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「クエスト攻略」case.58「『勉強屋』という商売」

お久しぶりです。中崎雄心です。よろしくお願いします。

さて、最近何をしていたか、と言うと何もしておらず。

とりあえず

大分の地域おこし協力隊に応募してみたり、強み塾に参加してみたり、小口貸付金を申請したり、福岡神戸大阪東京仙台を経由して帰還して、山形の地域おこし協力隊に応募して、銭湯調べてAirbnb調べてプログラミングを調べてTRPG熱がぶり返して最終的にホテルに住みたくなってきた

無職ニートです。(ホントダヨ)

※実はFacebookでそんな日々を発信してました。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100045281652441

まぁそう言うなんじゃかんじゃは一旦置いといて。

今回シェアしたいのは「勉強屋さんは売れる」というお話。

といっても「勤勉なら成功する」とかの姿勢ではない。文字通り「勉強する事」自体がお金になるという仮説の話だ。

意味不明なのは間違い無いので、順を追って説明させて頂こう。

それでは、はじまり、はじまり。

■日本語がまだ、全ての日本人に通じていた時代。

いきなり訳が分からないかな?

まぁ大体西暦2000年ぐらいを思い返してみて欲しい。

あの頃はまだ、世代の壁を感じた事はあっても…日常会話自体には、不自由を感じた事は無かったはずだ。(地方の方言は除く)

だってあの頃は「TV」があった。

九州の親戚は北海道の自分と同じモノを見ていたし、通う学校や職場が異なっても「ダウンタウン」「浜崎あゆみ」「キングコング」「キムタク」の話題は皆が知っていた。

少しでも話が合わない人は「遅れている」とからかわれ、最新の流行に乗れていなければ「ダサい」とハブられる。

だから皆話が通じた。

大量生産、大量消費。

大手の会社であれば皆が知っていて、大手に勤めれば誰もが持て囃してくれたあの時代。

昔は良かった。

そう言う声は、なるほど否定できないものだ。

■「電話ボックス」が廃れたのは、さていつだったか。

ところでみんな。

「今もまだテレフォンカードが財布に入っています。」

なんて人は、果たして何人いるかな?
※電話ボックス専用のプリペイドカード。

約15年位前には、それはもう色とりどりのカードが市販されていてね。

ご当地限定やアニメコラボなど様々なカードがコレクションされたモノなんだけれど…

今この瞬間、もはや「どこでテレフォンカードが売っているか?」を答えられる人は、果たして何人いるかな?

※実はコンビニ店員さんに話しかけると普通に買えるよ。クッソダサくて味気ないけれどね?

何故か?

だってみんな「携帯電話」を持ったじゃ無いか。

パソコンは、まだ一部の層のものだった。

当時最新の、あのよくわからない機材は「オタク」と呼ばれる異質な人種だけの遺物だった。※真っ先に没頭出来たホリエモンは天才すぎる。

だが段々と、「インターネット」の持つ力が世に広まり出して市民権を得て、いつの間にかビジネスマン必携のテクノロジーになり…

とうとうそこらの女子高生でさえ「ケータイ」でインターネットに触れられるようになってしまった。

同世代間ではまだ流行を共有できたが、もう既にこの頃には「異世代間の共通言語」はほぼ壊滅。

縦の共通言語をぶっ壊したのが「ケータイ」だ。

だが昨今。

もはやそれでさえ、とっくに古い事を…皆さんはとうに知っている。

そう。

■「スマホ」は横の「共通言語」もぶっ壊した。

それだ。

今貴方が見ている「ソレ」だ。

悪くてもポケットに入っていて、部屋の何処かにはあるスマホ。

皆が「ソレ」を使いこなしている。

ただでさえ、インターネットの普及で情報が溢れていたんだがね。

更に溢れ出した情報量は、もはやとうに人が扱える全寿命を持ってしても掌握し切れない。ではどうなったか?

「分断」だ。

「好きな情報」しかスマホに入らず、「同じ好き」を共有できる人と繋がれる現代では、オフラインではもはや年齢差とか近所との距離でなく…いやもうもはや血縁、コンビですら話が通じない。

皆が皆「専門用語」でしか会話出来ない以上、

「日本語が話せる」程度では、「日本人とは日本語でさえ会話出来ない時代」になってしまったのだ。

※日本語を恐らく国内トップに極めた20年コンビ。

「7万人に伝えられる筋肉」を持つ西野亮廣さんでも、知らない事も伝わらないこともある。純粋に「前提知識が異なる」ので、普段の食生活の差異に近い。

https://salon.jp/nishino

■そしてこの少子高齢化である。

お察しの通り。

コレからの日本には、「キミと会話ができる人の数」はもう確定で減る。

YouTuberの再生回数以上に減る。
地方衰退以上に減る。

だってみんな「近所の好きな人」としか会話しなくなるから。

彼らの会話の中には「知らない情報」はまず入ってこないし、貴方のスマホにだって「異なる世界の言語」なんて入ってこない。

何も戦争をして排除するまでもなく、異文化はただ異文化同士で平和に距離を置くだけのお話。

そしてそれぞれの狭いコミュニティで次世代を育もうにも、そもそも国内に子育てに適した行政がある訳もなく…

ほぼほぼ詰みである。

だが。

だからこそ…

■自分から「”我らの日本語”を学んでくれる日本人」は引く手数多。

になるとみた。

誰もが忙しく、誰もが離れていく以上…

自分たちのコミュニティの人口を増やすには、もはや「隣の日本人の再教育」=「移住」しかあるまい。

何も属さなくて良い。
たまに来てくれれば良い。
だからどうか
”我らと同じ日本語”
我らと交流して欲しい。
その為の教材や資料は、例え買ってでも与えるからどうか———

なんてのは。

さて、そんなにおかしなお話だろうか?

■まとめ。

「自分と同じ好きなモノを、同じ日本語で面白がって欲しい」という富裕層は絶対にいる。

なら好奇心旺盛な日本人の若者には、幾らでも支援を試みると踏んだ。

コロナがまだまだ続く以上、

「貴方の推しのジャンルを学びます」という商品は、案外売れるかもしれないぜ?



▼『お喋り』はstand.fmで配信中!(朝10:30に毎日更新) https://stand.fm/channels/5eed41ab9c38bc03262bcf1b 実は割と、爽やかな声をしてる(らしい)。 ギャップが気になる方は、是非どうぞ!