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ロシア語の「(歩いて)行く」=「идти」、「ходить」 /「(乗り物で)行く」=「ехать」、「ездить」の違い

ロシア語には、to go(行く)という単語にしても、3つくらいある。と聞いたことがある人も多いかも知れない。

歩いて行く。
乗り物で行く。
飛行機で行く。

によってそれぞれ単語が違うという話である。

これは意外にも、それぞれ英語に直すことができるので、正直そんなに覚えるのには苦労しない。

歩いて行く。=I walk to there.
乗り物で行く。=I drive to there.
飛行機で行く。=I fly to there.

少々無理矢理な英語だけれども、こんな感じで、英語でも車で行く時は、to drive(車で行く)を使ったり、I will fly to New York. = 私はニューヨークに飛ぶだろう(飛行機で行く)。などと言ったりもするので、そんな難しい話ではない。

さて、ここで問題なのは、この歩いて行く。には、二つ単語があるということだ。

それが、

「идти」と、「ходить」

私もこの二つの単語を結構後回しにしていた感がある。というのも日本語でこれらの違いを検索すると、何やら難しい説明がされていることが多いからだ。

もちろん細かく説明してくれているので、それを読めばわかる話なのだけど、私にとっては英語で検索した時の以下のイメージの方がわかりやすかった。


①идти=uni-directional(一方向)

イッチーは、一方方向(→)のイメージ。

②ходить=multi-directional(多方向)

ハヂーチは、多方向(⇄)のイメージ。日本語のサイトはロシア語文法の本には、多方向というよりも、往復や、繰り返す移動、あちらこちらなどと説明されていることが多い。

つまり、①は一方方向だけなのだから、それ以外は②と考えれば、済む話ではないか?という話でした。

以下、例文

Вчера я пошел на работу.→①
Yesterday I went to work.
昨日仕事に行った。→昨日の中で起きた一方通行的な出来事

Я хожу на работу каждый день.→②
Я хожу на работу каждый день.
毎日仕事に行っています。→毎日行ったり来たりの繰り返しなので②の単語。

ここまでは歩いて行く。という単語をやったが、以下は車で行くという単語をやる。

①ехать=uni-directional(一方向)

Вчера вечером я поехал в Москву.
Yesterday evening I went to Moscow.
昨夜私はモスクワに行った。

②ездить=multi-directional(多方向)

Я часто езжу в Таиланд на своей машине.
I often travel to Thailand by my car.
私はよく車でタイに旅行します。→この動詞も、車で行く(ездить)。という単語である。


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