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英語力ゼロから現地校へ~ロンドン駐在記 #4「登校初日」

学校見学から一週間後、ついに我が家の長女(本稿から長女をぴよ子🐤、長男をぴよ君🐥と呼称します)が登校初日を迎えました。

私も疲れたけれど、とにもかくにも一番頑張ったのはぴよ子です。
水曜日から初登校。
「ドキドキもあるけどワクワク楽しみー🎶」と言って、不安な様子を見せず、泣き言も言わずに登校していきました。
けれど、午後に迎えにいくと、先生に手をつながれて校舎の階段からおりてきました。
緊張した顔。帰りはひと言も話さないし疲れきっています。

家に帰ると、おやつも食べずに上にあがり、3階の屋根裏部屋にあるベッドに倒れこんで泣いていました。頭が痛いって。
少し泣かせた後に話を聞くと、どうやら先生が娘の名前をずっと間違えて呼んでいたことが気になって悲しかったみたい。
「行きたくない」
「みんながなにを話してるかわからない…」

夜になって気持ちも落ち着いてきて、その日のことを話してくれました。
「お友達はとても親切で、ぴよ子が来るとすぐにベストフレンドバッヂをくれる子もいたよ。知ってる日本語を話してくる子もいた。ランチの時間にはみんながぴよ子の隣に座りたがった」
悲しいことが多かったのかと思いきや、それどころかみんなに親切にやさしくされて構われて、孤立することは全くなかったようです。
本当にみなさん、ありがとう!!!

翌朝、行きたくないって言うかと心配したけれど、言いませんでした(えらかったです)。
代わりに「お守り」として名前を書いたカード(my name is …)をもって登校しました。ぴよ子はまだ英語で自分の名前を間違えていることを伝えられないので、また先生が名前を間違っていたらそのカードを見せることにしよう、と昨晩ふたりで話しあったのでした。

午後にお迎えにいくと、
なんと✨笑顔✨で現れました!
学校に行ってる間、ママは(どう過ごしているかな、大丈夫かな)とずっと心配していたけれど、そんなことはまったくの杞憂でございました。
「今日は全部たのしかったー」って。

名前の間違えは解決したのかな?
と思ったら、そこはやっぱりまだ間違えているらしいです😓

初日のことをもう少しよく知りたかったので、話す代わりに携帯のメモに打ってもらいました。まだ舌足らずな文章ですが、その日の様子がとてもよく伝わるのでそのまま添付します。


7月4日(ぴよ子初めて通学した日)
 今日ママとバイバイして事務の人に連れて行ってもらった。階段上ってるとき胸がどきどきした、教室着いたときみんなが笑ってくれてうれしかった。リュックを下ろしたとき、女の子がベストフレンズバッジをくれて嬉しかった。だけどその子の顔はわからなかった、なんでかというとドキドキしてたから。
朝学校に行くときおはようって元気に挨拶してくれた男の子が教室にいてびっくりした。そしてぴよ子の前にきて日本語で「こんにちは」と「ありがとう」と「さよなら」って言ってくれた、それでびっくりしすぎて声がでなかった。それで違う子たちも日本語で「こんにちは」って言ってくれた、だけど先生が名前をまちがえてた。ぴよ子だったのに、「ぴこよ」って言ってた。直したかったのだけど、何て言えばよかったのかわからなかったから何も言えなかった。
 授業が始まっているときぴよ子はすごく胸がどきどきしてた。なんでかというと、ついていけるかどきどきした。そのあとぴよ子は数字を43まで書いて、そして名前を書く練習をしてた。1時間目は算数の授業だったと思った。あと簡単な算数をやった後は、昼休みに短い洗ってなさそうなキュウリが出た。先生が持ってきてくれた。
 給食にはコーンパンとペンネパスタのどちらかが選べ、選べるとは知らなかったからびっくりした。あとは、小さく切ってるきゅうりとか人参とかがあった。大きなトマトが半分になってた。給食を食べるとき友達が「ランチ」と英語でいってくれた。食堂みたいなところに外に出て歩いて移動した。
 2時間目の授業はなんの授業だったかわからなかったけど、ジェスチャーで通じたから「よかった」と思ってほっとした。休み時間にみんなときゅうりをかじりながら鬼ごっこをした。お友達がぴよ子の事ばかり追いかけてくれるから焦っちゃったけど、すごく楽しかった。
 帰る準備をしてる時、ぴよ子も楽しかった、なぜならみんなでバック取りに行って楽しかったから。
 早くおうちに帰りたいと思ってたのが1時間目からあった。それはなんでかというと、授業で英語がしゃべれるか心配だったから。みんなが英語をしゃべるから、ぴよ子もなんていえばいいのかわからなかった。
 ママが迎えに来たときぴよ子は嬉しかった、そしてママに会えたとき、帰り道になにも声がでなかったからママがずっと心配してた。
なんで声がでなかったかと言うと、先生が名前を間違えていたら何も声が出なかった。そしてちょっと寂しかった。家に着いたときとても疲れていたから3階のベッドで寝てたらなんだか頭が痛くなってきたからママを呼ぼうと思ったら、ぴよ君がうるさいことを言ってきたからますます頭が痛くなってきた。そして行きたくないといって泣いてた。泣いてたけど本当は明日学校に行けるっていうことだった。先生の名前間違えが気になってしょうがなかった。
 スクーターで学校に入ってた子たちがいっぱいだから、いつか乗って小学校に行ってみたいなと思った。ママがスクーターとめる場所はどこだろう、ってきになってたから、ぴよ子もきになってたら休み時間にスクーターのところにみんなが来て置き場をみさせてくれたように感じた。自転車でも行けるということがわかった。

(#5に続く)

 

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