見出し画像

4作目 POWER FUZZ

ちょっと間が空いてしまった。1記事1作だと追いつかなそうなのだが思ったより長くなってしまったのでひとつ。
例によって秋間さんの自作本から。

4作目 POWER FUZZ

こちらはEHXのMUFF FUZZをモチーフにしたそうな。MUFF系は知ってるけどMUFF FUZZとは?と思い、検索してみました。

結構ハードだけどそこまでFUZZではない?
Big MUFFに比べるとキメが細かくてブチブチ感も少なく感じました。本家はミッドがスコーンと抜ける感じかな?

途中経過。今見るとスッカスカ。でも当時はめちゃくちゃむずかった

して、作ってみた感想としては初めてのラグ板からの基板、そしてICというのもアリ、結構苦戦した思い出…
ソケット付けて8ピン一個ずつハンダつけるのは意外にも綺麗にいったのだけど、当時はまだスズメッキ線すらもってなかったので長いグランド部分を切った足を繋いで繋いで…
配線材突っ込んでも上手くつかず、など基板面でも苦労して、更に狭いMXRサイズの中で配線材巡らすのがまぁ大変だった。

その後何工程か経て完成したが基板をケースから浮かせていたら鳴るものの、ケースに収めると音は出ず…
特にこの辺が難航したかなー。
スポンジを挟むって書いてあったからとりあえずメラミンスポンジでやってみるも導通しちゃうのか硬さなのかダメで、色々検索した結果ポット側にはサイズ合わせたクリアファイルの切れ端を挟み、基板ハンダ側はグルーガンで固めまくった所、安定してエフェクト出力するようになりました。
とはいえネジが弛んでたりすると症状出たりして難しかった。

肝心な音は実際のMUFF FUZZよりもBigMUFFの方がイメージ近く、割とブチブチっとしたファズらしい仕上がりに。

ツマミはレベルしかないものの設計が良いのか、めちゃくちゃ歪んでる割にオケ中のギターソロなんかはかなり太く抜けてきてかっこいい音でした。
ボリュームも申し分なし。

シンプルイズベストなんだなーと。音作りに迷わなくていいので、逆に使い勝手が良い品に。
ただ凄いロングサスティーンなのだが減衰していくとブチブチと音が途切れていくという。

したがってギター側のボリューム絞って、みたいな使い方は出来ませんでした。
これは回路由来か、俺の何らかのミスかそのうち検証してみたいところ。

というわけでおわり。良い歪みです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?