マネーモンスター(2016)

財テク番組の「マネーモンスター」で人気司会者のリー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)は、今日もいつものように陽気に本番を迎えていた。

今回の目玉は成長株だったアイビス・キャピタルの株が急落した原因について、広報担当者にインタビューを番組内で行うといった内容だった。

そのとき、あるひとりの男がスタジオ内に侵入し、リーに爆弾入りのベストを装着させ番組をそのまま続行するよう脅迫する。

犯人は今回のアイビス株暴落の被害者で、リーが番組内でアイビス株はこのまま成長し続けるといった発言を鵜呑みにし、その株が暴落したことで全財産を奪われて自暴自棄になっていた。

犯人の真の狙いを突き詰めようと、リーが巧みな話術で情報を引き出そうとするが思うように狙いを突き止めることができない。

そんな中、警察の特殊部隊が到着し、リーのベストについている起爆装置をライフルで破壊する計画を遂行させていた。

うまくいけば怪我はするが死ぬことはないと判断した警察だったが本当に撃たれた場合、リーは無事生還できるのか。

そして犯人の真の狙いはリーへの復讐以外にあるのだろうか。

いかにもアメリカらしい構成の映画ではあるが、なかなかおもしろい題材を用いた映画だと思った。

ただ、ストーリー展開がやや雑で途中まではそこそこおもしろかったのだが、終盤に向かうにつれ展開に無理矢理感があったのは否めない。

せっかくジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツという大物俳優を起用しているのだから、もっと締まりのあるラストを用意してほしかった。

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