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『#串カツ田中 』から『#串カツ宮迫 』へ。看板屋から見るこのプロジェクト。

 皆さん知っていますでしょうか。あの『串カツ田中』が『串カツ宮迫』に1か月のみ変わることを!※テンション上がり勝手に近所の門前仲町店でトップ画作ってしまいました、すみません…笑



昨日宮迫さんのYouTubeでクラウドファンディングのリターンでもらえる1か月間の「串カツ田中」のネーミングライツのお金、その額なんと2000万円を支払う動画を上げておりました笑面白かったです。


この行動力と企画力宮迫さんも串カツ田中さんも本当すごいなあと思いました。動画内でも何度も出てきましたが、今は本当にみんな大変な時期だと思います。

飲食業界なんかも90%売り上げダウンなんてざらだが何か解決できるウルトラCもないと串カツ田中の社長さんもおっしゃっており、その中でもこの世の中を盛り上げてくれようとしてくれる企画、なんだか自分事のようにうれしくなってしまいました。

そんな自分もお酒が大好きで週2~3は飲みにお店に行ってはいたのですが、自粛でさすがに行けなくなってしました。串カツ田中もよくお世話になっていて、ハイボールのチンチロリンが今では懐かしいです…

この動画や企画を見て、自分にもできることと思いこのクラウドファンディングのページへ飛びすぐ応援させていただきました。宮迫さんに比べれば微々たるものですが、本当に頑張ってほしいですし、一緒に頑張りたいと思いました。
ご興味ある方はぜひこちらから!今こそ、串カツで笑顔に!!一緒にコロナを乗り越えましょう!!

串カツ田中

前置きが長くなりましたが、『串カツ田中』から『串カツ宮迫』へとなると看板もきっと変わるのでしょう。そうなると看板好きとしては気になって仕方ないところです笑

自分も過去何百店舗、看板を日本全国一気に架け替え、名称変更みたいなことを何度か経験してきました。
その視点をもって看板屋としてどう進めていくのがいいのかみたいなところ勝手に考察していこうと思います。

前提条件

まず『串カツ田中』の店舗と看板、今回のプロジェクトの情報を整理してみましょう。

【店舗数】
278店舗
内訳:北海道・東北(7)、関東(184)、信越・北陸(12)、東海(22)、近畿(25)、中国・四国(8)、九州・沖縄(18)、海外(2) ※5月22日時点HPより

【店舗形態】
ビルイン、路面店(ビル1Fの事が多い)、ロードサイド店など形態は豊富。
路面店が多い印象 ※5月22日時点むかいやま主観

【看板】
内照式の壁面看板・袖看板とテントへシート貼りが多い。
ただロードサイド店はポール看板にカルプ文字、内照のLEDチャンネル文字なども見られる。 ※5月22日時点むかいやま調べ

【条件】
「田中」の箇所のみ「宮迫」に変更。
1か月後に「田中」へもどす。

ざっとこんな感じでしょうか。まとめてみた印象は中々難易度は高そう…。特に店舗形態がいろいろで看板の種類が色々というところと、1か月後に元に戻すというところが難易度高めております。ただ1部に店舗固まっている(東京は115店舗も!)あることは進めやすいポイントであるように感じます。

次にQuality(品質)・Cost(コスト)・Delivery(納期)の視点で場合分けしてみようと思います。

Quality(品質)

今回は一旦変えて、また元に戻すということでどのようなパターンが考えられるか、むかいやまなりに松竹梅で出してみます。

・松案
もちろんこれは、意匠をすべてつくりかえることが一番きれいになります。
ただ1か月後に戻すので既存の意匠は使えるものは保管しておき、再利用不可の場合は再製作になることになるでしょう。

・竹案
既存の「田中」の文字の上から「宮迫」の文字を表示するという方法。これは動画内で貫社長さんがメニューは上からシール貼るとおっしゃってましたね。
看板も粘着力が弱めのインクジェット出力シートを上から貼る方法は考えられます。いくら弱粘といっても撤去するときに跡が残ったり、もとの「田中」文字が一緒に剥がれてしまったりのリスクは考えられます。
※下記画像の「第一~」の少し色が違うところが上貼りされた部分

上貼り

もしくはリスクを鑑みて「田中」の文字の上にターポリンに「宮迫」の表記のあるものをロープ等でしっかり固定するという方法もありかと思います。そうすれば意匠には傷をつけるというリスクはなくなります。また平滑な看板でなく、立体な文字などでもうまく包んで隠すこともできます。
ただしっかり固定方法検討し止めないと、台風や強風などで飛んでいきやすいので要検討ですね。

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ただどちらも内側から照らす内照式だと内側から「田中」の文字が浮き出てくるのでその部分だけでも電気を消す必要があります。そうすると夜見えにくいのが難点です。スポットライトを付けるという案もありますが予算次第といったところでしょうか。

・梅案
基本は竹案と同内容ですが、変える箇所を入口上の看板などメインとなる看板のみとすることです。そうすれば費用・納期は一気に抑えることが可能になります。

Cost(コスト)

次にコストです。お金ですね。いいものは作りたいし早く納めたいですが、どうしてもコストという制約が発生します。
Qualityの松案になればもちろん高くなりますし、梅案になれば比較的抑えられます。他に影響がある要素を上げてみます。

・コストが上がる要素
発注からの納期が短い場合。
既存の店舗の看板の情報が残っていない場合。(全店舗調査が必要になる)
工事日(調査日)の日程が営業時間NG等制限が多い場合。

・コストが下がる要素
発注からの納期が長い場合。
既存の店舗の看板の情報が残っている場合。(全店舗調査が不要)
工事日(調査日)の日程をある程度自由に組むことができる場合。

もちろんこれですべてではないですが納期に関しては後述しますが、現状の情報と工事(調査)日に自由度があるとコストが下がり、ないと上がるといった感じです。

Delivery(納期)

コスト同様にQualityの松案になればもちろん納期伸びますし、梅案になれば比較的抑えられます。納期が短ければコストは上がり、長ければコストは下がると書きましたが、逆にコストかけてもらえれば納期を短縮できるということでもあります。

他に影響する要素ですが、コストの所でも記載しましたが情報ですね。ここが事前にそろっているかいないかで雲泥の差となります。ないのであればそこを集めることがまず最短の道の一歩となります。

あとこれを元も子もないという感じですが、QCDすべてにおいてこのプロジェクトを実行するプロジェクトマネージャーの手腕と当事者意識で本当に結果が大きく変わると思います。

自分も本当によいものにしようとする奔走するマネージャーの姿をたくさん見てきました。GCストーリーはそのプロジェクトマネジメントを得意とするので、社内でそのような仕事は多いのですが、その頑張ってる姿を見ます。とても見ていて刺激になり、こっちも頑張っていいものにしようという気持ちになります!

きれいごとしようじゃないか

想像して書いていたらつい楽しくなって長くなってしまいました…笑
これでも全然書き足りないぐらいです笑

でも本当にこのプロジェクトが成功して世の中の人々を明るく笑顔にしてほしいなあと思いました。

このような大きなことを成そうとするとき、どうしても批判や陰口などは絶えないものだと思います。きれいごとばっかり言ってどうせ…気持ちになる人もいるかもしれません。

でも自分たちはひたすらよいと思ったことをし続けることしかできないのです。批判や陰口は真摯に受け止めるとして、考え抜いてよいと思ったことはやっていくことでしか、世の中や自分を幸せにできないのではと考えます。

GCストーリーのキャッチコピー?メッセージ?に「きれいごとをしようじゃないか」というのがあります。本当によいフレーズで自分も大好きです笑

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たとえどんなに「きれいごとだ」と言われようと、その『きれいごと』を成し遂げていこうとしている宮迫さん、串カツ田中社長の貫さん、関係者の皆さんを応援しております。

このnoteが御二方や関係者の方に直接届くことはないと思いますが(実はちょっと届いてほしいと思っている笑)、応援している人がいるということだけでもなんとか伝われば嬉しく思います。

万が一届いたらお手伝いしたいので是非お声がけを!!笑

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