初めて購入した一軒家を売ってみた(パート2)

さて、前回は三井のリハウスを通じてマイホームを売りに出すところまでをリポートしたが、その後掲載してから半年が経過してもまったくといっていいほど反応はなかった。

まあ完全に価格が高すぎたんだとは思うが、三井のリハウスのホームページで一定数の閲覧はあるものの、下見の依頼が入ってこない状況が続いた。

家が売れたら本格的に次の家探しを始めようと目論んでいたので、正直やっぱり家を売って引っ越しするのは無理なのかとあきらめムードが漂った。

それでもうちにはどうしても引っ越ししなければならない諸事情があったので、思い切って提示価格を100万円下げて掲載してもらうことにした。

ちなみに数十万円単位で下げてもあまり効果はないようで、少なくとも百万円の位に変化を出さないと食いつかないと教えてもらった。

そういえば三井のリハウスは大手だからなのか、担当者のさじ加減なのかはわからないが、向こうから価格を下げろというのは最後まで言ってこなかった。

さて、100万下げるとようやく下見希望が入ってきたわけだが、それでも1ヶ月に1件のペースだった。

大きな買い物なので家の隅々まで熱心に見る人もいれば、転勤が決まって急いでるからとパーッと見て帰る人もいた。

下見には必ず三井のリハウスの担当者に立ち合ってもらったので、こちらは特に案内などをすることなくすべてお任せで進められたことは助かったが、やっぱり人様に自分の家の中を見られるのは心地よくないものだ。

別に売り物なのでいいのだが、断りもなく勝手にクローゼットを開けまくる人なんかもいるので、家を売るって嫌だなぁと感じたことを覚えている。

そんなこんなでまた半年が過ぎ、仲介をお願いしてから1年が過ぎようとしていたその頃、しびれを切らして同時に次の新居を探す活動を本格始動させた。

そちらを進める中で次の新居を決めるにあたり、今の住居の仲介も合わせて手伝わせてほしいという申し出があった。

簡単に言えば新居と売却を同時に面倒見るから手っ取り早く進めましょうということなのだが、ここの新居を購入した場合、その家に引っ越しするまでは今まで通り希望価格での掲載を続け、引っ越しをするタイミングでその業者に売却するという提案だった。

普通、業者に家を売却する場合、相場では高くても7割程度に落ちると言われているのだが、この業者の場合は新居を購入するという前提があるから8割5分で買い取るという条件を出してきたのだ。

しかも細かい話だが、引っ越しするまでの売却方法はこれまでと同じく三井のリハウスを継続しても問題ないということだったので、1年以上がんばってくれている担当者にも一応のスジは通せるから、この申し出を受けて進めることに決めた。

早速、パート1で話していた三井のリハウスにすべてお任せしますよという契約を変更して、もう1社仲介業者を加えた形で売却活動を再開させたわけだが、そのアクションとほぼ同時に事態は急展開を見せることになる。

パート3につづく。

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