メガトン級ムサシのシドルの生態について考察②

はじめに

 シドルの生態についての考察その2です。
(前回の記事はこちらから)

 ゲーム『メガトン級ムサシX』には出撃前の待機時間に色々な情報が出るのですが、その中にシドルの情報もあります。
 惑星シドルは既に滅亡したこと、シドル人はシェダ(下民兵)とリテル(貴族)に分かれること。リテルは人間のように幼体で産まれるのに対し、シェダは女王から成体でしかも1度に大量に産まれること。シェダは補填可能な戦力として戦地に送られるそうです。それと、シェダには爆弾が埋め込まれています。

 ここまで見て疑問に思ったのは、シェダは成体でどのように産まれるのかということです。女王から産まれるということは、少なくとも前回で話した単為生殖なのはほぼ確定なのですが、それなら何故人間とほとんど変わらないはずのシドルの女王は単為生殖で、しかも成体の人間を産み続けられるのでしょうか。人間や地球の生物と明らかに異なる何かがあるのでしょうか。

 シドル人は人間と異なり、憑依や『牙』という戦闘形態に変身できます。レベルファイブは『妖怪ウォッチ』も手掛けているので、そういう妖怪ものの影響を受けていると思います。
 しかし劇中で『人間とほとんど変わらない』という話もあるので、人間、もしくは地球の生物に近いものもあると思います。今回は生物の話からシドルを考察します。
 


クローン羊『ドリー』の話

 今までの考察でも話したクローン生物の話です。哺乳類は通常単為生殖はせず、クローンにはなりませんが、人為的に作り出す事が出来ます。
 その有名な例がクローン羊の『ドリー』です。ドリーは核を抜いた卵子の細胞に、分裂を止めたした別の羊の細胞の核を埋め込んだ後、代理母に移植して産まれました。
 クローン生物なら成体の状態でも産まれると私は考えてましたが、ドリーの話を見る限りでは、そうではなさそうです。ドリーも最初は幼体で産まれていました。

 人間の場合は一つの胚細胞から、約37兆個の細胞に分化して出来ています。細菌類などの単細胞生物と比較すると、多細胞生物は増殖と成長するのに時間が掛かります。マウスのように小型の動物は成長も早いですが、シェダは人間とほとんど変わらない見た目をしています。細胞分裂のスピードを細菌と同じか、それ以上にならないと1度に大量には発生しません。

 ひょっとすると、彼らは人間を遥かに上回る技術力で産まれた人造人間なのでしょうか。人造人間の代表格はアンドロイド等の機械ですが、シドルの技術では生物的な人造人間が出来るのかもしれません。

 ただ、生物の世界では今までの常識を覆すような発見があるのも珍しくはありません。ひょっとすると成体のまま生まれるシェダのような存在がこの世の何処かに居るかもしれません。存在を証明するよりも、それを否定する方が難しいですからね。

 ドリーが病気になった為、クローン生物は短命ではないかと言われていましたが、最近の研究によるとどうやらそうではないと分かってきました。

 ドリーの研究者達は細胞の万能性の研究もしていましたが、不完全でした。後に『iPS細胞』が完成した時には驚いたそうです。



 それと、生物的な観点ではないですが、人間は成長を遅くしたから進化したのではないかという話もあります。



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 今回はここまでです。また特番の解説やアニメの考察、それからゲームについても色々話したいです。

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