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『メガトン級ムサシW(ワイアード)』を踏まえた考察②

※注意
 こちらの記事には『メガトン級ムサシW(ワイアード)』のネタバレが含まれます!

 ロボットアクションRPG『メガトン級ムサシW(ワイアード)』はNintendo Switch、PlayStation4、PlayStation5、Steamで配信中です。クロスプレイとクロスセーブに対応しており、全世界のプレイヤーとオンラインプレイが出来ます。
 また、通常版の『スタンダードエディション』と特装版の『デラックスエディション』の2種類から選べ、『デラックスエディション』には『スタンダードエディション』のコンテンツに加え、限定特典が付属しています。詳しくは下記の公式サイトからご覧下さい。



はじめに

 今回は『メガトン級ムサシW(ワイアード)』の考察第3弾です。過去の記事は以下からご覧下さい。
(どちらもワイアードからの追加ストーリーに触れています)


『星の命』アニマス

 『次元の狭間に生息する神の獣』こと異次元獣アニマスは巨大な生命体であり、星の地盤を形成する要素でもあります。本編に登場した古代の石版によると、地球にはカブトムシ型の『角のアニマス』、そして蝶型の『羽のアニマス』が生息していました。そのうち『羽のアニマス』は古代のシドル女王と交信し、シドルに移ったと考えられます。

 『メガトン級ムサシW(ワイアード)』本編では角のアニマスが顕現し、ローグ部隊やゴッドハンマーⅡが出撃していました。滅亡した時、アニマスは姿を見せませんでしたが、何故今姿を現したのでしょうか。恐らくですがドーナッツ地球となって欠けた地核が復活した事により、地球が力を取り戻したからだと考えられます。

 また、ワイアードの追加ストーリーの主人公である浅海未来は、地球とシドルから『未来を見せる力』を与えられました。まるで惑星がひとつの生命体であり、意志を持つように感じます。アニミズム(精霊信仰)の考え方では、あらゆる物に魂が宿るとされています。

 もしかするとアニマスは、惑星の生命が具現化したものかもしれません。

シドルはどのように復活したのか

 ワイアードのストーリーから5年後、アーシェムと大和は結婚し、子供が生まれていました。そして、アーシェムはシドルを復活させる為、旅立ちます。
 アーシェムはシドルの女王なので優秀な部下が居ます。地球の核を復活させた『アステロイドビーム』のようなもので復活させるなら、彼女の力は必要ありません。
 それなのに自ら宇宙へ赴いたとなるとシドルの復活にはアーシェムと、アーシェムが召喚する『羽のアニマス』が必要不可欠だったのではないでしょうか。

 アニマスが『星の地殻を形成する要素』であり『星の生命』だとすると、アニマスが力を失えば星は生命を失う事になります。また、アニマスさえ生きていれば星は復活できるとも捉えられます。アーシェムは『羽のアニマス』を再び召喚し、惑星シドルを復活させたのではないでしょうか。

『聖地』のリセット

 『地球の文明をリセットしてエルゼドの支配下に置く』
 エルゼドの最高司令官イブが創世記教団を生み出した理由です。シドルの侵攻前から創世記教団が存在した事から、手は回っていたのでしょう。
 また、同じく最高司令官アダムは様々な惑星で暮らす派生種を根絶していました。

 アダムとイブは地球を『母なる星』や『聖地』と呼んでいます。
 原住民を滅ぼしてまでも種族としてのルーツとなる地を取り戻そうとする行動原理が、現実世界の『十字軍』に酷似しています。

 

もし『メガトン級ムサシ』の地球にシドルが侵略しなかったらどうなったのか

 前述した通り、『メガトン級ムサシ』の地球はシドルの侵攻前からエルゼドの息が掛かった『創世記教団』が活動していました。シドルが仮に侵攻しなかったとしても、地球の文明の崩壊は免れなかったと思います。
 『銀河帝国エルゼド』はシドル以上の軍事力を持った星間国家です。恐らくですが様々な惑星を支配し、その規模は大きいでしょう。
 シドルではなくエルゼドが侵攻して来たら地球はどうなっていたのでしょう。少なくとも、現在の地球人は全滅していたと考えられます。シドルの侵攻によって人口の99.9%が犠牲となり、地球の環境は大きく変貌しました。地球には穴が開き、『ドーナッツ地球』と呼ばれるようになりました。
 それがもしエルゼドの侵攻だったとすれば、どうなっていたのでしょう。シドルもエルゼドの前には歯が立たず、逃亡するしかありませんでした。地球にやって来たシドル人は全人口の約4%です。その規模で地球をここまで壊滅させたとなると、エルゼドが地球に侵攻していたらどうなるか気になります。

 地球の人口の99.9%を犠牲にしましたが、シドルと同盟を組んだ事によって地球の文明は守られたと考えられます。メガトン級ローグも元はシドル出身の南沙也香がもたらした技術から生まれました。地球とシドルが出会わなければ、ムサシの物語もまず始まらなかったでしょう。

あとがき

 今回は『メガトン級ムサシW(ワイアード)』のストーリー考察でした。ワイアードはまだまだ始まったばかりです。今後の展開が見逃せませんね。それでは、またどこかで会いましょう。



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