自分の思い描いていた未来とは程遠い所に着地中。 このまま、爆発的な喜びや、心揺さぶられる感動に触れることなく、朽ちていくのだろうか。 スーパーの値引きをありがたがり、風呂に入ればシャワーを都度止め、電気をなるべく使わないよう色んなスイッチを切る生活。 子供の機嫌をとり、下手なりに手を尽くした献立を並べても、当たり前のように食される毎日。 今まで自分の選択でここまで来た、はず。だけど、少しのズレがずいぶんと大きいズレになってしまった。 私の人生ってなんだったんだろう。
心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書いていく。 五十を目前に、人生折り返したな、という焦燥ではなく諦観。 子供は高校生と中学生。歯向かわれて何も楽しくない日々。 10年前の私は、こんな未来が待ってるなんて想像もつかなかった。 1番年長の親が1人生き残り、一人っ子の私が面倒を見ている。食欲旺盛で、ものすごく食べる91歳…｡私の方が先に逝きそう、いやマジで。三食準備して、せっせと食べさせる。家族皆がジジイの事嫌いだから、私だけが相手にしてる。何度も言うが死にそうには
