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THE SECOND~漫才トーナメント~

自分が物心つく頃にはすでにお笑いが身近にあった。
エンタの神様、レッドカーペット、レッドシアターやお笑い芸人さんだけの
バラエティなどもたくさんあった。

大人になるにつれてテレビを見る機会も減り、気づいた時にはネタ番組が
なくなっていた。
寂しいながらも自分も見る機会がなかったのでそこまで気に留めていなかった。

しかし自分も流行り病にかかり隔離生活を余儀なくされたとき何を見るするも気力がなかったがちょうど年始だったのでバラエティ番組であったり、ネタ番組が多く放送されていて自分にとてもちょうどよかった。
目をつぶっていても言葉で笑えたし、新しい芸人さんを発見できたりした。

そこからお笑い、お笑い芸人さんにハマった。
そして知ったTHE SECONDの存在。
Mおじいわゆるスーパーマラドーナの武智さんがずっと話していたのは知っていたがまさか本当になると思っていなかった。

そしてエントリーが始まり、参加芸人さんも発表された。
もう名前が懐かしい今の言葉でいうとエモい。
それこそ中堅以上になるので劇場にいかないとみれない芸人さんであたり、
今はバラエティに多くでているような芸人さんもいてとてもわくわくした。

予選会も終わり32組が発表されタイマンバトルの組み合わせも配信があり決定した。初戦からここが当たるのかなど結構な激戦が予測されるようなトーナメントであり配信はみれなかったもののSNSで情報を追いながら見ていた。

そして決勝に行ける8組が決定した。
こんな新規お笑いファンだがもう面白い。王道漫才もあればコント漫才
などジャンルが少しばらけた気がした。
自分はジャルジャルやCOWCOWなどすこし認知度があるような芸人さんがくると思っていたし実際審査員もお客さんなので偏ると思っていたがやはりお笑いファンの採点ということでしっかり審査を通過した8組が上がってきた。

そしてトーナメント抽選会。
仕事片手に無音でみていたが声を出したいくらいワクワクドキドキだった。
初戦から金属バットVSマシンガンズ
初戦が似合わなすぎるなんなら3回目くらいにみたい癖つよvs言い流れ
2回戦スピードワゴンVS三四郎
これはまさにメディア対決。どっちのコンビもテレビで個人で見ることの方が断然多い。だが自分が漫才を見ていた人たちなので昔とどう進化しているのかとても楽しみ。
3回戦ギャロップVSテンダラー
THE関西ダービーお笑いファンからしたらなんで8も枠があって初戦であたるのかとそっちに悔しさが残る組み合わせ。
どっちもでも本気で倒しに来ると思ったらしゃべくり漫才の局地が見れることのありがたみ。
4回戦超新塾VS囲碁将棋
完全に異種格闘技。超新塾は学生時代男子がまねしていたのを思い出す。
そして囲碁将棋。この中では知名度は低めである実際私もお笑いにハマってから知った。だが年間出番本数であったり芸人さんからの信頼度は抜群に高い。関東の王道漫才どう戦い抜くのか。

そして5月20日午後7時。
戦いの幕が開いた。M-1並みのセットの豪華さ。
M-1が赤×金だからTHESECONDは青×銀なのか。
せり上がりではなく登場から見えるロードがある。

ここからただの新規無知お笑いファンの感想なので
めちゃくちゃ偏見と好きな芸人さんとのムラがありますがただの感情記録なので宜しくお願いします。
すでに起が長すぎる。

初戦 
金属バット
すこしやはりいつも通りヒヤヒヤ、ヒリヒリワードもでながら
いつも通りな金属バットの漫才だった。
もっとぶちかましてくるのかなとも思ったがトップバッターだし
これから勝っていったらもっとやばくなりそうな感じがワクワクした。
そして友保さんの髪の毛がいつもよりサラサラつやつや過ぎた。

マシンガンズ
懐かしい。私の偏見だがすこしこううるさい系が苦手なので昔もすこし毛嫌いしていたのは思い出した。
しかしやはり芸歴もあるし経験値が高いなと思ったのはお客さんを巻き込むスピードが速いのと少し滑った感じがでてもそれを笑いに返るスピードもめちゃくちゃ速い。テンポがよすぎ。楽しかった。

結果マシンガンズが勝ち上がり。
これはやはり会場の一体感が大きかったのかなとも思うし応援したい気持ちもあったりするんだろうか。
私は一見金属バットがいったかもと思ったのですこし残念だった。
でも松本さんからいつかM-1で見れると思っていたからあえて見てこなかったと、感動したとコメントしていて(はじめ間違えていたが)去年ラストイヤーだった彼ら。すぐまたこういう賞レースに出てきてくれて盛り上げてくれてありがとう。また来年ぶちかましてほしい。

2回戦
スピードワゴン
あまーい文言はなくともあまい漫才は見参していた。
出てきた時から小沢さんがもう面白い。そして突っ込むところが的確
なのがまたスピードワゴンて感じがして懐かしかったし最後合流したところ
最高だった2本目みたすぎた。

三四郎
懐かしい。そういやこんな毒舌漫才見たの三四郎が初めてだったかもしれない。ウエストランドとは違ってその真の闇から言葉が出てる感じがした。
いつもはバラエティでの活躍だからこうやって世間に三四郎の漫才はこうだとしらしめている感じもとてもよかった。

結果三四郎が勝ち上がり。
これもスピードワゴンがいったと思った。やはりテレビで見る感覚と会場のウケ具合には若干ずれがあるのだろうか。
でも予選で大会記録の点数を出しただけあってテンポもよくたとえとかが分かりやすかった。

3回戦
ギャロップ
噂によるといつもの王道ハゲネタはやっていなかったらしい。
そこでやはり優勝候補テンダラーを倒しにきたんだなという感じだった。
テンポもいいそしてなんか早口なのに聞きやすかった。
ボケとツッコミがほぼ動かないTHE王道THE関西漫才。

テンダラー
出てきたところからもう寄席が始まっていた。もうNGKにみえるいや祇園花月か。とても安心して笑えたし。事前にセカおじこと令和ロマンのYouTubeでもいっていたが6分全部がボケツッコミしていた。
本当に111111でこれは無限のバリエーションがあるんだなと実感した。

結果ギャロップ勝ち上がり。
これは本当に感動した。直近の先輩後輩であり、見てきた先輩に勝って感極まる毛利さんを見たら軽率にウルウルしてしまった。
関西ダービーすぎた。

4回戦
超新塾
超新塾といえばレッドカーペットのイメージなのでどう6分使うのか気になっていたが懐かしいこの1人1人ずつ代わる代わるなるテンポ。
そして後半部分でたアイクさん。さすが存分に楽しめる構成になっていてやはりネタの感じも万人にウケるし松本さんがいったように仕事増えそうと思った。

囲碁将棋
トリ来ました。始まりの文田さんの声。とおりすぎも喉ガッパーて開ききっている。どっちかというと声のボリュームが大きいので初めは苦手だったが
ネタの内容がおもしろくて好きだ。なんだろうこれが囲碁将棋というジャンルだなと思うくらい。話題替えもさらっと次へいくし天丼が素晴らしい。

結果囲碁将棋勝ち上がり。
これは難しい審査だよなと思いながら見ていた。
ジャンルがちがうのでどうお客さんが審査していくのかも難しい。
自分の主観で点数をつけるのかはたまた会場のウケも加味するのか。
だがやはり漫才の評価が高かったのだろうかとても見ごたえがあった。

準決勝
三四郎
やっぱり3本やるとなるとなかなかバリエーションが少ないというか同じスタンスになってしまうから自分はちょっとうーんと思ってしまった。
ワードやツッコミはもちろん面白いのだがもう一本みたいよりはもうお腹いっぱいになってしまったという印象。
ただその漫才への気迫がすごく感じられた。

マシンガンズ
勢いがすごい。絶対勝ち上がってやる野郎精神がみれたなと。
そして今回もお客さん、会場を取り入れるのがうますぎる。これからどれについて話すんだろうをワクワクさせるのもうまかったが即興性、ライブ感が
すごかった。
ただやはり両方が話すのですこしごちゃごちゃ感があった。

結果マシンガンズ決勝。
会場のウケ具合もあったと思う。なんとなく三四郎の連想させるワードがあまりピンと来なかったりわからない部分が多かったかもと。
逆にマシンガンズは例えがが単純で分かりやすかった。
マシンガンズの勢いが後攻にきたのでより点数も上がったように思えた。

準決勝2回戦
囲碁将棋
もうTHE囲碁将棋。これもスタンスを崩さずいつもの漫才すごい。
そしてプロだなと舞台本数が物語っているようなテンポの良さと
なんだろう圧巻としかいいようがない言い回しであったりスピード感も
囲碁将棋ならではだった。

ギャロップ
1回戦でハゲネタをだしたのでこっからあと2本どんなんするんだろうと思っていたらあるある漫才。共感の嵐。そして林さんの言葉の分かりやすさが本当にすごいと思った。そして毛利さんのツッコミその今行かないんかいみないなのがギャロップなんだとここで理解。そして待ってる毛利さんの技量もすごいんだと実感した。まだまだ聞きたい6分だった。

ここで本当にドラマでしたね。
3組同点。まさかすぎる。
そして結果ルール上に従ってギャロップ決勝

なにこれ台本あるんかくらいの展開。
終了後見直したが同点で各点数が出たとき大会規定を把握していた文田さんが小声で根建さんにギャロップさんだと話していて。
毛利さんも頼むと願っていたのが本当に見ていてここまでなんだと
囲碁将棋も憧れのシャンプーハットに勝ってギャロップもテンダラーという大怪物に勝ってここへ立っていると思うとなにかこちら側も勝手にこみ上げるものがあった。
事実上決勝これまじ。

そして決勝。
マシンガンズ
これはもうネタがないんだなという印象だった。でもすごいのが6分をひたすらつかって話していたところもだし、そのずっと息が合っている。
ずれることなく初戦と変わらない呼吸の中行われているマシンガンズの漫才はまさにライブだった。
アドリブ強すぎるしこれは生で見たい。

ギャロップ
しっかり作ってきているなと。さすがだなと。
しかしフリに4分は不安すぎたけどでもそれはギャロップの二人が決勝はこのでかい1発で仕留めるんだという覚悟のネタなんだと思った。
それくらいでも大きいウケだった。パン存在忘れてた。
かっこいい漫才すぎた。

結果
優勝 ギャロップ

総括で感動した。
これだけ芸歴のある方々が参加してましてや憧れの人とまで戦って。勝って。そりゃM-1が一番大きいとは思うが今回のTHESECONDでいろんな芸人さんが本当にくすぶっている現状があることを知ったし、まだまだこう現役で舞台に立たれている芸人さんもたくさんいる。

M-1に出れなくなると目標がなくなって解散を選択してきた芸人さんもきっとなかにはいたと思うけど今回こうやっていろんな活躍の場から参加してくれて本当によかったし楽しかったし嬉しかった。

なんか自分もまだまだやれるんちゃうって勝手に鼓舞されてしまった。
これから毎年になるかはわからないけどぜひ第2回みたい。

今回参加をしなかった芸人さんもきっとたくさんいる。
なので次回もっとワクワクできるようにはたまた自分の推しが活躍できるようにまたお笑いをみて元気を出していこうと思う。

ありがとうTHESECOND。