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「クエスト攻略」case.3「コロナと英雄譚の時代」

どうやら解決策はシンプルかもしれない。

さて、3回目ともなる今企画だが…どうやら方程式らしき物が見えてきたので公開。1回目の「インプット力」と2回目の「新人教育」でも共通していた内容を抽象化してみた。例によってどんどんパクって良いので、とっとと目を醒まして欲しい。良い加減の覚悟を決めよう。それでは始まり始まり。

今回封印された物は、実は貴方の表面化した部分だけだ。

過去2回にも共通していた事だが、どうも「今まで自腹で負担していたインプット」は「収益化出来るサービスに化ける」ようだ。「オフラインでは物質化して初めて価値を持つ」のだが、「オンラインでは物質化する前の時点で価値がある」らしい。

リアルでは有形、ネットでは無形、と覚えておこう。

そもそも物質化する前には「無形の思想」が絡む。

イマイチピンとこないかもしれない。食事や建築、家具といった「形に成った商品」を取り扱う人にとっては特に。しかし一方、こう考えたら伝わるかもしれない。

「おい『新入り』さんよ。お前さん、まさかいつまでもボケッと…俺たち「職人のモノマネ」だけしていれば、そのうちプロとして食っていけるとか思っていないだろうな?」

と考えると如何だろうか?そもプロであればある程「何故その形なのか」「何故その色なのか」「何故そのタイミングなのか」なんて物は当然把握している訳だ。(というかもはや当たり前すぎて、無意識に一体化しているかもしれないが。)

つまり、物質化する前から既に「思想」の段階でプロとアマチュアでは決定的に勝ち負けが決まっている、という訳だ。

その積み重ねはコロナでも殺せない。

で、今行き詰まっている人は…今一度、全ての工程を見直してみて欲しい。とことん解体して、分解して、限界まで因数分解する。そうしていくうちに、改めて「自分たちが売っているサービスの本質」が見えてくる筈だ。

今までの商品は、この「原液」を時代に合わせて商品化していただけ。であれば、「原液」の存在と「時代の需要」が噛み合う手段を取ればリモートワークだろうがなんだろうが食っていける訳だ。

※商品の前段階である「思想」を、いかに食べやすく届けられるか?とも言えるかも。

では、現代の「時代の需要」とは?

これは凄く単純。「自分たちも英雄になりたい」だ。

オフラインで散々物質化した作品に憧れを抱き、
「異世界転生」という「英雄化への願望」が流行し、
「BBQ型」という「体験型サービス」が流行り、
「SNS」で「自分の人生の物語化」が容易く成ったり、
「YouTuber」という「自己表現界の英雄」が生まれたり。

そんな欲求が溜まりに溜まったタイミングでコロナという大災害。この世界中の大逆境という「誰もが共感してくれるピンチ」に、自粛期間という「主人公の回想シーン」までお膳立てされている訳だ。

後はもう「キッカケ」だけあれば、ようやく待ち兼ねた「自分の物語」が始まる。

「SNS」で起きた「承認の欲求の時代」から、「自己実現の欲求」という「自らの英雄譚を求める時代」に成った、と言えるかもしれない。

顧客に対して「英雄化」を絡める方法。

大別して二つ。

①裕福層向けの、「誰か」の英雄化をサポートするサービス。

②貧困層向けの、「自身」の英雄化をサポートするサービス。

奇しくも丁度、1回目の傾聴サービスが前者、2回目の新人教育が後者だ。

ここに自らが培ってきた経験を注ぎ込み、前作主人公として新主人公のチュートリアルを応援する、というのがオススメだ。

※勿論これはリモートワークが求められる場合の戦い方であって、未だ現役で自らの英雄譚を紡げる方は…絶対にそっちをやったほうが良い。可能なら、並行して行えばファンが増えるのでオススメではある。

まとめ。

①何故自らが英雄なのかを思い出す。
②誰を英雄化出来るのかを探る。
③元の世界が復活したら、自らの英雄譚をもっと極める。

一見馬鹿馬鹿しいようで、恐らくこれが本質。

キングに成れない時は、キングメーカーに成ろう。


▼『お喋り』はstand.fmで配信中!(朝10:30に毎日更新) https://stand.fm/channels/5eed41ab9c38bc03262bcf1b 実は割と、爽やかな声をしてる(らしい)。 ギャップが気になる方は、是非どうぞ!