ヒンディー語には、3つの I(私は)がある。能格とは?
現在ヒンディー語強化期間中のマルチリンガールです。ロシア語がかなり進んだ数年を経て現在はヒンディー語圏に拠点をうつすかも!?笑
さて、ロシア語とヒンディー語は実は文法も語彙もかなり似ているということは知られていない。次回そのことは記事でも書こうと思う。
さて、
ヒンディー語では、英語に相当する、でも、I(私は)にとれるようなものが、3通りもある。
英語に慣れてしまっている場合、やはりその英語という外国語を基礎として他の言語も学ぼうとするため、能格(のうかく)とかそういう文法用語を聞いただけでやる気をなくすものである。
でも、難しく考えず、実は簡単なのだということを知ると、催眠術?にかかったように、すっと腑に落ちるものだ。
まず①からみていく。
※写真は、インド北部で借りてたホテルからの景色♬→こういう体験があるので諦めず語学を続けていこうと思えるのかもしれない。。
さて、レッツゴー。
①I met him.(私は彼に会った)
मैं उससे मिला।
ヒンディー語の、I(私は)といえば、やはり「मैं」=マェーン(ma͠i)である。
通常ヒンディー語では英語のI(私は)に相当するものとして、このマェーンを使うわけだ。
とはいっても、英語にはSVにあたる主語(代名詞)には、I(私は)=マェーン(ma͠i)しかないが、ヒンディー語にはあと二つある。
それを②と③で見ていこうと思う。
②I ate eggs.(私は卵を食べた)
मैंने अंडे खाए।
まず、メニー(ma͠ine)である。
非常に簡単で、「〜を」(目的語をとるような場合)が後に来る場合、I(私は)の形が、「मैं」→「मैंने」に変わってしまうのである。
これが能格(ergative)である。
単純でしょう?
能格。と検索して色々な記事を見ると、ものすごく長く書いてあったりわかりづらいのだけど、ヒンディー語のフレーズをそれぞれ見比べてみることで私は理解することができた。
③I need someone(私は誰かが必要だ)
मुझे किसी की जरूरत हैं
次に、「मुझे」=ムチェ(mujhe)である。これはロシア語やスペイン語にもあるので、どちらかの言語に触れている人ならわかりやすいかもしれない。
簡単にいうと、こんな感じ。
という例文で考えてみると、
という感じで、I(私は)ではなく、To me(私にとっては)というふうに考えればいい。
なぜこの形になるかに理由があるというわけではなく、セットや相性的な感じでこの動詞のときはこれをとるみたいな感じで使われることが多いように思う。
ロシア語であれば、
そして、スペイン語も、
どれも、dative(与格)と言われ、英語で考えた時、TO ME(私にとっては) である。
④注意
ヒンディー語を学ぶ際、特に会話を習得する際には自分のことをまず話すということが重要になるので、
私は〜
からつまづいて私もやる気をなくしたこともあるが、この辺を理解できるとかなり進んでくるので、
例文を自分自身で調べたり、英語からヒンディー語にGoogle翻訳をかけてみるなどして実験してみることをおおすめ。
どうしても説明だけを聞いていても覚えないので、いくつもの例文を読んでいくことをお勧めする。
いくつかのソースもつけておく
https://hinative.com/questions/579725
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