メガトン級ムサシ第9話『家族』感想と考察


概要

 アーシェムは大和と接触しようとしていた。その大和は新たな敵『ブラックハンター』に苦戦していた。

 龍吾はその時、母親の記憶を思い出していた。ネグレクトを受けていた龍吾、それでは今の優しい母親は一体何だろうか。

 『ブラックハンター』は『スキュラメタル』というドラクターの母星にしか存在しない金属で出来ていた。地球の兵器では破壊出来ない。

 だが、止められる方法がある。この機体は無人で、三つの人口頭脳が搭載されてある。一つが壊れてしまえば、残りの頭脳がそれをを修復する。動きを止めるには三つの頭脳を同時に破壊しなければならない。アーシェムは、大和にそれを伝えた。そして、大和はアーシェムの助言に従い、『ブラックハンター』を撃破する。

 新たな機体、スパークマンとガウディアは、『高速フレーム技術』というもので完成した。『高速フレーム技術』という技術は金属の微粒子を分散させて、建造物を完成させるというものだった。だが、それを否定した者も居るらしい。

 龍吾は育ててくれた母親が本当の母親ではない事を知り、悩んでいた。ところが、目の前にいる母親は、血の繋がりがなくても、それを知ってでも龍吾の家族で居たいと言った。『帰りたいと思える場所が家族』、『家族』の在り方は様々だ。輝の家族もまた血の繋がりがない家族。記憶操作で家族となっているもの、その操作も完全ではない。

 そして、ドラクターにも『家族』で悩むものが居た。クイーンことクロウゼートはアーシェムの裏切りを感じ、グリファースにシェルターの破壊とアーシェムの殺害を命ずる。そして、デミルには総攻撃を指示した。

  『シドルの掟』で裏切ったアーシェムを殺すのは『愛』だと称するクロウゼート。アーシェムは、もう戻れない所まで来ていた。その時、アーシェムと明日菜が接触した。

感想と考察

 今回はアーシェムが大活躍でしたね。そして初めての龍吾君メイン回。肉親ではないとしても、龍吾君を愛する母親はかっこよかったですね。そして、肉親といえど容赦ないクロウゼート、この二人の対比が面白かったです。そして演算PCと化す康太君…。

 デューク藤咲さんが憧れているのは、やはり金田一春馬博士でしょうか。巧君は父親が凄い方というのは知っているのでしょうか。

 南さんが未知の金属を知っていた事、指示している間に倒れた事、やはり南さんは元・ドラクターの民なのでしょうか。それなら何故今は地球人側についているのか、理由が気になりますね。

 そして気になるワードも、『シドル』が『野蛮な戦闘民族』に成り下がったと言うグリファース。クロウゼートの『シドルの掟』、そしてアーシェムが言う『故郷の星』、今後に繋がってきそうです。


2期以降の内容は?

 日野社長によると、2期以降は1期とは全然異なる内容になるそうですが、私はゲーム未プレイなので予想は難しいです。

 ですが、戦艦『アメノムラクモ』の件からこの地球を旅する話になるのではないかと私は思います。人口0.01%の人間全てがシェルターイクシアに居るのでしょうか。実はイクシア以外にも別のシェルターがあってそこにも町が広がっている可能性もありますね。大和達が『アメノムラクモ』の設計図を探すと同時にそのシェルターの人々と関わるという話でも面白そうです。

 それと、ドラクターサイドについての話です。ドラクターはかつて地球以外の別の惑星に住んでいたようですが、それは何処なのでしょうか。少なくとも太陽系外惑星である事は確実なのですが。

 何故、ドラクターはテラフォーミングし、先住民を虐殺してまでも地球を手に入れたいのか。恐らくですが、故郷が何らかの原因で滅び、住めなくなったからでしょうね。

 それに、ドラクターの言う『シドル』と『テラーシュ』の意味も気になりますね。女王によると『テラーシュ』の『戦士』は危険だといっていましたが、ドラクター達こと『シドル』は何故外部の地球人を知っているのでしょうか。

 今は単純に地球人は『テラーシュ』、ドラクターは『シドル』とドラクターは呼んでいる事になっていますが、もし『シドル』が『テラーシュ』と呼ばれるものが、何らかの原因で進化した人類、という意味だとしたら、また色々変わってきませんか?

 SFでは進化した『新人類』と人類が戦うという話もありますし、有り得なくもないですよね。

 次回は『架け橋』ですね。


ぷちっと級ムサシ


 それではまた来週。

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