イタリアの父からのメッセージ(2)
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僕たち、東京の人間より、
ずっと穏やかに生活をおくっているはずなのに、
彼にそんな考えが頭にきてしまうことが
不思議でしょうがない。
…
周りを見回してみると、自分も含めて、
よく「やれ」ている人はいるけど、
よく「いれ」ている人は少ないのかもしれない。
…
本当は、よく「いる」ことは他者比較がいらないから、
より簡単にできるはずだけど、
情報化の中で生活をしてきたことで、
他者の生活を外から見ることが当たり前になり、
よく「やる」ことしか頭になくなってしまうんだよね。
…
日本人、とか、イタリア人、とか…ではなくて、
人類は一体これからどこに向かうのだろう。
「自己肯定感がないまま果たされる夢の
向こう側に待っているものは
自己嫌悪でしかない。」
僕はそう思うんだ。
…
よく「いる」ことって何だろう。
…
あなたは人の記憶に残るほどの努力家で、
既によく「やれ」ているのだから、
今日は短い時間でも、
カフェに入ってそういうことに思いを馳せても
いいのかもしれない。
…
人と比べないで、
美しく
生きたい。
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