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マームとジプシー「かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっとー」を観てきました!

作・演出:藤田貴大

出演:石井亮介、伊東茄那、荻原綾 ほか

劇場:東京芸術劇場 シアターイースト

観劇日:6月14日 ソワレ


昨年話題になった「cocoon」を見逃して以来、
楽しみにしていた、マームとジプシーの公演を観てきました。

岸田戯曲賞を受賞した作品を、大幅に改訂して再演したという作品。
独特な脚本で、独自の演出手法も盛り込まれていて、
若い劇団らしい、実験的な要素に満ちあふれた作品でした。

題材は「家」なのかなぁ。
家族にとっての「家」という存在。
その「家」を軸に、いろいろな話というか、思いが絡み合うのですが、
そこはネタバレになるので省略。
難しい話ではないが、解釈を観客に依存するタイプの芝居だと思う。
正統派の商業演劇が好きな人には、「だからなんなの?」と感じる節もあるかも。

個人的には、心地よく観ることができました。
くどいまでの台詞の繰り返しも、これはこれでアリじゃないかと。

ただ、実験的な演出手法に、やや“やり過ぎ感”は感じました。
演出ばかりに目が行って、役者さんたちの魅力を引き出せていないような…。

今後の成長が楽しみな劇団です。

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