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【SP4環境】ダイナブラッキーの考察&デッキ紹介【全文無料】

みなさんこんにちは。
チームライジングフィストのむっかです。
今回はイーブイヒーローズ、ハイクラスデッキで収録された強力なカード2枚の紹介とこれからのムゲンダイナVmaxのサンプルデッキの紹介をしていこうと思います。

強力なカードの登場

◎ブラッキーV、ブラッキーVmax

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特性を止めることができるガラルマタドガス、道具を破壊することができるレパルダスVなど、Dマーク以降はトレーナーズの効果を特性として使うことができる悪ポケモンが収録されてきましたが、ついにボスの指令の効果を持ったポケモン「ブラッキーVmax」が登場しました。
これがとてつもなく強すぎる。
その理由としては…

・実質1ターン中にドローサポート+ボスの指令
・160ダメージ出せるため置物にならない
・草弱点による弱点の分散

この3つが主な理由となります。
状況によってスーパーボールやポケモン通信もボスの指令になり得るため以前よりもゲームスピードが速くなります。

また、進化前のブラッキーVにも注目です。
悪1エネで打てる「くろいまなざし」はバトルポケモンを逃げられなくする優秀な効果を持っていてポケモンいれかえ等を強要させることができ、とりあえずベンチに出していても腐らないところが良い点です。


◎冒険家の発見

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ムゲンダイナデッキに博士の研究、マリィ、ボスの指令以外のサポートは必要ないと思っていましたが必須級のカードが追加されました。
ポケモンVを3匹山札から持ってこれるシンプルで強い効果を持っています。上述した通り、トレーナーズの効果を特性として持っているポケモンを多く採用しているムゲンダイナデッキと相性が良く特別な理由がない限りは採用されるべきカードと言えます。

デッキ構築の変遷

ダイナブラッキーのデッキ構築をするにあたってまずは既存のデッキに新カードを素直に追加することにしてみました。
イーブイヒーローズ発売前まで使用感の良かった自分のムゲンダイナデッキと竜王戦で優勝されたサイトウコウセイ選手のダイナブラッキーデッキのいいとこ取りをすれば良いデッキになると思い叩き台を作りました。

ブラッキー収録前のムゲンダイナ(むっか)

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竜王戦優勝ムゲンダイナ(サイトウコウセイ選手)

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デッキの解説はこちらから
https://note.com/koseipokemon/n/nf4c37a710eca

※掲載許可いただいております。
快く快諾いただいたサイトウコウセイ選手、ありがとうございました。



Ver1.0 冒険家の発見+ネズ

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頂への雪道の存在が怖くトキワの森よりも混沌のうねりを採用したかったためポケモンとエネルギーを同時に持ってこれるネズを採用したデッキ。

率直に言うと相当弱いデッキでした。
いいとこ取りをした結果、器用貧乏なデッキとなりムゲンダイナの良さを十分に出しきれないものとなってしまいました。

◎反省点

*ドロサポの減少により必要札を引けない現象
先に頂への雪道を貼られ手札にスタジアムがなければ博士の研究だけで探しに行かなければならない。(エネルギーが足りない場合も同じく)

*ドロソが少ないため手札補充がしづらい

*カードプールが広すぎる
限られたドロソで的確なカードを引くためには上述の構築では広すぎて拾いきれない。

上述の反省点を踏まえ構築したデッキがこちら↓

Ver1.1 ダイナブラッキー(混沌型)

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カードプールを狭め頂への雪道メタで混沌のうねりを3枚採用したデッキ。
Ver1.0でドロサポは多投した方が良いと感じたためマリィを追加。手札が枯渇することも無くなりストレス無くプレイすることができるようになった。

ここで1つ疑問が生じた。
「実は冒険家の発見いらなくね?」

天啓です。

状況に応じて必要なポケモンVを持ってこれるのはとても強いのですがそれと同時にリセットスタンプやエネルギーつけかえなど他にも必要なトレーナーズを引きたい場合、冒険家の発見よりも博士の研究やマリィを優先して打つ必要があります。
冒険家の発見でクロバットVを持ってくることでドローできることはできるのですが、いかんせん最大6ドロー。必要札が全て揃うとは到底思えません。
ものは試しにということで冒険家の発見無し構築を作成してみることにしました。

Ver2.0 ダイナブラッキーシンプル構築

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一番最初の僕のムゲンダイナの構築にブラッキーラインを雑に突っ込んだ感じの構築になりました。
冒険家の発見が無くても十分デッキが回り必要札もストレス無く回収できるためこれからのダイナブラッキーの基本フォーマットはこれになりそうです。

デッキ解説

ポケモン(21)

ムゲンダイナVmax-ムゲンダイナV(3-4)

メインアタッカー。
3-4にするか4-4にするかは以前は好みで分かれていましたが冒険家の発見が収録されたことにより持って来やすくなったためこれからは3-4が主流となりそうです。
この構築では冒険家の発見は入れていませんがポケモン通信が4枚採用されているので比較的安定してVmaxさせることができます。
ムゲンダイナ登場当時から3-4で回していますが特にストレスを感じたことはありません。

クロバットV(4)

4枚採用以外に選択肢のないカード。
このポケモンでスタートは割り切りましょう。
クイックボール、ポケモン通信等で山札を確認する際はこのカードが何枚サイド落ちしているかしっかり確認しておきましょう。
マニュダイナと違ってこのポケモンで殴ることはほぼ無くなりましたが、一応2エネで殴れるので非Vデッキに対しては攻撃することも選択肢に入れながらゲームを進めることをお勧めします。

ブラッキーVmax-ブラッキーV(2-3)

サブアタッカー且つボスの指令を兼ね備えた期待の新人。3-4,3-3,2-2など様々な枚数の組み合わせを試して運用して来ましたが一番しっくり来たのが2-3でした。
その理由として

・進化カードが多すぎると博士の研究でデッキが
 回せなくなる可能性がある。

・頂への雪道やガラルマタドガスを考慮すると
 ボスの指令も複数枚採用したい。

上記のケアをするため、最低採用ラインが2-2としました。下がサイド落ちして1回特性を使えないのがしょうもないのでブラッキーVを1枚多く採用し2-3の枚数に落ち着きました。
基本的に先2で特性を使いサイドレースを有利にしたいため1ターン目にブラッキーVを最低1匹は用意しておきたいです。

ガラルファイヤーV(2)

サブアタッカーその2。
自身の特性「じゃえんのつばさ」でエネルギーをサルベージすることができ2ターンで攻撃に移ることができます。
また、サルベージしたエネルギーをエネルギーつけかえを使用することで任意のポケモンに移動させることができるベンチに置き得なポケモンです。
自傷ダメージが多少あるものの190ダメージを出せるため3-2-3のサイドプランを相手に強制させることができます。
草弱点であることからムゲンダイナの苦手とする闘タイプ相手に積極的に出していきたいですね。

フーパ(あくのいましめ)(1)

ミラーや非V対策として採用。
今のムゲンダイナデッキに採用されるポケモンは総じて強力な特性を持ち合わせています。そのため特性の数だけ火力の上がるフーパは環境的に刺さっていると感じます。
また、裏工作等を多用するデッキが多くみられる現環境にもマッチしていて進化前のメッソン等を積極的に取り展開を遅らせることが可能です。

ガラルジグザグマ(2)

ドレッドエンドやオーラバーンで足りない打点を補ってくれる優秀なポケモン。
枠が増やせるならまずこのポケモンを増やすことをお勧めします。

グッズ(17)

クイックボール-ポケモン通信(4-4)

以前はスーパーボールが選択肢に入っていましたが冒険家の発見の登場、ブラッキーVmaxを確実に持って来たいなどの理由から確定要素のあるポケモン通信が優先されスーパーボールは0枚となりました。
クイックボール、ポケモン通信で持ってくる優先度として
※ムゲンダイナVがバトル場スタートの場合
《先攻》
ブラッキーV>クロバットV>ブラッキーV2匹目>ガラルファイヤーV>ムゲンダイナV2匹目

【注意】
相手が黒馬バドレックスとわかる状況であればポケモンVを2匹以上並べないようにすること。
→後1ガラルサンダーVでバトル場のムゲンダイナが気絶するため。

《後攻》
ムゲンダイナV2匹目>ブラッキーV>ガラルファイヤーV>クロバットV>ブラッキーV2匹目>クロバットV

ポケモンいれかえ-あなぬけのひも(2-1)

クロバットVやブラッキーVでスタートした場合、先2後2でドレッドエンドでダメージを与えるためベンチに戻る必要があります。
同型の場合、ブラッキーVの「くろいまなざし」で逃さなくなることもあり得ますので入れ替え札はこれ以上は少なくできないと思います。
ガラルマタドガスをメタるのであればあなぬけのひもを多く採用するのもひとつの選択肢だと思います。

エネルギーつけかえ(2)

こんなにドローソースが多いデッキですが手貼りできないことも何故かよくあります。
そのリカバリー手段として、またはアタッカーをチェンジする際に使用します。
本来は1枚にしたい枠ですが1枚だと欲しい時に引けないので2枚の採用。

大きなおまもり(2)

ムゲンダイナVmaxにつけることでガラルサンダーVのらいめいげりを耐え、クロバットVにつけることでれんげきウーラオスVmaxのキョダイレンゲキ180ダメージを耐えることができます。
雑に貼って問題ない道具ですので複数枚採用。

リセットスタンプ(2)

ガラルファイヤーVやブラッキーVの収録によりサイドを3-2-3や3-2-2のように取られるプランが取られるようになりました。
そのためリセットスタンプを打ち得な盤面が多く相手がもたついたところを一気にたたみかけることができます。
この構築ではマリィを厚めに採用しているので1枚減らして別のカードに変えても問題ないでしょう。

サポート(9)

博士の研究-マリィ(4-3)

冒険家の発見を採用しない代わりにドローで必要パーツを集めたいため博士の研究は最大枚数の採用、相手の妨害もできるマリィも枚数が許されるギリギリの数まで採用しました。
冒険家の発見よりもドローカードを優先する理由はクロバットVの6枚でエネルギーを引ききる自信がなかったためです。トキワの森を採用することで引けないリスクを回避することができますが今回の構築ではそのような運ゲーをしたくないため採用を見送りました。

ボスの指令(2)

以前までの構築では3枚以上の採用が必要でしたがブラッキーVmaxの収録により1,2枚まで減らしても問題なくなった枠。
基本的に2-2-2でサイドを取りきる動きが強いのでブラッキーVmaxが出せないタイミングで打っていきたいため2枚の採用。

スタジアム(3)

混沌のうねり(3)

頂への雪道が嫌いすぎて絶対に貼られない、貼られたとしてもドローカードで引ききるため多めの採用。流石に3枚は重いので他のスタジアム2枚+混沌のうねり、もしくは混沌のうねりを2枚にして1枠を他のカードにする選択肢もあります。

エネルギー(10)

基本悪エネルギー-ハイド悪エネルギー(7-1)

ドローカードが豊富なためこの枚数でも十分に引ききることができます。リーフィアVmaxを重く見るのであればハイド悪エネルギーをもう1枚採用しても良いかもしれません。
(混沌のうねりがあるためガラル鉱山とのコンボがしにくいため入れなくても問題ないかも?)

ウィークガードエネルギー(2)

先2キョダイレンゲキをバトル場のムゲンダイナVが耐えたり、しっぷうづき+クイックシューター2回でムゲンダイナVmaxが気絶しなくなるため現状採用しない選択肢はないと思います。
ウィークガード手貼り2回+エネルギーつけかえでムゲンダイナVmaxがらいめいげりを耐えることができるためその再現性を上げるためもう1枚多く採用することもお勧めです。


以上がシンプル構築の概要です。
ここから環境に応じてデッキの内容を変更していきます。

差し替え候補カード


ポケモン

・レパルダスV
道具をトラッシュできる優秀な特性を持つ。
現状早急にトラッシュしたい道具が環境に無いため、状況に応じて差し替えたい。

・ガラルマタドガス(かがくへんかガス)
特性を止めることができる優秀な特性を持つ。
採用するとなると進化ラインが多すぎてデッキが回らない、博士の研究で無駄にトラッシュしてしまう等のデメリットがあるため現状不採用。

・マーシャドー(リセットホール)
頂への雪道を割るためにピン差しができる。
悪ポケモンでないためスタートがこのポケモンだと少々都合が悪い。
プレイングに自信があれば採用してもよいでしょう。

グッズ

・うねりの扇
連撃ウーラオス対策になり得るカード。
入れるのであれば2枚からであるためデッキを大幅に変える必要がある。

・ツールジャマー
黒帯+連撃エネルギーからのキョダイレンゲキや望遠スコープメタとして採用できる。

・ふうせん
雑に切れる入れ替え札。
リーフィアVmaxのくさむすび対策にもなり得るため採用検討してもよい。

・やまびこホーン
2-2-2でサイドを取り続けるためトラッシュからポケモンVをベンチへ引き摺り出す。
使用タイミングが限定的で難しそうな印象。
ブラッキーVmaxラインが3-4で絶対ベンチを呼び出すような構築であれば採用の余地がある。

サポート

・冒険家の発見
新しい強力サポート。
状況に応じたVポケモンを持って来られる。

スタジアム

・トキワの森
冒険家の発見と同時に採用したいカード。
クロバットVだけではエネルギーを引ききれない可能性があるため。
三神が少ない現環境であれば悪用されることも少ないため採用しやすい枠。


連撃ウーラオスガンメタ構築

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【追加】
レパルダスV、うねりの扇2、ツールジャマー、冒険家の発見、ウィークガードエネルギー

黒馬バドレックス収録前に幅を利かせていた連撃ウーラオスVmaxに対抗するためにうねりの扇、ツールジャマー等を採用しキョダイレンゲキを打たれないように立ち回るデッキにブラッキーVmaxラインを雑に突っ込んだ構築になります。

【利点】
・連撃ウーラオスに後攻を取ったとしても勝てる可能性がある。
・特殊エネルギーに頼っているデッキに対して妨害ができる。
【欠点】
・ガラルサンダーには蹴られて負ける。
・うねりの扇を使わない対面では手札に残りもたつく。

ガラルマタドガス構築

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【追加】
レパルダスV、ガラルマタドガス、ドガース、ハイド悪エネルギー

ジメレオンの裏工作やブラッキーVmaxのダークシグナルを止めることができるガラルマタドガスを無理やり突っ込んだ構築。
頂への雪道の影響でルールを持たないポケモンの特性が頻繁に使われる現環境に刺さっていると思われます。

【利点】
・ルールを持たないポケモンの特性も止められる。
【欠点】
・進化ラインが多く手札事故が起こる可能性が高くなる。

むっかお気に入り構築

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【追加】
ガラルジグザグマ、あなぬけのひも、ふうせん、冒険家の発見、ダンデ、トキワの森、ウィークガードエネルギー

執筆当時使っているお気に入り構築です。
冒険家の発見による安定感、ダンデによる奇襲性を兼ね備えたムゲンダイナらしい構築になりました。

なぜダンデを入れてるの?

ダンデを入れることで本来2ターンかけて倒すポケモンを1ターンで倒すことができるためです。
例えば…

HP310ライン(リーフィアVmax etc)
ドレッドエンド(270)+ダンデ(30)+かんしゃくヘッド(10)
HP320ライン(ゲンガーVmax etc)
ドレッドエンド(270)+ダンデ(30)+かんしゃくヘッド(10×2)
HP330ライン(ウーラオスVmax etc)
パワーアクセル(30)+ドレッドエンド(270)+ダンデ(30)

HP220ライン(ムゲンダイナV etc)
オーラバーン(190)+ダンデ(30)
HP230ライン(ザマゼンタV etc)
オーラバーン(190)+ダンデ(30)+かんしゃくヘッド(10)

スピード勝負になりつつある現環境でVmaxポケモンをワンパンできる選択肢はあって損はないと感じています。
また、ダンデを絡めることでムゲンダイナVmaxの苦手なザマゼンタVにも回復の隙を与えず一撃で倒すことができます。

結局冒険家の発見入ってるじゃん

いらないと思った冒険家の発見が構築に入った理由はスーパーボールが採用されていた以前の構築ではドローと合わせて引くことで山札をある程度掘ることで任意のポケモンが手に入りやすいものでしたが、今回は採用していないため純粋なドローとポケモン通信で任意のポケモンを集めないといけません。
そう考えると1枚〜2枚の採用は考えても良いかと思われます。

ガラルサンダーVはどうする?

大きなおまもりを採用していないためガラルサンダーVのらいめいげりでムゲンダイナVmaxは気絶してしまいます。
そのため多くのプレイヤーは大きなおまもりやビッグパラソルを採用して倒されないように工夫していますが僕はその対策は必要ないと思っています。
大きなおまもりでHP残り30で耐えたとしてそのムゲンダイナVmaxを場に残しておくとどうなるでしょうか?
ツールスクラッパーやサイコパワーでムゲンダイナVmaxが簡単に倒されてしまいます。
後者ならまだしも前者は1ターンにサイドを3枚以上取られることを意味します。
つまりは低HPのムゲンダイナVmaxが場にいるのはリスクでしかありません。

そのため僕はあえてガラルサンダーにムゲンダイナVmaxをとらせて、ガラルファイヤーVで反撃する方法をよく取ります。
その際はムゲンダイナVmaxはもう場には出さず3-2-2のサイドの取らせ方を強要しています。

【利点】
・VmaxポケモンやザマゼンタVなどをワンパンで倒せるルートがある。
【欠点】
・デッキを回すためダンデをトラッシュしてしまうことが多い。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。
強力な新カードの収録でムゲンダイナデッキもまだまだ戦えると思っています。
おそらくJCSもムゲンダイナで出場することでしょう。(開催されればの話ですが)

これからも優良なムゲンダイナの記事を書き続けたいと思いますのでそのモチベ向上のため投げ銭を設置させていただきます。

本記事を読んで質問等あればTwitterのDM(@Umipokeca448)にて対応させていただきます。


ムゲンダイナ最強!!

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