今私の世界は、実に少しずつ、そして、とても静かに、裏と表が、或いは、有ると無いが、まるで反転するように混ざり合いながら、新たなもの、若しくは、ずっと前から知っていたことを確かめるように、変化している。

ことばはこころ。枝先の葉や花は移り変わってゆくけれど、その幹は空へ向かい、その根は大地に深く伸びてゆく。水が巡り風が吹く。陰と光の中で様々ないのちが共に生き始める。移ろいと安らぎのことばの世界。その記録。