考えたら差してきたステラヴェローチェは上位とは差のない競馬だった。
ジオグリフは前にいてステラヴェローチェに差されているのでステラヴェローチェの方がレース内容は良く、よほど展開や馬場に恵まれない限りは厳しい。
カテドラルは内目で脚を溜めての結果なのでこれを買うならば他を買うべき。

マイラーズカップ

マイラーズカップからは勝ったソウルラッシュ、2着セリフォス、4着エアロロノア、8着コレペティトールが出走予定。
トラックバイアスは開幕週ながらフラット。
中団やや後方の内目にセリフォス、外目にソウルラッシュがいてソウルラッシュが直線よく伸びてG1馬のセリフォスに0.3差つけた。ただ、セリフォスの方が斤量が1キロ重く、着差程レース内容に差がなくソウルラッシュが逆転したと見るのは早計である。
エアロロノアは後方からよく伸びていたが、2着のセリフォスとも差があったので。
コレペティトールは見どころがなかった。

京王杯スプリングカップ

京王杯スプリングカップからは2着のレッドモンレーヴが出走予定。
トラックバイアスはフラット。
レッドモンレーヴは最後方からゴール前強襲のいつものやつでウインマーベルとはほぼ差のない決着だったがレース内容で見ればこちらの方が上。
ただG1ではこの馬は通用していないようによっぽど前潰れの展開にもならない限り今回も通用しない可能性の方が高いように思える。

ヴィクトリアマイル

ヴィクトリアマイルからは2着のフィアスプライド、8着のナミュールが出走予定。
トラックバイアスはフラット。
テンハッピーローズが勝って大波乱になったレースで、能力上位のマスクトディーヴァ、ナミュールが能力を発揮できなかったための大波乱になった。
フィアスプライドは好位で流れに乗っての2着でほぼ同タイムのところでかなり弱い馬も混ざっているので、さらにレベルが高くなった今回は厳しい。
ナミュールは出遅れて後方2番手から直線伸びず、見どころがなかったが、能力が高いことは明らかなので巻き返しには注意を払う必要がある。

コース解析

向正面の奥からスタートし、250m地点までは緩やかな下りが続く。3コーナーまでは約550mほどの直線。そして直線は525m。コース形態的にも有利不利はなく、トラックバイアスによりレース内容がよく変わるレースなのでトラックバイアスには注意が必要。

トラックバイアス想定

先週はフラットだったのでフラット継続。雨がどうか?

全頭診断

ウインカーネリアン

前走はこれ以上ない騎乗だったが、イン有利で外を回ってのもので上位とは力の差がないと言って良い内容だった。このように楽に先行さえできれば悪くないレースはできるが、マイルG1で通用するタイプでもないのでよっぽどの前残りではない限り厳しい。

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ヴォイッチバブル

香港マイルで2着は今回も出てくるナミュール、ソウルラッシュ、セリフォスを撃破しており評価に値する。
ただ王道路線の日本馬が集まったドバイターフでは大敗しており、遠征とか色々考慮しても今回のメンバーとは差が無いと見ていいはずである。ドバイターフで遠征して負けていることを考えたらそこまで高い評価は与えづらい。

エアロロノア

前走は休み明けでよく走ったが、上位2頭とは差があったように見え、元々もG1で通用するタイプでもないので厳しい。

エルトンバローズ

マイルCSでは内容が良く展開さえ向けば1つ2つは順位が上がりそうな感じもあったので、上手くロスなく乗って展開が向いてどうか。

カテドラル

レベルの高い中距離路線からの参戦だが、好走してるのは1番レベルの低いローカルだけで、前走もそこまで内容もないのでこれならば他の大阪杯組を買えばいい。

ガイアフォース

昨年の天皇賞秋のレース内容がよく、ハマれば現役でも上位の力を出せるのでよりレベルの低いマイル戦線でこれだけ走れば勝てるレベルにある。

コレペティトール

京都金杯を勝っているがイン有利でインを上手く立ち回っただけで、相手も弱かった。前走マイラーズカップではそのことがはっきりするかのような大敗だったのでさらにレベルが高くなった今回は厳しい。

ジオグリフ

中距離路線ではもうちょっとダメそうだがマイル戦線なら少し希望はありそう。競馬が上手いタイプなので上手く立ち回ってどこまでかという感じ。

ステラヴェローチェ

大阪杯ではレベルの低いメンバーだったが負けて強しの内容で、主役のいない現在のマイル戦線ではこれだけ走れるのであれば最上位。悲願のG1初勝利からマイル戦線の主役まで。

セリフォス

マイラーズカップは少し物足りない内容だったかなとは思いつつも相手がソウルラッシュで斤量がこちらの方が重かったらと考えたらあれくらいかなという感じも。
過去最高のレベルだった去年の安田記念で2着を確保しているように現在のマイル戦線ではトップと言っても過言ではないので負けられない。

ソウルラッシュ

前走も3走前も良い内容で走っていて、前走はセリフォス相手に勝ち切っているので良いかなとは思いつつ、G1での好走では展開と好騎乗に助けられたマイルCSのみで安田記念ではサッパリなので過剰な評価は禁物かと思う。

ダノンスコーピオン

前走はちょっと底を抜けたかなという感じの4着だったが、前走より相手が強くなることと、より内容の良かったレッドモンレーヴもそこまで買いたい馬出ないことを考えたら厳しい。

ドーブネ

内前有利の展開や馬場で楽に先行してやっとという感じの馬なのでG1でそこそこペース流れてメンバーも強くなったり、ウインカーネリアンがそこまで遅いラップを刻むタイプではないので基本的には止まるという認識でいい。

ナミュール

前走はマイルCSをあの勝ち方をした馬としては物足りないレース内容で、元々大きな不利がない限りは崩れなく走る馬なのでどうしたんだろうと。まあそもそも体質の強くない馬なので海外での激戦が続いて流石に辛かったか?とかは思うがマイルCSくらい走れば今回も勝ち切れるくらいの気持ちで。

パラレルヴィジョン

前走は勝っていて連勝しているものの、メンバーレベルも弱く、展開と馬場にも恵まれていたのでレベルが上がる今回は厳しい。

フィアスプライド

前走は差し展開なら?と思っていたがまさかの先行策で上手く立ち回っての2着でルメールすげーっ。と思った。
それでも大波乱決着でスムーズじゃなかったマスクトディーヴァだけが強いレースで同タイムくらいにかなり弱い馬が固まっていたので、牡馬が入ってレベルが上がった今回は厳しい。

レッドモンレーヴ

東京では安定して最後方から追い込んできており、富士ステークスからナミュールとはそこまで差がないと考えると今回も差しの届く展開や馬場になると悪くないが、一方で基本的にはG1では通用しない感じもあるのでかなり前潰れの展開になりそうな時に買うくらいで良い。

ロマンチックウォーリアー

香港のこんなレベルが来ちゃうのかという感じだが、香港カップとかを見ていると、日本の王道路線のトップのプログノーシスを毎回破っていたりと香港に来る日本の上位勢を撃破していることから、日本の中距離戦線でも通用しそう。さらに現在のマイル戦線では主役がいないため、パッと見は1番強そう。
遠征していることを含めて馬券の取捨選択は考えたい。

最終結論

⑦  ロマンチックウォーリアー

地元香港でとはいえ現競馬界でトップクラスの能力を持つプログノーシスを何度もねじ伏せておりここでは能力が違うため遠征でも勝ち切るはずである。

②  ガイアフォース

昨年の安田記念、天皇賞秋の内容が非常に良く、日本馬の中では最上位。去年くらいの走りをすれば当然好走する。また、フェブラリーステークスでも好走しており、明日の雨で重たくなった馬場にもパワーで対応可能。

⑬  ステラヴェローチェ

前走相手は中距離戦線にしては相手が弱かったが内容も良くあれくらい走れば、今年の安田記念ならば。差しの届く展開や馬場が必要ではある。

⑰  セリフォス

元々実力は現役マイラー屈指でこのくらいの日本馬のメンバーならば勝たなければいけない。ただ元々折り合いに課題がある馬で近走はそれがより顕著に表れているように見える。折り合いさえすれば逆転も見えるが、いくら川田とはいえ確実性も高くないような枠順に入ってしまったのでやや評価は抑えめ。

ソウルラッシュ

マイルCS2着からマイラーズカップで勝利してかなり充実しているように見えるが、マイルCSよりレベルが高くなっていることと、これまで安田記念で通用していないことを考えるとそこまで高い評価は与えられない。ただ結局モレイラが上手いことやりそうな気もする。

ナミュール

マイルCSで勝ったことと、海外2戦の好走を考えたらこの評価にするのは少し低すぎるかなとは思うが、それくらい前走内容が悪かった。立て直していれば巻き返しも。

ジオグリフ

前走は着順ほどの評価に値しない内容ではあるが今回の安田記念のレベルは高くないため、内前有利の展開や馬場になった時に上手く立ち回れば通用可能。あとは実績と比べてオッズが以外とついているため復活に期待。

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