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T-works「愛する母、マリの肖像」を観てきました!

脚本:古川 健(劇団チョコレートケーキ)
演出:高橋正徳
出演:山像かおり、丹下真寿美、佐藤聖羅、阿部丈二、辰巳琢郎 ほか
劇場:赤坂RED/THEATER
観劇日:2020年3月14日 ソワレ

ノーベル賞を受賞したキューリー夫人の実話に基づくオリジナル作品。脚本は劇団チョコレートケーキの古川 健氏。演出は文学座の高橋正徳氏。T-worksというのは、演劇プロデュース集団で、所属する俳優は丹下真寿美さんだけのようです。

以上のことには、さほど興味はなかったのですが、元SKE48の佐藤聖羅さんのファンなので観に行ってきました。演技の経験はあるとはいえ、グラビアを中心に活動されている方なので、この “ザ・演劇人” といった顔ぶれの中で存在感を示せるのかどうかが心配になりまして……。

僕の取り越し苦労でした。キューリー夫人の娘役を見事に、過剰にならず自然体で演じていました。性格が異なる姉妹役を演じた丹下真寿美さんとの対比も、舞台に緊張感を与えていました。

ですが、観終えた後に、ぐっと迫ってくるものはなく、笑える場面も泣ける場面もなく、エンターテイメントとして物足りなかったのが本音。古川健さんの作品は、以前、劇団チョコレートケーキの「治天ノ君」という作品を観て、ものすごく感銘を受けたので期待していたのですが……。

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