通学時間が長いので、本を読む時間が増えた。
もともと、読書は好きで本は頻繁に買っていたけど、家で本を読む気にはあまりならない。
途中までしか読んでいない本であったり、買ってそのまま置いてある本だったり、色々ある。
今日は、そんな本のなかの1冊を読み終えた。
読み終えてから、あ〜と、腑に落ちるものがなにかあった。

どこにでもありそうな、平凡な日常が描かれていた。
古い価値観に縛られて変わることができないと思っている夫と、時代と共に変わる価値観に気づき変わる妻。
花は摘むとすぐに枯れてしまうから摘まない息子と、花を摘んで花に色んな景色を見せたいと考える母。

どれも対照的に描かれているのだが、どちらが優位に立つこともない書かれ方をしていることに読み終えてから気がついた。
人の価値観が、正しいか間違いかだなんて誰にも決めつけることはできない。
それでも、人は自分の価値観が、他人と同じか異なっているかを気にする。

どう思われたっていいじゃないか。
他人の思うことで生きるんじゃなくて、自分の思いのままに生きよう。
一度きりの人生。後悔のないように、生きたい。

そんなふうに思えた一冊だった。



本は、本の世界に入り込んで、色んな物事に考えを巡らせることができるから、もうひとつの人生を生きている・眺めているようで面白い。
やっぱり、読書好きだなあ。

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