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英検®️利用で大学に出願したいけど、いつまでに取得すればいいの?

ここ数年、大学入試において英検やTOEIC、TOEFLなどの外部試験利用が盛んになってきています。関西でも、関関同立や産近甲龍といった私立大学で、英検®️を利用した入試形式が採用されています。

英検を利用した入試制度については上の記事でまとめていますので、ご一読ください。

では、英検®️や他の外部試験を利用する場合、いつまでに試験に合格すればいいのでしょうか。この記事では、英検®️を利用する場合の取得期限についてまとめました。

各大学の出願期限をまずはチェック

締切に注意

まずは各大学の出願期間をチェックしましょう。今から直近の入試といえば、公募推薦です。(だいたい出願が11月初旬〜、試験日が11月中旬ごろ〜)
例として、当塾で志望する生徒さんが在籍している、近畿大学情報学部・経済学部の推薦入試(一般公募)の場合を考えます。
情報学部の公募推薦方式の出願期間の締切が11月9日(木)消印有効となっています。(令和6年度入試要項参照)
また、経済学部は11月23日(木)消印有効となっています。(令和6年度入試要項参照)
出願の際に、合格証の提出が求められ(ネットの印刷は不可となっています。)ますので、出願期限までに合格証が手元に届くかどうかがポイントになります。

https://kindai.jp/assets/pdf/exam/exam-guide-2024.pdf(2024年度近畿大学入試資料)

英検の試験案内で合格証の発行日を確認

従来型の試験の場合

英検®️の従来型試験の直近開催は第2回です。下の図を見ると、第2回検定の合格証の到着日はA日程で11月21日(火)となるので、残念ながら近畿大学の情報学部公募推薦の出願には間に合いません。
経済学部であれば、ギリギリ間に合うということになります。

英検公式HPより抜粋

SCBT方式の場合

では、毎月実施されている英検SCBTの場合はどうでしょうか。

2023年10月SCBTの結果スケジュール

SCBTのスコアでももちろん出願は可能ですが、成績必着日に合格証が送られてくるので、上の表の成績必着日を確認する必要があります。
経営学部の公募推薦入試の出願締切が11月23日(木)消印有効ですので、10月8日(日)の試験までは出願に使用できます。

資格の有効期限も確認

英検®️以外の外部試験も出願に利用することが可能ですが、資格の有効期限には注意してください。英検の場合は有効期限は特に設けていない大学がほとんどですが、例えばTOEICの場合は2年間有効という制限があります。もし過去に取得した成績で出願を検討している場合は、有効期限も確認してください。

不測の事態に備えて、早期からの受験を

早くから対策をすれば、その分合格できる可能性が高くなる

ここまで、いつまでの受験であれば英検を出願に利用できるかをみてきました。
ただし、不測の事態が起こる可能性も考慮すると、できるだけ早期に受験をしておくほうが良いでしょう。例えば、満席のため希望する試験日に受験できない可能性もあります。
また、英検rなどの外部試験の早期受験には他にもメリットがあります。

問題慣れすることができる

入試とは違い、資格試験なので何度も同じ形式の問題にチャレンジすることができます。何度も受験することで、本番の環境や問題慣れすることができ、合格可能性はグッと高まることが多いです。

継続的な学習で英語力の向上が期待できる

資格試験を継続的に受けることで、英語能力の定着率が高まります。
いわゆる一夜漬けという状態から脱却することが可能になり、入試で特別な勉強をしなくても英語はできるという状態になったり、大学に入った後も英語で困ることが少なくなります。(大学でも英語の授業はほぼ必須であります)

余裕のあるうちに英語外部試験資格を取得することで、選択肢の増加を

高校3年生になると、いよいよ大学入試に向けて入試勉強を始めることになります。外部試験の対策と入試形式への対応とを同時にすることはかなりの負荷になりますので、可能であれば高校2年生までに英検2級程度は取得しておくほうが良いと考えられます。
また、早期対策で英語能力をトータルで向上させていくことで、入試英語への対応も効率よく行うことができます。
もし、少しでも興味があったり、迷っているようでしたら一度英検®️やTOEICを受験してみるといいでしょう。



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