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外国語学部英米学科の学生の英語勉強量


「毎日英語は勉強した方がいい」
英検を受ける生徒やアドバイスを求めてきた方に、当然のごとくこう返答していますが、実際にどれぐらい勉強してきたのかということを、外国語学部出身である、私の経験をもとに記事を書きます。

前提条件

前提として、私の英語能力は当時、特に対策をせずにTOEICを受験して850ぐらいを出せる程度でした。リーディングよりも、リスニングの方が点数が高かったような気がします。
ちなみに、中学校時代は英語は5段階評定中3でした。どうやって英語が得意教科になったのかは、また別の記事で紹介します。

通学時間2時間、ずっとリーディング

私の卒業した大学は、神戸市の最西端にあると言っても過言ではない場所で、通学に2時間弱かかっていました。あまり真面目ではない学生でしたので、事前の課題を授業直前に済ませるのが当たりまえ。通学の電車内で授業予習をすることが日課でした。

ところが、英米学科のリーディングの量は半端ではありません。
「英語で書かれた専門書を100ページ読んできてね。来週そこ授業のテーマだから。」
と、見たこともないような単語が、1ページあたり半分以上あり、とても全部しっかりと読んでいては、2時間では終わらないような量でした。

パラグラフごとに読む訓練が役立った

幸いなことに、パラグラフごとに主張が変わらないということは、予備校時代に知っていたので、それが大いに役立ちました。少々知らない単語があっても、なんとなく言ってることはわかります。

時間がある時には精読

また、大量に知らない単語があるということは、裏返せば新しい単語に出会う機会が多いということです。時間に余裕があるときは、単語を一つずつ丁寧に調べながらリーディングをしていくと、半年ぐらいで辞書なしでほぼ読めるというところまできました。

基礎ができたあとの大量インプットは効果大

ここで私が実感したことは、基礎(文法事項は大体理解してるし、説明できる)ができていれば、大量のインプットはかなり効果の高い勉強法だということです。
ある時を境に、英語力が伸びないと感じることがあります。そういう場合は、インプットが足りない場合が往々にしてあります。

まずは語順とコアの文法の習得を

それでも、いきなりわからない単語ばかりの文章を読むことは苦痛しか感じないでしょう。
僭越ながら、外国語大学卒業生として、アドバイスさせていただくとすれば、まずは英語の語順に慣れることが大切です。英語は日本語よりも語順に対してシビアです。ただ、一度語順に慣れれば、早く読める。主張を掴みやすいのも英語の特徴です。

そして文法のコアをできるだけ最初に学んでください。私が考える文法のベースは、品詞、句、節と5文型と時制です。これらは確実に抑えておきましょう。

最後に

英語学習を進めていく中で、4技能(リーディング・リスニング・スピーキング・ライティング)を同時に高めることは、非常に重要な意味を持ちます。どれか一つだけを極めようとすることは、かえって非効率になりがちです。
声に出しながら読む、モデル音声を聴きながら読む(シャドーイング)、書きながら読む(ディクテーション)。
これらは古くから、通訳者のトレーニングとしても採用されている方法で、おすすめできます。
単語帳を覚えるだけなどの苦しい勉強から抜け出して、効率的に学習を進めていってください。


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