病院での羞恥

 30越えて包皮に謎の傷ができてしまったときの話です。最初泌尿器科で診てもらったのですが、皮膚科に行くよう指示されたので、後日近くの皮膚科に行ってみると、女性医師でした。皮膚科医って女性が多いですよね。男性医師を探すのが難しい。その皮膚科医は、年齢はおそらく30半ば、白衣の下に着てるインナーの胸元が大きく空いていて、ほんの少しだけ胸のふくらみが見えていたのが印象的でした。

 思っていたよりも若い先生だったことに一瞬狼狽えたのですが「言いにくいのですが包皮に傷ができてしまい治らないんです」と伝えると、「じゃあそちらで脱いで患部を見せてください」と言われました。カーテンを閉められたベッドに腰掛け、ズボンとパンツを下ろし、どうしようか悩んだ結果、皮を剥いて亀頭を露出させておきました。こうすることで、包皮の先端にあった傷が見やすくなると思ったからです。「準備できました」と言うと、先生は手袋をして私のペニスを持ち、顔を近づけて見た後、軟膏を出すので塗ってみてまた2週間後来て下さいと言われました。

 2週間後、処方された軟膏を塗っても良くならなかった傷をまた診てもらいました。前回同様ベッドに腰掛けてズボンと下着を脱ぎ、もう隠してもしょうがないという心境で、ペニスは皮が被ったままの(自分にとって)自然な状態で先生を呼びました。

 前回とのペニスの違いに気づいたかどうかは分かりませんが、先生は少しペニスを観察すると、ペニスを手で持ち皮をスルッと剥いて患部を見ました。皮を戻すことはしてくれませんでした。その後、写真を撮りたいと言うので了承すると、デジカメを持ってきて、色々な角度から私のペニスを撮影し始めたのです。

 それまで触られても反応することなかったのですが、どういうわけか写真に撮られているとムクムクと大きくなってしまい、鎮まれと焦るも時すでに遅し、完全に勃起状態となってしまいました。先生は全く気にしてないかのごとく、引き続き硬くなった私のペニスを持ち、写真を撮りました。

 撮影が終わり服を着ていると、先生はアシスタントの女性(看護師?)にそのカメラを渡し、画像の取り込みをお願いしました。その人は見るからに20代前半、それまではカーテンの中で診察を受けていたので見られずに済みましたが、私のペニスの写真が彼女に渡ってしまったのです。データ取り込み時に彼女がその写真を見たかは不明ですが、取り込まれた後は、机に置いてある大きなディスプレイに私のペニスが映し出され、診察室にいたアシスタントにもばっちりと見られることとなってしまいました。しかも通常時から勃起時までの変遷が丸わかり・・・。画面越しに見る私のペニスはやたら情けなく、顔から火が出るほど恥ずかしかったです。

 再び、2週間後診てもらいに行きました。状態は一進一退という感じで、少しマシになった気もするけど、でも完治までは程遠い状態でした。患部を見せるとき、前回包皮を剥かれたので、今回は少しだけ剥いた状態、亀頭が全部出てないけれど、傷がよく見える状態にしておきました。全剥け、全被り、半剥けと、結果的にバラエティ豊かなペニスを披露しました。向こうは医者ですからそんな違い微塵も気にしてないでしょうが、ペニスに悩める男にとっては、それぞれの状態を見せることは決死の覚悟でした。すると、またもや先生に皮を全部剥かれてしまい、そしてまた写真を撮られました。増えていく私の下半身裸の写真、この日も少し反応してしまいましたが、幸い完全な勃起状態にはなりませんでした。

 それからも数回、その先生に診てもらいました。診てもらう前にそれがマナーかのようにペニスの包皮は剥いておき、毎回写真で記録されました。撮影記録をスクロールすると、通常時のもの、半勃ちのもの、そして完全に勃起しているもの、もはや数か月に及ぶ私のペニスコレクションができていました。経過を記録しておきたいという目的はよく理解できるのですが、自分のペニスがでかでかとスクリーンに映っているのは複雑な気持ちでしたし、何より都度アシスタントの女性にも見られて、本当に恥ずかしかったです。

 診察や治療でペニスを見られる、触られることは、恥ずかしいとも何とも思いません。それが彼女たちの仕事ですから、触られたり見られるのが嫌だとも、また嬉しいとも思いません。医療従事者だからペニスを見る・触るのは当たり前、患者なのだから診られる・触られるのは当たり前、それだけでした。ただし写真は別でした。このように写真に撮られてディスプレイに映し出されるのがとにかく嫌、屈辱的でもありました。傷どうこうではなくて、自信のないペニスが延々と映し出されているのが嫌でしたし、しかも病院では似つかわしくない勃起している状態までもが鮮明に映し出されているのがとにかく嫌でした。

 ある趣向を持つ人にとってはご褒美なのかもしれませんが、毎回映し出される自分のペニスの写真に嫌気がさし、また一向に状況が改善されず、医師と言えども異性なので色々と話しにくいことがあったのも事実なので、男性医師がいる皮膚科に変えてしまい、その病院はそれっきりです。なお男性医師の病院では、写真を撮られることはありませんでしたし、自分でペニスを持って先生の指示に従って患部を見せました。一度も反応することはなかったことを付け加えておきます。

 匿名で質問募集中です。なんでもどうぞ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?