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GUNS vs METALLICA

■ in 1991


ロックが好きで、ロックを聴くことが生活の一部になっている1965年~1985年生まれの人にとって1991年という年がロックの特異点のような年であったということに何かしらの思いをもつことだとおもいます。私は以前その年のことを全く新しいものが生まれたというわけではなく、それまでの流れに乗っかって時代の雰囲気を取り込んだ表現に変わった時であったと表現しました。
ヘヴィネス、グランジ/オルタナティヴ、インダストリアル、といったキーワードがキーワードになるようなアルバムがこぞってリリースされた印象でした。
レコードコレクターズという音楽雑誌ではわざわざこの年に発売されたロック系のアルバムだけを集めて特集したくらい本当に素晴らしいアルバムであったり、そのミュージシャン、アーティストの大きな転換になるようなアルバムであったりがリリースされています。

よく覚えているのが、8月にメタリカのブラックアルバムが出て、9月にガンズ・アンド・ローぜズのユーズ・ユア・イリュージョンの1と2が2枚同時にリリースされて、CDショップでその二つのバンドの販促コーナーが出来ていたことです。
当時、大阪の阪神百貨店の2階にはCDショップがあって、大阪の方ならよくわかっていただけると思うのですがJRと阪急百貨店とを繋ぐ陸橋から入れる導線からして百貨店の中では結構良いスペースのショップでした。
百貨店内ってどのスペースにあるかが売り上げにもの凄く重要なんです。1990年代、阪神百貨店のなかのあの場所にCDショップがあったってことは、CDというものがいかに売れるものだったかということを象徴していたと思います。
その売れるCDのなかでも、海外のアーティストであるメタリカとガンズアンドローゼズがコーナーを設置されていたということは当時からこの二つのバンドの新作が注目されていた重要なコンテンツであったということが言えるのでしょう。

もちろん、メタリカのメタリカとガンズ・アンド・ローゼズのユーズ・ユア・イリュージョン1と2、当時から、どちらも売れていました。そしてそれがただの一過性のものだっただけでなく、質も伴ったものであったことは30年経ったいまでもこれらのアルバムが売れ続けているということが証明しているように思います。

とくに、ハードロック/ヘヴィメタル系の音楽がすきな人にとって、マスターピースであり続けているのですから。

■ Guns n' Roses & Metallica


そしてガンズ・アンド・ローゼズの二度目の来日公演の後、この二つのモンスターバンド、メタリカからラーズ・ウルリッヒが、ガンズ・アンド・ローゼズからスラッシュが参加して大々的な記者会見が開かれました。なんとこの二つのモンスターバンドが、夏の期間ダブルヘッドライナーでパッケージスタジアムツアーを行うというのです。
このニュースを知った時、最初に私が思ったのが「これは上手く行くのかな?なんとかやれたとしてもトラブルが続くのでは?」ということです。

ご存知の通り、メタリカのメタリカ(通称:ブラックアルバム)も爆発的に売れまくり、すでにコアなメタルファン、スラッシュメタルのメタリカという枠には収まらないほどのビッグ・イシューになっていましたから、やはりそれなりにプライドもエゴもあるでしょうから、そんなビッグなアーティストがアクセルのわがままにつき合ってツアーのスケジュールをこなすことができるのか?という心配です。

案の定、アクセルが体調不良でステージの途中ではけたり、ステージに投げられたライターが股間を直撃して激怒、途中退場というのもありました。喉のコンディション不良で公演がキャンセルされたり、といったことが次々に起こり、パッケージのツアーとしてはなかなか手放しで良い結果と言えないような公演もあったようです。そしてその中でも最悪の出来事としてあげられるのが、8月のモントリオール公演でした。その公演はステージのセットが変更されていたにもかかわらず、ステージ上のパイロ(火炎花火)に近づきすぎて、メタリカのジェームス・ヘッドフィールドが火傷を負ってしまいメタリカのステージは途中終了、ガンズのステージも大幅な遅延で開始するも、アクセルがまたも喉の不調を訴えガンズも途中終了となったことで、ファンが怒り、暴動にまで発展してしまったのです。

 
そんなトラブルのあった世紀のダブルヘッドライナー・スタジアムツアーでしたが、やはりこの二組のモンスターバンドを同時に体験できる公演の売れ行き自体はは軒並みソールドアウトしてグッズの販売含め相当な額のお金が動いたようで、メタリカは経済的利益を得たようです。しかしながら、ガンズの方は度重なるアクセルの遅刻で開演時間が遅延したことの罰金やアクセルがショウのアフター・パーティに湯水のごとくお金を使ったことで、全く利益が出なかったとか...

そういう意味ではガンズの方がロックンロール的だなぁと思ったりしたのです。

■Guns & Metallica T-shirt


ということで、今回紹介するのは、そのダブルヘッドライナースタジアムツアーのTシャツです。
かなりの量が作られているので、10年くらい前までは結構簡単に手に入れられました。
ダブルヘッドライナーなので、ガンズが上と右、メタリカが下と左のバージョンとその逆でメタリカが上と右、ガンズが下と左のバージョンがあります。デザイン的に絶対ガンズが上、右バージョンが良いと思ったので、こちらにしました。
こちらのオリジナル1993年ものはプレミアム化しているので、状態のよいものは結構な額で取引されているみたいです。


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